スイートプリキュア 第28話
2015年2月7日に放送された、スイートプリキュア28話の感想です。
↓続きからどうぞ
※音符集め再開
冒頭は森の中で音符探しを頑張る響達のシーンから。何かを見つけた響が勢い良く
網を振り下ろすと、音符ではなく大きなカブトムシをゲットする。エレンは初めて
見るカブトムシに少し怯え、奏は大型サイズのカブトムシを捕まえた響をベタ褒めした。
しかし音符と関係ないものを捕まえている場合ではないとハミィは怒り、せっかく
捕まえたカブトムシを手際よく網から外して逃してしまう。そうこうしている内にエレンが
音符を1つ捕まえ、それを見たハミィは早速シリーに音符の回収を依頼する。
だがやけに元気のないシリーを見てハミィは心配するが、シリーは気丈に振る舞い
元気一杯をアピールして、エレンの捕まえた音符を収納した。しかし他のトーン達も
元気が全く無く、夏バテしたのでは心配する響達。ハミィはそんなトーン達の姿を
見て、彼らを元気づける為にもっと音符を集めよう、と意気込むのであった。
カラ元気のフェアリートーンたち
※晩夏への想い
すると響達の近くで少年の大きな声が聞こえ始める。少年3人のうち1人の男の子が
大きなカブトムシを捕まえたと、誇らしげに他の少年に見せびらかした。しかし
それは自分が捕まえたカブトだと悔しがる響・・ するとカブトを持った少年は
これを学校が再開したら、他の同級生に自慢してやるぞと嬉しくて堪らないようだ。
その言葉を聞いた奏は、夏休みの終りが近いのを感じ取る。響も、気がづけば
あっと言う間に夏休みが過ぎていったと思い、終わりゆく夏を惜しみ始める響と奏。
その会話を後ろで聞いていたエレンは、いきなりビックリして2人にこう尋ねる。
「夏休みって・・・終わっちゃうのー?!」
と、夏休みが永遠に続くと勘違いしていたエレンw だが近くにあるヒマワリは
枯れ始めており、否応なしに季節は秋へと移行していくのが感じ取れる。
自分のカブトムシを採られて悔しがる響
※学校の楽しみ
その後、場所を調べの館に移し、アイスを食べながら「学校」についてエレンに
語る響と奏。夏休みが終わればソフトボール部の大会が始まると話す響に、学園祭に
向けて、新作のケーキをスイーツ部の皆と考える予定だと話す奏。それを聞いたエレンは
夏休みが終わるのは寂しくないのかと尋ねると、寂しさはあるが夏休みと違った
楽しみが学校にはあるし、久しぶりにクラスのみんなや部活の仲間たちなど、色んな
友達に会えると語る響と奏。それを聞いたエレンは「友達」とポツリつぶやくのであった。
すると奏が、夏休みの宿題は終わったのか尋ねると、今年はバッチリ終わったと笑顔で
語る響。おそらく例年なら奏に泣きついて宿題を聞いているのではと想像できるw
続けて「私だって成長しているのだよ奏クン」と、したり顔で自慢する響であった。
いつもの私とは違うのだよフフン
※言えない秘密
するとエレンは恐る恐る2人に声を掛け、真剣な表情をして「私も学校に行きたい!」
と驚きの発言をする。と、ここで3人のやりとりを見ていた音吉さんは、エレンに
向けて真剣な眼差しを送るのであった。 いったい何のために・・・?
その後、日差しの照りつける町に出た響と奏は、明日から学校とは思えない暑さに
呆れ気味。すると一緒に歩いていたフェアリートーン達が円陣を組み、以前トリオ
から音符を盗られた事を話すべきではないと確認、そして3人に気付かれぬよう
盗られた音符を自分達で取り返そうと意気込むトーン達。しかしその話し声が少し
聞こえたのか、ハミィがレリーに尋ねると、トーン達は慌てて散開し、今日は元気が
無いから家で休ませてもらうと話す。ハミィはそれを了承しトーン達に手を振るのであった
音符が無いのを悟られてはいけない(戒め)
※悲願成就
そんなトーンのやり取りを知ることも無く、先を歩く響と奏。2人はエレンが学校に
行きたいという希望をどうするべきが考え、ひとまず響は学校の先生でもある父親に
なんとか出来ないか相談してみると語る。奏もそれに納得し、なんとかエレンが学校に
入れるといいな~ と思ったその時、急に目の前から駆け足で向かってきたエレン。
一体何事かと2人が尋ねると、エレンは荒くなった息を整えて、満面の笑みで
自分が学校に入れることになった!と喜ぶ。その言葉に2人は衝撃を受け、どういう
経緯で入れたのか問うと、今日の朝に音吉さんから学校の制服とカバンを手渡され
学校に行けるよう手筈を整えてくれたと語るエレン。2人はその話を聞いて、自分の
一存で学校に入れられる音吉さんの権力に驚き、改めて彼の謎が深まるのであった。
そんな音吉さんの謎はさておき、結果的に学校への入学を果たせた事を喜ぶ響。
エレンも入学を喜びつつも、分からない事への不安もあると複雑な心境だ。それならば
自分達が学校について教えてあげると奏が語ると、エレンはホッと喜ぶのであった。
エレンの望みをあっという間に叶えてくれた音吉さん
楽しみでもあり、少し不安でもある。
※リーダーの交代制
場面は変わり児童公園で良からぬ考えを話しているトリオ・ザ・マイナー。
前回の「トロイの木馬作戦」は失敗に終わり、今回は「飛んで火にいる夏の虫」と
更に長くなった作戦名を公表するバスドラ。 しかしバスドラ→バリトン と
リーダーを交代してきたのだから、今日はファルセットがリーダーのはずでは と
バリトンが尋ねると、自分がリーダーをやるのだとバスドラが聞かないので、しょう
がなく譲ったと答えるファルセット。そんな2人のやり取りにバスドラは怒りだし
自分の作戦を聞け!と声を荒らげる。そしてバスドラは紙芝居風に作戦の全容を
語り始めた。まずトーン達から奪い取った、音符の詰まった瓶をプリキュアたちは
必ず取り返しに来るので、わざと音符の入った瓶を、堂々とこの公園に置く。
すると音符に釣られた3人は、瓶に手をかけようとするので、その瞬間を見計らい
上に隠していたゲージを一気に落とし、3人を閉じ込めて逃げられなくしてしまう!
と、持っていた紙を頭で破りながら、激しく興奮して2人に説明するバスドラ。
それを聞いたファルセットもバリトンも、やや強引過ぎるこの作戦に少し呆れつつ
取り敢えず言う通りにさせておこうと考え 「凄い作戦~(棒読み)」とハモって
褒め称える。バスドラはその賞賛に満足し、首に掛かった紙をクルクル回すのであった。
バスドラ「上からゲージが落ちてきてぇ‥ キャータスケテー!!(裏声)」
※メモ魔エレン
トリオが変な事をやっている間に、響達は調べの館でエレンに「中学校」の
イロハを教えていた。学校とは‥午前に授業を行い、昼食を挟んで午後も授業、そして
部活があると話す奏。すると横から響が、昼食は晴れた時に外で食べるのが楽しみだ
と語ると、律儀なエレンは、聞いた事の全てを念入りにメモっていく。続けて奏が
学校には時々「運動会」「学園祭」「遠足」のイベントがあると解説、しかしそれを
解説する奏の想像が、自分に都合の良い妄想になっているのはいささか笑えるw
すると奏は、細かい事は追々覚えていけばいいので、まずは入学時の自己紹介を
練習するのが先だと語る。しかし「自己紹介」が何の事だか分からないエレン。
それを聞いて奏は、入学時にクラスの皆に挨拶をするのが自己紹介だと説明した。
明らかに都合の良い妄想をしている奏
※ダブルボケ(1)
さっそく自己紹介の見本を奏が見せようと思ったら、急にハミィが登場して
自分の名前を勝手に名乗り始めてしまう。エレンはそれすらも律儀にメモしたが
ハミィの名前くらい知っているでしょ・・と響から呆れられる始末。
ハミィの自己紹介はなおも止まらず、幸せのメロディを完成させること、その為に
頑張ってくれているフェアリートーンという仲間達がいる事を紹介するが・・
どういう訳か、近くに居たはずのトーン達が誰もおらず不思議に思うハミィ。
すると響が、トーン達は家で休んでいるのではと話す。 それを聞いたハミィは
そういえばそうだったと、言われるまで完全に忘れている天然っぷりであった。
トーンを心配していた奏は、やれやれといった感じで呆れ気味。それでもハミィの
紹介は止まらず自分はカップケーキが大好きだと話し、それをまたメモるエレンであった。
エレン「名前はハミィ・・カップケーキが大好き っと・・」
※ダブルボケ(2)
なおも止まらないハミィの紹介、続けて自分の肉球は触り心地が良いと自慢し
奏は頻繁に自分の肉球を触っていると語る。流石にこれは奏も顔を真っ赤にして
そんな事は言わなくていいと恥ずかしい様子。エレンはまたもやそれをメモ(略)
すると響は、ウケ狙いで歌でも歌えばどうかと提案。ハミィはそれを聞くと、いきなり
1匹勝手に歌い始め、その事を奏にたしなめられてしまう。エレンはそれもメ(略)
場面は公園に変わり、休んでいたはずのトーン達が音符を発見と大喜び。しかし
どう見てもダンボールに書かれたバレバレの偽音符‥これはもちろんバスドラ達の罠で
偽音符を釣り竿に垂らし、トーン達が近づくのを今か今かと待っているのであった。
明らかに罠丸出しだが、トーン達は気づかない。
※トリオとトーンの争い
本当はプリキュア狙いでこの罠を設置していたが、トーン達を捕まえたほうが
音符も増えるし響達も変身出来ない利点を考えれば、結果オーライだと喜ぶバスドラ。
その間にレリーが樹の下に置いてある音符入りの瓶を発見。早速沢山の音符を
見つけて大喜びし、みんなで運ぼうとしたその時、頭上からいきなりゲージが落下し
トーン達は全員まとめて捕まってしまう。それを見たトリオ達は罠の成功に大喜びしたが
ゲージの隙間が大きすぎて、トーン達は簡単に隙間から抜けだして逃げてしまう。
トリオ達はそれに驚きつつも、3人で一斉に念力を発し、逃げるトーン達を引き寄せ
3つのトーンを捕獲した。しかし喜んだのも束の間、残りのトーン達が力を合わせて
トリオに攻撃し、その間に捕まったトーンを逃してしまい、結局全員に逃げられてしまった
トリオの魔の手から仲間を救い出すトーン達
※繰り返される声
その間にも奏の自己紹介に関する説明が調べの館で続いており、エレンのメモは
沢山の文章で埋められていた。奏は、自己紹介の時には皆によく見えるよう、黒板に
大きく名前を書くのが大切で、その後、自分の事を話す必要がある、と細かい指導を
行う。しかし「自分の事」と言われても良く分からないエレン。すると横に居た響が
何でもいいからー と話している途中で、いきなり例の「謎の声」が響をまた呼びかけ
始める。響は奏に呼ばれたのかと思ったが、呼んではいないと答える奏。しかし
確かに呼ばれたのに‥と響が語ると、エレンはそれをオバケと思いこみ、怖いことを
言わないで!と怯えてしまう。これは一体何なのかと響は悩み、ふと後ろを向くと
音吉さんが修理で歩いている姿を発見。もしかして音吉さんが謎の力で呼びかけて
いるのでは‥?と思ったが、声はどう聞いても女性だったので、流石に違うだろうと
考える響。すると奏は、響も夏バテで幻聴が聞こえたのでは?とこの話題を締めに
かかり、自己紹介に関する疑問はこれで大丈夫か?とエレンに問いかける。
やっぱりオバケがまだ怖いエレン
※それぞれの努力
するとエレンは不安な表情を浮かべ、考えれば考えるほどに本番で上手くやれる
のか心配になってきたと話す。それを聞いた奏は、上手くやる事ばかり考えるよりも
自分の気持ちをしっかり伝えるのが大事だと説得。響もそれに同意し、いつも通りの
エレンを見せれば、皆もエレンが好きになるだろうと励ます。そう言われてエレンは
少し元気を取り戻し、2人に感謝するのであった。 そしてその日の夜、自分の部屋
で何故か裁縫をしている奏。裁縫は得意なのか、器用に縫う姿がそこにはあった。
そして今度は響の部屋に場面は変わり、こちらも同じく裁縫をしている姿が・・
しかし響は逆に不器用なのか、自分の指をうっかり針で刺して怪我してしまった。
次はエレンの部屋に場面は飛び、明日の入学に向けて自己紹介を練習するエレンの
姿が・・ 三者三様にそれぞれ夜遅くまで努力し、夏休み最終日が終わりを告げる。
丁寧に沢山書かれたエレンのメモ帳
※嬉しいサプライズ
次の日、久しぶりに制服を着て歩く響と奏。 響は「アレ」を作って来たのかと
奏に尋ねると、ちゃんと作ったと答える奏。逆に響に聞き返すと、響は指に貼った
絆創膏を見せて(怪我しながらも)なんとか作ってきたと答える。
すると2人の前を歩く制服姿に身を包んだエレンを発見、すぐさまエレンに掛け
寄った2人だが、振り向いたエレンの顔は酷くやつれて、目の下にクマが出来ており
おはようの挨拶も全く力がない状態であった。一体どうしたのかと2人が尋ねると
昨夜緊張の余り眠れなくなってしまったと語るエレン。すると2人はそんなエレンに
向けて両手を差し出し、手作りのプレゼントを手渡した。そう、昨晩2人が縫って
いたのはこのハンカチとペンケースだったのだ。 奏がお守り代わりに使って欲しい
と話すと、エレンは疲れた顔も吹き飛び、一気に笑顔に変わって2人に感謝する。
そして元気の出たエレンは「私のビートはもう止められないわ」と決め台詞を叫び
いよいよ記念すべき入学初日、聖アリア学園へと歩を進めるのであった
エレンの為に作ったプレゼント
※黒川エレンの華麗なる自己紹介 その1
そして遂に入学を果たしたエレンは、響達と同じクラスの2-Aにて自己紹介を開始。
・・・が、黒板に「黒川エレ」と名前を大きく書きすぎてしまい、最後の「ン」が
極端に小さくなってしまう。確かに大きく書くように言った奏だが、流石に限度が
あるだろうと呆れ顔。続けて、先生が自己紹介をするようエレンに告げると
エレンは元気よく返事し、今度は手に持っていた巻物を一気に開く(長すぎw)
そして予め書いていた紹介文を読むエレンだが、声量があまりにもデカ過ぎて
聞いている生徒達は耳を塞いでしまう。すると先生は「もう少し小さい声で」と
やんわり注意し、それをエレンは素直に聞き入れる。そして好きな食べ物は
カップケーキ、好きな色は青、好きな動物は猫だと紹介を続ける・・が
これは昨日、ハミィが参考例として言った内容と全く一緒だと奏は気づいてしまう。
何もかもがオーバーなエレンの自己紹介
※黒川エレンの華麗なる自己紹介 その2
エレンは続けて「音楽のあふれるこの町が大好きで、この中学校に入ることが
出来て、嬉しいです!」と読み上げる。それを聞いた響は、これはナイスな文章だと
コッソリ指を立ててエレンを褒める。そして、自分は歌が好きなのでご挨拶代わりに
ここで一曲歌いたいと語るエレン。確かに歌ってみては?と響は言ったが、その場の
軽いノリで言った発言なのに、エレンが本気で受け止めていたのを驚く2人であった
そしてすぐさま2人はエレンに向かって手話、というか両腕を交錯させて「バツ」の
マークを見せつける。しかしエレンはそれを「自分への応援」と勘違いし、大きく
息を吸い込み、歌い始めた瞬間 先生から「歌はまた今度」とやんわり拒否され
エレンもその言葉を素直に聞き入れる。こうしてエレンの自己紹介は無事?終了した。
黒川エレン、一曲歌います!
※人気者エレン
その頃、謎の自転車で加音町上空を走るトリオ達。折角トーン達を捕まえたのに
逃げられてしまい、腹をたてるバスドラ。他の2人はそれを聞いて「逃げられた~」
とハモってからかうが、バスドラは更に怒りだしてバリトンとファルセットを怒鳴りつける。
バスドラは、こうなった以上は少しでも音符を集めるぞと命令すると、2人は渋々
その命令に従うのであった。さて自己紹介と朝の授業が終わり、休み時間となった
響達のクラス。2-Aの生徒達はさっそくエレンの席を取り囲み、次々と質問を浴びせる
ここで久しぶりに登場してきた西島和音は、どのようなスポーツが好きかとエレンに質問。
他の生徒達も、自分もネコが好きだと語り、エレンはその対応に右往左往してしまう
響と奏はエレンに近づきたいが、生徒が取り囲んだ為にエレンに近寄ることすら叶わない。
ちなみに和音は2-Aの生徒ではありません・・
※愚直過ぎるエレン
そんな状況でエレンは困惑しながらも、スポーツは何でもやってみたいし、ネコは
黒猫が好きだと律儀に返答する。すると質問した子は、なぜ黒猫が好きなのかを
尋ねると、「だって、わたし黒猫だったし」とトンデモナイ爆弾発言をするエレンw
離れて聞いてた響は、その言葉をかき消すように大声を張り上げ「UFOが~!」と
絶叫。その甲斐あってか、一番ヤバイ台詞は、何とかかき消すことが出来た。
今度は1人の男子生徒がエレンに、以前はどこへ住んでいたのかを質問すると
「マイナーランド。でもその前はメイジャーランド・・」と、またもや正直に
答えてしまったエレン。そしてまたその言葉をかき消そうと今度は奏が大声を
張り上げて、今度もどうにかエレンのセリフを生徒達に聞かれるのは回避された。
セリフを聞き取れなかった男子生徒は、もう一度答えを聞こうとするが、ここで
響と奏はエレンの近くに寄り、次の授業の準備をしようと提案して質問を終わらせ
ようとする。それを聞いた和音は、まだ質問したいのにと不満を述べるのであった。
ハイハイみなさーん、質問はヤメヤメ~
※体力の限界
するとエレンは急に席を立ち、大声で「皆と仲良くなりたい!」と叫びだす。
しかしその直後、エレンの視界はドンドンぼやけ始め、遂には倒れてしまった・・・
そしてエレンが目を覚ますと、いつの間にか保健室のベッドに横たわっており
隣には響と奏が心配そうに眺めている。 すると奏が、保健の先生から聞いた話に
よれば寝不足による過労‥つまり昨日の緊張と不眠が原因であったとエレンに語る。
するとエレンは暗い顔をして、みんなと仲良くなる為に、せっかく自己紹介を
頑張ったのに、こんな事になってしまって‥と落胆してしまう。しかし響は
エレンの自己紹介は大成功で、一生懸命な気持ちが皆に伝わったよと励ます。
過労により倒れてしまったエレン
※見守る人々
奏もその意見に同意し、席を立って後ろの窓を開けると、先程の生徒達が保健室の
外でエレンの様子を心配そうに眺めていた。その光景を見てエレンが驚くと
生徒達はエレンの体調を気遣ったり、質問責めした事などを詫びるのであった。
するとエレンはそんな事は無いと笑顔で語り、少し間を置いた後、顔を赤らめて
心配かけた事を謝り、こんな私だけどこれからも宜しくお願いしますと頭を下げた。
それを聞いた生徒達は、みんな笑顔になり、困った時はいつでも助けるからと
心強いメッセージをエレンに伝えるのであった。こうしてエレンの自己紹介は
色々ありながらも、結果的に皆と仲良くなる事に成功し、それを喜ぶ響と奏。
そして同じく保健室の外に居たハミィも、エレンの成功を密かに喜ぶのであった。
エレンの言葉に喜ぶ和音達
※パターン化した展開
その時、ハミィは保健室の中に置いていた救急箱に、音符が付いているのを発見。
するといつの間にか背後に立っていたトリオ・ザ・マイナー。流石に毎度おなじみの
横取り展開にハミィも気付き、音符を盗るなと警戒するが「うるさいニャー」と
バスドラに語尾を真似されて、挙句の果てに救急箱ごとネガトーンに変えられてしまう。
突如現れたネガトーンに、保健室前に居た生徒達は大慌てになり、散り散りに逃げ
出してしまった。それを見たエレンは、ベッドから急いで起き上がり、自分の大切な
友達を怖がらせるトリオに憤る。響も奏もその気持に共鳴し、3人はキュアメロディ
キュアリズム・キュアビートへと変身を遂げた。しかし変身前に呼ばれたトーン達は
かなり体力を失っているようで、そこにいつもの元気は全く無かった。
何故かハミィの語尾を真似するバスドラ
※ネガトーンの本気
変身後、救急箱のネガトーンは箱の中から錠剤の爆弾を大量に浴びせ始める。
3人は息を合わせてハイジャンプし、迫り来る錠剤を見事に回避。そのまま3人
同時にハイキックを決めて、ネガトーンの姿勢を崩し、地面へ倒す事に成功した。
勢いそのままにもう一撃を決めようとしたメロディだが、ネガトーンの目が妖しく
光ったかと思うと、いきなり大きな包帯がリズムの足を絡め取り、そのままリズムは
逆さ吊りにされてしまう。他の2人がリズムを心配していると、ネガトーンは隙を
ついてメロディ・ビートにも包帯を巻きつけようとする。 足の早いビートは包帯を
交わしたものの、メロディはあっという間に絡め取られてしまった。さっそく2人を
捕まえたバスドラは誇らしげに笑い、パワーアップしたネガトーンの力を思い知れと叫ぶ。
包帯に巻き取られてしまったメロディとリズム
※予想外の出来事
ネガトーンは残ったビートにも再度、包帯を巻きつけようとする。そして同じように
素早く回避し続けるビートだが、遂に捕まり身体を締め付けられてしまう。その様子
を見たバスドラは大いに喜んだが、ビートはそのまま身体を高速で回転し続けて
身体にまとわりついた包帯を引きちぎったかと思うと、そのままの勢いでネガトーンに
強烈なカカト落としをお見舞いする。そしてビートは返す刀で囚われたメロディと
リズムの包帯を切り裂き、2人を無事救出する事が出来た。 普通に攻撃していては
埒が明かないと思った3人は、大技を決めようと考える。そしてメロディ・リズムは
ベルティエを取り出してミリー・ファリーを召喚。ビートもラブギターロッドを
取り出してソリーを召喚・・・ が、しかしトーン達は遂に動く気力も無くなってしまい
3人の呼びかけに答えることが出来ず、バタリとその場に倒れこんでしまった。
力尽きて倒れてしまったフェアリートーン達
※ピンチの時には
倒れたトーン達にハミィは駆け寄り、大丈夫かと心配する。その呼び声にミリーが
何とか立ち上がり、プリキュア達に申し訳ないと謝罪した。するとバスドラは大笑い
して、こうなるようにトーン達を弱らせておいたのだと、自分の作戦を自慢する。
しかしバリトンとファルセットは「作戦通り」という言葉に疑問を持つのだが・・w
プリキュア達は倒れたトーンを見て心配するが、ネガトーンが迫ってきたので
自分達で片付けなければと考える。そして一斉にジャンプしてネガトーンに攻撃を
食らわせようとしたが、逆にネガトーンの絆創膏による攻撃を喰らい、そのまま
ネガトーンの腕に貼り付けられたプリキュア達。そして残りの腕を使ってネガトーンは
プリキュア達を握りつぶそうとした・・その時!久しぶりに聞いた「ドドリー」の
声が響き渡る。それを聞いたトリオが見上げると、屋根の上にキュアミューズの姿があった。
捕まえられて大慌てするプリキュア達
※Rainbow Keyboard
ミューズは即座に「七色の鍵盤」を取り出し、プリキュア達に向けてそれを発射。
するとプリキュアを貼り付けている絆創膏も七色に光りだし、これを見たメロディは
今がチャンスと2人に告げ、粘着力の弱った絆創膏を3人とも切るのに成功した。
そしてミューズはもう一度、鍵盤を使って今度はネガトーンに発射。
たちまちネガトーンが七色の鍵盤に包まれると、ドドリーはプリキュアに向かって
「今ドド!」と呼びかけた。 ここでメロディとリズムは、お互いを見つめて
アイコンタクトをした後に、久しぶりの「パッショナートハーモニー」を発動。
2人は手を鳴らして足を合わせ、お互いの手を握ってそのまま腕を空に向ける。
するとハートのトーン記号が現れ、それが回転すると強烈なエネルギーが生み出されて
ネガトーンに直撃。 ネガトーンは浄化され、元の救急箱に戻った。
2人の友情度がこの技の破壊力と比例する
※音符がない!
そしていつも通り、負け惜しみの台詞を残して去っていったバスドラ達。
プリキュア達はそんなのを気にする事もなく、目線は倒れたトーン達に向けられて
いた。ハミィは元気のないトーン達の為に、音符の浄化アクションを起こして
採れたての音符をドリーに収納させる。これでまた幸せのメロディに一歩近づいた
かと思ったら・・・ なんと、ドリーの中身は今入れた音符1つしか入っておらず
今まで貯めた音符が全く無い事に気づいたハミィ。するとドリーは今まで隠していた
トリオに音符を盗られた事を告白する。ハミィがその事に驚いていると、ミューズの
横に居たドドリーは、フェアリートーン達がトリオから盗られた音符を取り返そうと
必死になって、頑張りすぎた結果、疲労が溜まって倒れてしまった事を語る。
精根尽き果ててしまったトーン達
※判明した声の主
そう言われてメロディは、トーン達が最近元気が無かったのを思い出す。
自分達が見ていない所で、そんなに頑張っていたトーン達に申し訳なく思い
シリーを手にとって、指で慰めるメロディ。 するとまたメロディの脳裏に
あの「謎の声」が呼びかける・・ メロディはミューズに向かって、この声は
一体何なのかと尋ねると、ドドリーは「きっと、クレッシェンドトーンドド」と
答え、ようやく誰が呼びかけているのか、名前だけ分かったメロディ。
すると「クレッシェンドトーン」はメロディに向かって大切な事を告げる。
((響‥フェアリートーンは弱っているわ・・・もう、時間がない!))
そう言われたメロディは、空に向かって一体どうすれば良いのか問いかけた。
ミューズ(ドドリー)は、なぜこの事を知っているのか?
※クレッシェンドトーンの誘い
すると、いつもなら呼びかけには反応しないこの声も、今回は続けてこう語った。
((3人共‥ハミィと一緒にメイジャーランドに来なさい‥))
そう言われたメロディは驚き、呆然としてしまう。
未だに(響と奏は)訪れた事の無いメイジャーランド。
クレッシェンドトーンなる声の主は、一体なぜ何度も自分の名前を呼び
メイジャーランドに訪れるよう呼びかけたのか?
そもそも、どうやってメイジャーランドに行けるのか?
そしてクレッシェンドトーンとフェアリートーンとの関係は?
メロディは空を見上げるも、その謎は深まるばかりであった・・・
呆然とするメロディ、そして珍しく最後まで居るミューズ。
※あとがき
本文が長すぎたのであとがきは簡素にします。
夏休みが終わり、自分も学校に行きたいと急に言い出したエレン。そんな彼女の
願いを音吉さんは簡単に叶えてくれた。そして学校に関する説明を響と奏から
聞いて真剣にメモするエレンであったが、緊張のあまり不眠になってしまう。
肝心の自己紹介では、言われたことを額面通り、いやそれ以上に受け止めすぎた
エレンの暴走が止まらない。こうして見るとハミィを天然の子猫ちゃんと小馬鹿に
してきたエレン(セイレーン)であったが、エレンも負けず劣らずその「生真面目」さが
仇となり、結果として天然のハミィ以上に周りを翻弄させてしまうという事が良く
分かりました。そういう意味ではエレンとハミィの性格は、表面上こそ反対に見えますが
根の部分では全く同じ。だからこそ、ここまで仲良くやってこれたという気もします
さて戦闘では辛くも勝利したプリキュア達でありましたが、フェアリートーン達は
音符を根こそぎ奪われ、それを取り返そうと頑張りすぎて精根尽き果ててしまいます
その時メロディの頭に呼びかけてきた謎の声。隣に居たミューズに尋ねると直ぐに
「クレッシェンドトーン」なる相手が呼んでいると答えてくれました。しかしなぜ
ミューズはその事を知っているのでしょうか?彼女の謎は深まるばかりですね。
それでは29話で~ ノシ