スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第48話 (終)

平成27年6月27日に放送された、スイートプリキュア48話(終)の感想です。

 

いよいよBS11の再放送も最終回を迎えました。ここまで頑張ってこれたのもひとえに

皆様の応援と、常日頃からアクセスして頂いたお陰です。心よりお礼を申し上げます。

 

↓ それでは続きからどうぞ

 

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※浮かない勝利

 

前回、遂にプリキュア達とノイズの長く、激しい戦いは終わりを告げた。

ノイズの最期はプリキュア達と和解し、この上ない笑顔で彼は浄化されていった。

正に喜びと悲しみが1つになり、全ては丸く収まったかのように見えた・・・が

 

終戦後、世界を救った響達は、ノイズの攻撃で廃墟と化した調べの館に集まっていた。

 

みんながいつも大切にしているピアノの横では、奏とアコが何やら真剣な表情で考え

込んでいる。それとは対照的に、エレンはギターをどこからか取り出してきて、弦の

調整に余念が無い様子。そして館の奥で探しものをしていた響は、自分の両手一杯に

 

カップケーキを抱え、これだけ石化されず、無事に残っていたのを驚き、喜んだ。

それもこれも、人間界でノイズが攻撃を仕掛けた時、音吉さんがパイプオルガンで

バリアを作り、自分達を含めて、この周囲が石化から守られたからと奏は語る。

 

今エレンが手にしているこのギターも、館の奥から無傷で見つかった楽器だったのだ。

 

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なぜか勝利の余韻すらない4人、その顔に明るさは無く何か悩んでいるようだ。

 

 

※沈んだ心

 

それを聞いた響は少し嬉しくなり、一緒に食べようよと手持ちのカップケーキを

3人に配った。奏・アコ・エレンはその気遣いに感謝したが、3人は貰ったカップ

ケーキ食べようとせず、ひたすら何かを考えている。そして、奏の視線の先には・・

 

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あの「伝説の楽譜」と、小さな布団に眠り続けているハミィの姿があった。しかし‥

 

 

アコによると、ハミィは意識を失っているのか、丸一日起きていないようだ。

するとソリーは、幸せのメロディをエレンが代わりに歌わないのか?と訪ねてきた。

どうやら音符は既に戻っており、後はどちらが歌うのかを待っている状況であった。

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エレンが歌ってくれれば、きっとハミィも目覚めるだろうと考えたソリー。

 

 

 

※あの時・・

 

 だがエレンは自分よりハミィが歌わなければ‥とこれを辞退する。それにノイズとの

戦いで、あれだけ身体を張って戦ってくれたハミィを差し置いて、自分が歌うなど

エレンには到底出来ないことであった。すると響は食べかけのケーキを眺めながら

 

ノイズとの戦いの終盤を振り返っていた。メロディは最後にノイズの指を掴んで

あれだけ意固地だったノイズを笑顔に変えた。しかしノイズの浄化後、ハミィが

まだ戻っていないことに気づいたメロディ。するとその上空でバラバラになった

 

全ての音符、伝説の楽譜、そしてハミィの姿がそこにはあった。ハミィがあれだけ

ノイズの身体の中にいて無事だったのは、伝説の楽譜に守られていたからだと語る

ビート。しかしハミィはノイズとの戦いで、殆どの体力を使い果たしていたのだった。

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ノイズが浄化された直後、ハミィと楽譜と音符は空中に散らばっていた。

 

 

※起きてよハミィ

 

それでもハミィは最後の力を振り絞り、両手を叩いて全ての音符を一斉に呼び寄せた。

するとバラバラの音符は、まるで魚群のように統率のとれた動きを見せながら

1つも余すこと無く伝説の楽譜に戻っていった。そして完成した楽譜をハミィは見て

 

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音符が全部・・集まったニャ‥!」と息も絶え絶えになりながら喜んだ。

 

しかしその言葉を最後に、ハミィの意識は遠のいて、そのまま地面に落下して行く。

だが、ここで完成した伝説の楽譜は、暖かな光と共にハミィを優しく包み込んだ。

 

その光景に見とれていた4人が「ハミィ!」と思わず叫ぶと、それとば別に自分達の

周りに3体の石像が急に落下してきた。4人は驚いて何事かと周りを見渡すと、なんと

ノイズに吸収されていたバスドラ・バリトン・ファルセットの石像がそこにはあった。

 

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そして最後にゆっくり降りてきたハミィと楽譜を、プリキュア達は急いで取り囲む。

4人はハミィを起こそうと何度も呼び掛けてみるが、ハミィは全く目を覚まさない。

荒廃したメイジャーランドに、メロディの「ハミィ!」という悲痛な大声が響き渡った。

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伝説の楽譜に守られて降りてきたハミィ、しかし意識は回復しなかった‥

 

 

 ※エレンの歌

 

そんな出来事があって現在に至るのだが、響はカップケーキを眺めながら、ハミィが

幸せのメロディを歌ってくれたら‥と小声で呟く。それを聞き取れなかったエレンが

何を言ったのか尋ねると、響は首を横に振り、ハミィが目覚められそうな元気な歌を

 

エレンに歌って欲しいと頼み込む。エレンはこれを快諾し、早速手持ちのギターを

構え、髪をかき上げて演奏の準備に取り掛かった。響がそれを子供のように頬杖を

ついて眺めていると、エレンはギターを軽く数回叩き、静かに演奏を開始する。

 

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それはとても軽やかなギターの音色で、エレンの美しくも儚い「ラララ‥♪」という

歌声が調べの館を包み込む。アコはそれを聞きながら少し笑顔を取り戻し、奏は目を

閉じて真剣に聞き入っていた。そして響は頬杖をつきながらノイズの言葉を思い出す。

  

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    ー お前達がいる限り、私は消えることはない。

      楽しい事があれば、同じように同じだけ、悲しいことがある。

       その悲しみの中から私は生まれた。私は、悲しみそのもの ー

 

      「お前達がいる限り、私は永遠に生まれ続ける・・」

 

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喜びと悲しみを織り交ぜながら力強く歌うエレン

 

 

 

※謎の空間

 

響はそんなノイズの深い言葉を、エレンの歌を聞きながらふと思い返していた。

そして、響は眠り続けているハミィを心配し、早く目が覚めて欲しい、早く世界を

ハミィの幸せの声で包み込んで欲しい、と目を閉じて心の中で強く願っていた。

 

そして響がふと目を開けると‥ 

一体何が起きたのだろうか? 響の周り一面が不思議なことに花畑に変わっていた。

これは夢なのか何なのか‥ しかしエレンの歌声はしっかりと響の耳に届いている。

 

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全く事態が飲み込めない響だが、花畑の中から急に聞き覚えのある声が聞こえてきた。

あっ、ハミィだ! いつの間に目が覚めたのか? 響はそんなことを考えながら

ハミィの元に駆け寄った。しかし響がハミィを呼び掛けても、どういう訳なのか

 

ハミィは全く相手にせず、周りの花と遊んでいる。それでも響はハミィの名前を

何度も呼ぶが、ハミィは少し離れた場所にいる蝶に気を取られて走り去っていく。

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これだけ近寄ってもハミィは全く響に気づかない。

 

 

 ※夢の世界

 

何故ハミィは自分を無視するのか‥ 響がそう思うと同時にエレンの歌は静かに

終わった。すると今度はエレンがこの花畑に現れ、この場所はどうやら、ハミィの

「夢の中」ではないかと考えた。そして次は奏とアコも登場し、ハミィの事を考えて

 

いたら、いつの間にかここに来たと語る奏。もしかしてエレンの歌を聞いて、皆の

気持ちが一つになったから「夢の中」に入り込めたのではないかとアコは推察した。

ひとまず響達は1ヶ所に集合して、アコからもっと詳しい説明を聞き出そうとする。

 

「エレンの歌の力が、ハミィを想うみんなの気持ちに反応したんだと思う」

 

3人はそんなアコの説明を聞いて、この不可解な状況に対し、ある程度は納得した。

しかしハミィの夢の中に入ったからといって、いったい私達はどうすればいいのか‥?

奏はそんな疑問をぶつけたが、響も自分に聞かれても分からないといった感じである。

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 どうやらここはハミィの夢の中みたいだが‥

 

 

 

※繋がらない会話

 

そんな響達の気持ちも知らず、ハミィは呑気に蝶と戯れたり花の香りを楽しんでいる。

するとハミィは1つひらめき、こんな楽しい時は歌を歌おうと思いついた。そこで

一緒に歌おうとハミィはセイレーン(エレン)の名前を呼んでみるが、どうやら

 

ハミィも4人の姿が見えないようだ。名前を呼ばれたエレンはすぐにハミィの近くまで

駆け寄るが、やはりハミィの瞳には映らない。ハミィはセイレーンのみならず他の3人

まで見当たらないと分かるや、響達は音符を探しにどこかへ出かけたのだと思い込む。

 

そう考えたハミィは自分も音符を探さなければと焦るが、エレンは聞こえないと分かって

いても、音符は全て集まったし、後はみんなハミィが幸せのメロディを歌うのを待って

いると語りかける。しかしその言葉は虚しく響き渡り、ハミィは4人の行方を探し続ける

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ハミィからすれば、ここは何も聞こえない静寂の世界

 

 

 

※泣かないで

 

 「みんなここにいるよ!」響はそう言ってはみるが、やはりハミィの耳には誰の声も

届かない。するとエレンは、急に先ほどの歌をもう一度「ラララ…♪」と歌い始めた。

その歌が響き渡ると、驚いたことにハミィにはその歌声だけハッキリと聞こえている

 

ではないか。しかし歌声だけ聞こえるのに肝心のセイレーン(エレン)が見当たらない

と不安になるハミィ。と、ここでエレンは自分が歌いながら、他の3人にも同じように

歌を歌うよう促した。そして4人が一斉に歌声を響かせると、ハミィは驚き耳を澄ませ

 涙声になりながら、響や奏、アコはどこにいるのかと、周囲を見渡すのであった。

 

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響「泣かないで、ハミィ」  奏「私達、ハミィのおかげで一緒になれた」

エレン「おっちょこちょいで、天然ボケの子猫ちゃんだけど」

アコ「ハミィが居ないと、何も始まらない・・」

 

4人はそう心の中で呟き、歌を歌いながらハミィにどんどん近づいていく。

一刻も早く、ハミィに目覚めて欲しい。 

4人は気持ちを1つにして、ハミィの心に強く訴えるのであった。

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4人の歌声が聞こえたハミィは落ち着きを取り戻した 

 

 

 

※おかえり

 

ハミィは姿こそ見えないが、自分を取り囲むように響く歌声を聞いていると

みんなはきっと自分の周りにいるのだと安心する。そしてハミィが目を閉じて

静かに歌を聴き入ると、4人の歌は終わりを告げ、夢の世界は徐々に消失していった。

 

 それから現実の世界に帰ってきた4人と一緒に

ピアノの上で眠り続けていたハミィはようやく意識を取り戻し、遂に目を覚ました。

 

ハミィは響達に感謝した後、こんな気持ちになれたのは初めてだと嬉しそうに語る。

「みんなの歌が、ハミィに幸せをくれたのニャ」と、満面の笑みで喜ぶハミィ。

4人はそんなハミィの言葉を聞いて、ホッと心から安らぎ、笑顔になるのであった。

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 響達の強い想いがハミィを長い眠いから解き放った

 

 

 

 ※みんなに幸せを

 

それもこれもハミィを含め、みんなの心が1つに繋がれたからと安堵する響。

するとハミィは、セイレーンが歌ってくれたからこそ、皆の声が自分に届いたと

エレンに深く感謝する。だからこそセイレーンの分まで幸せのメロディを頑張って

 

歌うと張り切るハミィ。それを聞いたエレンは「あったり前でしょ。しっかり歌って

世界を幸せにしないと承知しないわよ」と、いつもの調子でハミィに突っ込んだ。

さて、もうこれで何の心配もなく、後は歌を歌って人々を幸せにするだけである。

 

「さぁ行こう! みんなの幸せを取り戻しに!」

響が元気よく声を張り上げると、奏もエレンもアコも、そしてハミィも賛同した。

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もう4人を悩ませる理由は何も無い

 

 

 

 ※母を想う

 

準備は整った。

歌う場所は、ノイズによって石化させられた人々が多く集まっている宮殿の応接間。

その中央では最後までノイズに屈せず、人々と音楽を奏でていたアフロディテの姿が。

 

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ハミィは全ての音符が集まった「伝説の楽譜」を抱え、アフロディテの真下まで

移動する。響達はその光景を離れてみていたが、アコは石化してしまった母を見て少し

気持ちが沈んでしまう。しかし隣にいた奏はアコの肩に手を載せて、小さく頷きながら

 

心配はいらないといった感じでアコを励ました。その優しさにアコは感謝し、笑顔で

事の成り行きを見守るのであった。そしてこの応接間には、いつの間にか運ばれていた

バスドラ・バリトン・ファルセット(石化)の姿も見受けられる。

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落ち込むアコを励ます奏 と 運ばれたトリオ・ザ・マイナー

 

 

 

 ※エレンの心配り

 

するとハミィの地面から、植物のような譜面台がニョキニョキと生えてきた。

そこにフェアリートーン達が伝説の楽譜を載せて、後はハミィが歌うのを待つばかり。

 

ここでハミィは4人に向かって「いっくニャよ~」と、元気一杯に声を掛ける。

それに応えるようにエレンも「がんばって~!」と大声でハミィに手を降った。

今、まさに世界を救う直前だというのに、なんだかいつも通りの軽いノリである。

 

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 他の3人はそんなエレンをいぶかしげに眺めていたが、エレンがスッと真面目な

顔に戻ったのを響は見逃さなかった。そう、エレンは別にふざけている訳ではなく

ハミィを一番理解しているからこそ、緊張させないように明るく振る舞ったのだ。

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急に真剣な表情に戻ったエレン。

 

 

 

※ 幸 福 の 旋 律

 

 そしてしばしの静寂が続いた後、ハミィは遂に幸せのメロディを歌い始める。

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それと共に音符は活き活きと光り輝き、心地よい暖かな風が颯爽と通り抜ける

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どこか懐かしく、その透き通ったハミィの歌声は、聴くもの全ての心を震わせた。

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歌の効果は直ぐに発揮され、目の前にいたアフロディテが石化の状態から回復した。

それを見るや今まで我慢していたアコは、涙ながらに母の元へと駆け寄っていく。

その間にも音楽を奏でていた人々や、音楽隊の面々も石化が徐々に解けていった。

 

元に戻ったアフロディテは、駆け寄ってきた娘のアコをしっかりと抱きしめる。

すると周囲の人々は目で合図を送り、ハミィの歌声に合わせて演奏を再び始めた。

 

アフロディテは娘の努力を褒め称え、遂にノイズを倒せたことを大いに喜ぶ。

そんな母の言葉にアコは涙を流し、ひたすら「ママ‥ママ!」と泣き喚くのであった。

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 アコとアフロディテ 感動の再会

 

 

※メイジャーランドの三銃士

 

そんな親子の再開を離れて見ていた響と奏だが、感動の余り思わず貰い泣きしてしまう

その間にも幸せのメロディは、メイジャーランドの隅々に響き渡り、枯れた色で覆われ

ていた宮殿も、その美しい色彩を取り戻した。更に響達の横に置いていたトリオも

 

元に戻り、エレンは3人が無事に復活したのを安堵して喜んだ。3人はエレンからそう

言われ、自分達が助かったのをやっと理解して、てんやわんやの大騒ぎになる。

 

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バスドラ「ファルセット!お前も何ともないか!?」

ファルセット「はい!元通りですぅ~!」

バリトン「夢のようです・・」

 

そんな3人の微笑ましいやりとりを、エレンは満面の笑みでじっと眺めていた。

しかし次の瞬間‥! 元に戻れた3人は興奮の余り「セイレ~ン♥」と声を揃えながら

エレンに飛びかかってきた。エレンは3人の重圧に押しつぶされ「重いわ!」と絶叫。

 

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それでも3人はエレンから離れず、ギャーギャーと喚き散らし、頭にきたエレンは

「やっかましいわ!」と叱り飛ばす。今はもう上司・部下の関係ではないエレンと

トリオだが、これからもお互い、こんな関わりあいが続いていくのだろうと思われる。

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エレン(セイレーン)とトリオの妙な主従関係はこれからも続くであろう

 

 

※降り注ぐ奇跡

 

その間に感動の再開を済ませたアフロディテとアコは、歌い続けるハミィにすぐ戻る

と言葉を残し、今度は父であるメフィストの元へと移動する。そして響と奏が窓の外を

眺めると、降り注ぐ幸せのエネルギーが、メイジャーランドの全土に行き渡る様子がよく見えた。

 

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それと共に灰色の世界は、元の色鮮やかな世界に戻り、時が止まったまま

石化していた人々も1人残らず回復した。そして、ノイズによって封印されていた

音吉さん・クレッシェンドトーンも無事に復活し、その身体はメイジャーランドの

 

王宮へと移動する。響達は窓の外に移動し、巨大な虹を眺めながら、幸せのメロディの

持つエネルギーに驚いていた。まるで幸せが降り注いでいるようで、気持ちがドンドン

安らいでいく‥そしてエレンは、人間界にもこの力が届いているはずだと語った。

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 メイジャーランドの人々・音吉さん・クレッシェンドトーンと次々に復活を遂げる。

 

 

 

 ※新しい音楽を

 

その頃、意識を失った挙句ノイズに石化されていたメフィストも元に戻り、ゆっくりと

眼を開くと、そこには泣きながら自分を抱きしめるアコの姿が・・その隣には喜びの

涙を流す妻の姿もあり、こうしてメイジャーランドの人々は全て石化の状態から回復した。

 

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「これでみんな‥新しい音楽を奏られるのね」 そんな風に奏がポツリと呟くと

「もう一つの声も、きっと新しい音楽を口ずさんでくれるはず‥」と響は意味深な

言葉を口にした。そして響は、もしその「声」が聞こえたならば、自分達も鼓動の

 

ファンファーレを、それぞれの夢に向かって響かせようと、空に浮かぶ大きな虹を

眺めながら力説。奏もエレンもその言葉に同意し、今ここに新たな時代の幕開けが

静かに、しかし力強い動きで始まろうとしていた。

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空に浮かぶ希望の虹を眺め、響達は新たな決意を胸にする。

 

 

 

※救国の戦士プリキュア

 

その後、宮殿に戻った3人はアコと一緒に並んで、復活した国王メフィスト、そして

女王アフロディテから感謝の言葉を受け取っていた。プリキュア達の活躍で荒廃した

メイジャーランドは救われ、無事に幸せのメロディも完成し、全ての人々に幸せが

 

戻ったとお礼を述べるアフロディテ。すると今度はメフィストが、今まで迷惑を

掛けて本当にすまなかったと謝罪の言葉を述べた。4人はそんなことは全く無いと

言おうとしたが、横からいきなり「まったくじゃ」と喋る老人の声が聞こえたてきた。

 

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全員が声のする方向を向くと、そこには自分の肩を揉みながら後ろ姿で話す音吉さん

そしてクレッシェンドトーンの姿があった。 「この老体に無茶させおって‥」と

音吉さんが愚痴を呟くと、メフィストは誠に申し訳ございませんでしたと重ね重ね謝罪する

 

更に今度はクレッシェンドトーンから、二度とアコに心配を掛けてはいけないと

釘を差されるメフィスト。 勿論これにもメフィストは平謝りするのだが、国王と

しての威厳や立場はどこへやら、最後まで各方面に謝り続けるメフィストであった。

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反省しているメフィストに、耳の痛いことを言う音吉さんとクレッシェンドトーン

 

 

 

※セイレーンのおかげ

 

 続けてアフロディテは、ハミィが歌った幸せのメロディを褒め称え、流石は

メイジャーランドの歌姫だと賞賛する。ハミィはお褒めの言葉に感謝を述べたが

これまで頑張ってこれたのも、セイレーンが一緒にいてくれたお陰だと喜んだ。

 

ハミィを抱いていたエレンはその言葉に驚き、突っ込もうかと思ったが国王と女王の

御前でそんなことも出来ず、余りの恥ずかしさに思わず頬が赤く染まるのであった。

隣でそれを見ていた響と奏は、ハミィとエレンの微笑ましいやりとりに笑みが溢れる。

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ハミィの天然に翻弄されるエレン、なんだかんだで仲の良いコンビである。

 

 

 

※さよならメイジャーランド

 

そして遂に響達は、メイジャーランドにいる大勢の人々に見送られながら、復活した

調べの館に乗り込み、故郷である加音町へと移動を開始する。その様子は宮殿の

応接間に集まった人々も眺めており、従者のオウムは「プリキュアプリキュア!」と

 

大はしゃぎ。元の三銃士に戻ったトリオも、声を揃わせて「ありがと~♪」と感謝の

言葉を響達に向けてハモった。そしてメイジャーランドに残ると思われたアコは結局

人間界で暮らすことになり、メフィストは「もう暫くアコのことを宜しく頼む!」と

 

叫びながら、去りゆく響達に向けて手を降った。響達はそれを、調べの館の壊れた

石垣から、みんなが見えなくなるまで延々と笑顔で手を振り続ける。そして姿が見え

なくなると手を降るのを止め、メイジャーランドの人々が見せた笑顔を思い返す響。

 

すると奏は、ここまで諦めず戦ってきて良かったと呟き、自分達の信念を最後まで

貫き通せたことを誇らしく感じていた。もちろん響もその気持ちに同意して、後は

大切な家族や、大切な仲間がいる加音町へ帰ろうと張り切るのであった。

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メイジャーランドを挙げて見送られた響達は、加音町を目指して帰郷の途につく。

 

 

 

※愛しき家族

 

そして加音町に到着した調べの館は、大きな轟音と共に元の場所に無事着陸できた。

それから響達は恐る恐る外に出てみると・・ こちらも石化していた人々は問題無く

元に戻っており、みんなの楽しそうな話し声とその姿が4人の目に飛び込んできた。

 

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 すると娘の姿を見つけた母のマリアは、「響!」と元気よく声を上げた。

響は嬉しさの余り急いで両親の元へ駆け寄ったが、一体どこに行っていたのかと

尋ねられると「いやぁ、ちょっと調べの館に‥」と照れ笑いしてごまかした。

 

続けて奏も両親と無事に再会できたが、弟の奏太から何をやっていたのかと問い詰め

られる。流石にメイジャーランドで世界を救ってきたとは言える訳もなく、こちらも

「さ、さあ? 私も何がなんだか・・」と、すっとぼけるのが精一杯であった。

 

なんだが良くわからないが、取り敢えず娘が無事でよかったと安心する奏の父。

すると奏太は隣にいたアコに声を掛け「なんともなさそうだな」と一言。そう言われた

アコも、いつも通りの顔で「奏太も元気そうで良かった」と返答する。

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響達にとってはクリスマスコンサート以来の再会である。

 

 

 

※不思議な体験

 

 家族との再会がひとしきり終わった所で、今度は聖歌先輩が不思議な体験をしたと

語り始める。怖い怪獣が現れたはずなのに、気がついたらいつの間にかここにいたと

話す先輩。更に次は西島和音が、普通そんな目に遭うと不安で仕方がないはずだが

 

何故かそんな気持ちにはならなかったと当時の心境を振り返る。そして最後は王子

先輩が、あの時は満ち足りた気分というか、何も心配はいらない‥そんな不思議な

気持ちになれたと、にこやかな笑顔で語りかけた。その話を聞いていた響達は

 

”みんなを助けたい”という強い想いが彼らの心を支える結果になったのか、それとも

何か別の力が、彼らの心を安定させたのか分からなかった。しかし話を聞いてそんな

不思議なことがあるものだと、4人は口を開いたまま驚いた表情で固まった。

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聖歌先輩・西島和音・王子先輩が口々に語る不思議体験

 

 

 

※天性の聴力

 

 すると響の父である北条団は「響は歌を聴いたかい?」と突然質問をしてきた。

他の人に訪ねても誰も知らないし、聴いてないと言われたそうだが、父と母には

 "聴いているだけで幸せな気分になれる” 素晴らしい歌が聴こえたらしい。

 

それを聞いて響と奏は顔を突き合わせ、先ほどの不思議な体験の理由はがハッキリと

分かった。それはもちろん「幸せのメロディ」の歌声がメイジャーランドのみならず

この人間界にも届いたのだ。しかし殆どの人々は幸せのメロディの「効果」である

 

「石化からの回復」や「安心感」を得ただけで、ハミィの歌声そのものは聴こえなかった

ようだ。しかし音楽の天才である響の父と母は、その類まれなる聴力をもってして

幸せのメロディの歌声を、自分の耳でしっかりと聴き取れたということだったのだ。

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幸せのメロディが聴こえた団とマリア、その才能は娘の響にも受け継がれることだろう。

 

 

 

※ありがとうハミィ

 

なにはともあれ加音町の人々は全員無事に戻り、楽しい家族団欒のひと時はあっと

いう間に過ぎていった。そして日は傾き夕方になり、各々の家へと帰る加音町の人々。

しかし4人は家族と一緒に帰らず、先に両親たちを帰らせて、響達はその場に残った。

 

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「なんじゃ? なんで帰らんのじゃ?」

疑問に思った音吉さんがそう尋ねると、もう少し待ってみたいと響は返答する。

そう言われても"何を”待っているのか分からない音吉さん。すると響は石材の上に

 

腰掛け、音吉さんに向かってニッコリと微笑んだが、ますます意味が分からず謎が

深まるばかりである。すると響は話を変えて、幸せのメロディを歌ってくれたハミィに

対し、この場を借りて「皆を幸せにしてくれてありがとう」と感謝の言葉を述べた。

 

そして他の3人も声を揃えて「ありがとう」とハミィにお礼すると、ハミィはとても

喜び、改まって言われると何だか恥ずかしいと照れ始めた。しかしそうは言っても

幸せのメロディが完成してよかった・・とハミィは4人に向けてそう語るのであった。

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響達から褒められて照れくさいハミィ

 

 

 

※ 悲しみを胸に抱いて (1)

 

そんなほのぼのとした雰囲気が辺りを包んだと思った‥ その時!

「ピイィィーーーーイ!」 という聞き覚えのある鳥の声が響き渡った。

驚いた音吉さんとクレッシェンドトーンが、咄嗟に後ろを振り返ると そこには‥

 

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ノイズだ!

その姿は最初の頃みたいに小さくなって、何故か色も真っ白になってはいるが・・

彼が「永遠に生まれ続ける」と言った通り、ノイズは早くも復活してしまったのだ。

 

驚いた音吉さんはすぐに立ち上がり、またもやノイズとの戦いが始まるのか・・!と

緊張が走る。だが、音吉さんはそれ以上に驚く光景を目の当たりにするのであった。

 

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             「ピーちゃん!」

 

 

なんということだろうか、響達はごく自然にノイズの元へ走り出し、当たり前の様に

ノイズを手元に呼び寄せた。するとノイズも響の胸に飛び込み、まるで以前から決めて

いたかのような行動をとった。そして響達はノイズに向けて次のように話しかける。

 

      「おかえり、ピーちゃん。待ってたよ」

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ノイズを優しく包み込み、愛おしく見つめる響達。

 

 

 

※ 悲しみを胸に抱いて (2)

 

しかし度重なる衝撃にやや混乱気味の音吉さん。目の前にいるのはあのノイズなのに

なぜ4人は怖がること無く近づくのか‥? 音吉さんはそんな疑問をぶつけると

響達は音吉さんの方を振り向き、なぜこのような行動をとったのか語り始める。

 

響「音吉さん、いくら幸せの世界になっても

             悲しみや苦しみが全て消えるわけじゃないわ」

 

奏「私達は、ピーちゃんを受け入れた上で前に進みたいの」

 

エレン「悲しみを見ないフリをするのが、幸せとは言えないもの」

 

アコ「よく見れば可愛いよ?」

 

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そう、響達が待ち続けていたのは蘇ったノイズであった。

彼が今度、蘇ったときは必ず優しく包み込もうと、響達は心ひそかに決めていたのだ。

それは勿論、あの激しい戦いの中で気づいた響達の大切な「答え」に他ならない。

 

「ピーちゃん、これからはずっと一緒だからね」

響がそう呟くと、ノイズは涙を流してピーピーと笑顔で喜ぶのであった・・

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ノイズは4人の愛情に包まれ、喜びと共に新しい人生が始まった。

 

 

 

※新しい明日に向かって

 

 その光景を眺めていた音吉さんは、あまりの出来事に唖然呆然となってしまう。

するとクレッシェンドトーンは口を開き、彼女達は我々の想像を遥かに超える成長を

遂げたと感想を漏らす。それは音吉さんも同意見であり、ノイズが必要な存在だとは

 

全く考えたこともなかった。しかしそれでも4人が決めたことならば、これから

彼女達がどんな音楽を奏でていくのか、それを見守りましょうと語るクレッシェンドトーン。

音吉さんはその言葉に頷き、それを後ろで見ていたハミィとフェアリートーン達も

 

一緒に頷いた。そして響はノイズが揃ったことにより、これでみんな夢に向かって

進めると喜んだ。そう、ノイズが生まれ変われた様に、私達もまだまだ変われるから

新しい明日に向かって変身しよう! 響は沈む夕日に向かって元気よく声を上げた。

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4人の未来が、今まさに動き出そうとしていた・・

 

 

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                  Let’s play!

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                  Precure Modulation!

 

 

 

南野 奏

 

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あれから奏は、いつも通りの日常に戻り、夢であるパティシエに向かって努力の日々が

続いている。もちろんスイーツ部においても聖歌先輩の指導の元、新しいケーキ作りに

研鑽を積み、努力を惜しまないその真面目さは夢への大きな原動力となっていくだろう

 

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    爪弾くはたおやかな調べ キュアリズム

 

 

 

黒川 エレン

 

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あれからエレンは、加音町の広場でギターを片手によく歌を歌うようになった。その

隣には大切な親友でもあるハミィも一緒に並んでいる。一時期は自分の夢が分からず

悩んだエレンだが、やはり歌を歌うのが、彼女にとって一番幸せなのかもしれない。

 

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     爪弾くは魂の調べ キュアビート

 

 

 

調辺 アコ

 

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あれからアコは、今までと同じく小学校に通っている。しかし以前のように奏太だけ

ではなく、新しい友達と一緒に笑顔で通学していた。思えば様々な運命に翻弄されて

4人の中で一番苦労したアコだが、ようやく普通の女の子として新しい人生が始まる。

 

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    爪弾くは女神の調べ キュアミューズ

 

 

 

北条 響

 

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 あれから響は、夢であるピアニストに向けて練習の日々が続いていた。その指導には

父である北条団が付いており、響は父の指摘を素直に聞いている。あれだけ父との

確執が続いてきた響とは思えない、父と一緒に夢に向かう彼女の姿がそこにはあった。

 

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       爪弾くは荒ぶる調べ、キュアメロディ

 

 

それからしばらくして響は、加音町の音楽ホールでピアノソロコンサートを開いた。

観客には両親・友人は勿論のこと、聖アリア学園の仲間達に音吉さん、それに肉屋の

オバちゃんにハミィ・クレッシェンドトーン・そしてピーちゃんなどなど・・

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そして響は綺麗なドレスを身にまとい、堂々と1人でピアノを弾きはじめた。

繊細かつ力強い演奏ではあるが、父から教わった一番大切な「音を楽しむ」という

基本を忠実に守り、とても楽しそうな笑顔でピアノを弾き続ける響の姿が印象的だ。

 

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響・奏・エレン・アコ

それぞれの夢が、今まさに始まろうとしていた。

しかし夢に向かって1人で頑張るのではなく、大切な仲間と共に叶えていくであろう。

 

響のピアノ演奏中に降り注ぐ照明の光。

その光は、まるでこれからの未来を暗示するかのような輝かしさに満ち溢れていた。

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4人の物語はこれで終わらない。

この世界が「1つの組曲」であるように

人々の喜びと悲しみを織り交ぜながら、4人の新しい音楽が紡がれていく。

 

この世界にプリキュアがいる限り

人々はいつまでも音楽を愛し、音楽を楽しみ、音楽と共に人生を歩み続けれるだろう。

 

 

音楽・・それは我々人類にとって、幸せと喜びをもたらす女神からの贈り物。

 

だから我々は決して忘れてはいけない。

 

幸せと喜びを願う人々から音楽を守り続けた「スイートプリキュア」が居たことを‥

 

 

    届け! みんなの組曲

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           ト キュ

                

                 ~ END ~

 

 

 

↓ 感想ブログを終えて‥

 

 

 

※最後のあとがき

 

 最終回の感想は最後に相応しく、かなりの長文となりました。

色々と見せたい画像も多くて、かなりゴチャゴチャした感じになって申し訳ない。

ひとまず無事にこの感想ブログを終えて、個人的にホッとしております。

 

この回の見どころは‥というか最終回ですから全て見どころなんですけどw

やはり響達が新たに生まれ変わったノイズ(ピーちゃん)と共に生きていこうと

決意した場面でしょうか。ノイズという悪い奴をやっつけて万々歳の勧善懲悪では無く

 

何故ノイズが生まれたのか、それを冷静に考えたら簡単な善悪論で済ませられないと

響達は気づいたんですね。これから自分達の夢を叶えていこうと考えたら、喜びだけ

ではなく悲しみの化身であるノイズとも一緒に生きていかなければならない。それは

 

仕方なくそうしている、ではなくノイズと共に生きる事によって何度も襲いかかる

辛い悲しみを乗り越え「本当の喜び・幸せ」を目指せるのだと4人は考えたのです。

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それとスイートプリキュアの醍醐味とも言うべき、幸せのメロディを歌うことにより

今までのどん底の絶望が一気に逆転して、最高の幸せに変わるというこのカタルシス。

 

よくよく考えなおしてみれば、序盤はメフィストアフロディテが揉めているし

セイレーンとハミィの仲は裂けたまま、更に肝心の響と奏も顔を合わせれば喧嘩ばかり

 

ゼロから少しずつ成長する他の作品と違って、どちらかと言えばマイナスからの

始まりと言うべきか、本当は手を組まなければいけない相手同士がいがみ合うという

正に「バラバラからの最悪なスタート」であり「不協和音」そのものだったのです。

 

 それが紆余曲折ありつつも、それぞれが仲を取り戻し、最後には以前よりも仲の良い

最高のパートナーとして生まれ変わるのですから、この見応えは中々のものですね。

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← 仲が悪い時                  →仲良くなった後

 

 

そんな「不協和音」の始まりから、「最高の組曲」を奏でるまでに昇華したこの作品。

あれから4年の歳月が経ちましたが、今でも色あせること無く私の中では最高の作品と

して光り輝いております。 スイートプリキュアに出会えて本当に幸せです。

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キャラクターデザインの高橋さん、シリーズディレクターの境さん、その他関係者の皆様に感謝!

 

 

さて‥48回も感想を書いてきたこのブログですが。

これにて終了!という訳にはいかないんですよね、これがw

週1ペースで書いてきた事もあり、なかなか投稿した記事を見直す暇がなかったのです

 

誤字・脱字・支離滅裂な文章・本編から著しく脱線した内容・勘違い etc‥

まぁこれでもかと言うくらい色々と間違えておりますので、折を見て再度修正と

言いますか、手直しを加えていきたいと思います。それが終わってようやくこの

 

感想ブログが完成するでしょう、それがいつになるか分かりませんけど‥w

それに序盤はストーリーを詳しく説明しないで、適当に書いている回もチラホラ‥

勿論、詳しく書かないでパッパッと書き上げよう、なんて当時は考えていたのですが

 

やはりこれだけ好きな作品なのですから、しっかり書き上げて、スイプリを知らない

人にも見やすく、分かりやすくしたい気持ちが後からドンドン強くなっていったのです。

なのでこれで終わりではなく、4人の物語と同じようにこれからも修正という形で

 

続いていきますので宜しくお願いします。そして今までこのブログを沢山の人に

閲覧していただき本当に感無量です。見て頂いたことが大きな励みとなり、ここまで

頑張ってこれた原動力でもありました。重ね重ねこの場を借りてお礼を申し上げます。

 

それでは‥

これで終わりではなく

またどこかでお会いしましょう~ (^ω^)ノシ