スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第37話

2015年4月11日に放送された、スイートプリキュア37話の感想です。

 

↓続きからどうぞ

 

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※偽りのリーダー

 

 

冒頭はマイナーランドで、音符に入った瓶を頬ずりするバスドラから。彼は

メフィストが元の国王に戻った今、新しいリーダーは自分だと勝手に決めていた。

するとバリトンは音符の瓶を取り上げ、自分こそがリーダーだと言い始める。

 

そんな何度も見てきた醜いリーダー争いを2人がやっていると、急に2人の口に

テープが貼り付けられ、更にバスドラとバリトンの身体が勝手に浮き始めた。

その能力の主はメフィストが使っていた玉座に座り、最も低音を嫌う男 ーそう

 

ファルセットである。彼は前回、急にその姿と性格を変貌させて周囲を驚かせた。

すると彼は、メフィストが使い物にならなくなった今、リーダーであるのは自分だと

宣言して、空中に浮かせていたバストラとバリトンを地面に叩きつけた。

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伝説の楽譜を片手にリーダー宣言をするファルセット

 

※MONSTER

 

今まで自分より下の存在だと思っていたバスドラは、彼の横暴な振る舞いに

「ファルセット!」と怒鳴ったが、逆に「ファルセット様だ!」と言い返され

彼の眼光の鋭さにたじろいでしまった。するとファルセットは突然、ノイズ様の

 

力を分け与えてやると言い出し、自分の右手をパッと開く。それと同時に青白い

炎がバスドラとバリトンを包み、2人はその苦痛に悶え、激しくのたうち回りだす。

そしてその苦しみが進むにつれ、2人の身体は急激に膨張して、およそ人間とは思え

 

無いバケモノのような姿へと変貌していった。気が付くとバスドラは緑色の爪の生えた

恐ろしい怪物へ変わり、バリトンも同じく爪が生えた青色の怪物へとその姿を変えた

2人は変わり果てた自分の身体を触りながら、激しいショックを受けるのであった。

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強制的に怪物へと変えられたバスドラとバリトン

 

※ノイズの胎動

 

ファルセットは2人の姿を見ながら、ノイズ様の力でパワーアップさせてやったのだから

ありがたく思えと高飛車な態度。するとバリトンは手鏡を取り出し、怪物へと変貌

した自分の顔に衝撃を受け、その辛さから涙をポロポロと流し始める。そんな彼の

 

心中を察したバスドラは、彼が泣いているのを指さしながら早く戻せとファルセットに

文句をつける。しかしファルセットはこれを無視し、悪の能力でバスドラの身体を急激に

膨張させ、風船の様に膨らませた。その浮力で身体が浮き始めたバスドラの上に

 

飛び乗って、何とか空気を抜いたバリトン。そんな2人に対してファルセットは、静かにしろ

と命令して「ノイズ様の御前だ」と意味深な言葉を吐いた。するとファルセットの背後で

雷が落ち、気が付くと大きな鳥の化石がバスドラとバリトンの目に飛び込んできた。

 

そしてファルセットは化石のノイズに目を向け、必ずや不幸のメロディを完成させると誓い

その忠誠心の高さを魅せつける。するとその言葉に呼応するように、化石にある

鳥の目から赤く怪しい光が溢れだし、ノイズは深い眠りから醒め始めたのであった。

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とてつもなく大きな鳥の化石

 

※勇者音吉

 

 その頃、調べの館では響達4人が集まり、音吉さんが話す「ノイズ」について

真剣に聞き入っていた。音吉さんが語るには、ノイズとは全宇宙の悲しみを凝縮した

悪の中の悪で、メイジャーランドや人間界から音楽を奪い尽くす事を目的としている

 

そのノイズは以前にもメイジャーランドへ侵攻した歴史があり、その時のピンチを

救ったのは何を隠そう、若かりし頃の勇者・音吉であった。そして激しい戦いの末に

音吉はノイズを封印して平和は守られた。しかしやがてノイズは僅かに残った力で

 

いずこかへ逃亡。その間にセイレーンやメフィストなどを裏で操ることによって

不幸のメロディを完成させ、そこから産み出される不幸のエネルギーを栄養源として

ノイズは自身の完全復活を目論んでいたのだ。

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 なんと音吉さんはメイジャーランドを守る勇者であった

 

※その時の為に

 

更に知っての通り、今年は大音楽会で「幸せのメロディ」が歌えなかった事により

あちこちでネガトーンが大暴れをした。その時に人々を悲しませて、そこから出た

不幸のエネルギーをノイズは取り込み、力を蓄えているはずだと音吉さんは語った。

 

まったくもって聞けば聞くほど恐ろしい話・・しかしハミィとフェアリートーンは

音吉さんの話を聞きながらも、何故か鶏肉を貪るという緊張感の無い姿を見せたw

逆にエレンは、そんな恐ろしい存在に操られていた我が身を冷静に振り返る。

 

そしてここで音吉さんが何故、パイプオルガンの修理を急いでいたのか、その秘密が

明らかになった。それはこのパイプオルガンが聖なる音を奏でる特別なパイプで、いずれ

復活するノイズの力に対抗する為に、彼は日夜修理を続けていたのであった・・

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いつか復活するノイズに備えて修理されていたパイプオルガン

 

※未来思考で

 

 聖なる音‥ 音吉さんの言葉を聞きながら響がパイプオルガンを眺めていると

急に水面からメイジャーランドの国王・メフィストから連絡が入った。彼はまず

義父の洞察力と敵への備えを褒め称え、続けて自分の起こした一連の騒動を謝罪。

 

 そしてメフィストは着々と復活しつつあるノイズを危惧し、自分が以前に奪った

音符をトリオに預けていなければ、ここまで酷くならなかったと後悔する。

しかし音吉さんは、心を操られていた過去を振り返ってもしょうがないと語り

 

問題はこれからどうするべき、それを考えるようにと指導する。するとメフィストは

これからの対策として、ノイズがメイジャーランドに襲いかかるのであれば、我が身を

挺して守り通す事を決意。それこそが自分の使命でもあると真剣な表情で語った。

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 メイジャーランドから通信するメフィスト

 

 ※子煩悩

 

すると横に居たアフロディテは、夫の誇らしい姿を見て、ノイズに操られる以前

より国王らしくなったと微笑む。音吉さんもその言葉に同意し、頼もしい限りだと

話しながらアコの頭を撫でた。そしてアコも父の凛々しい顔つきに笑みがこぼれ

 

メフィストに向かって「パパ」と話しかけた。すると先程の真剣な顔はどこへやら

彼の表情は親バカの父へと一変し、娘に早くメイジャーランドへ戻るよう促した。

確かに彼の言う通り、アコはもう両親の元に戻っても、悩ます問題は何も無い。

 

メフィストは小躍りしながら、いつ帰るのか娘に尋ねた・・が、アコは少し考えた後

ノイズの脅威から人間界を守るため、この世界に留まることを父に告げるのであった

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娘を見るや急にはしゃぎ出すメフィスト

 

※迷いなき娘の気持ち

 

 確かにメイジャーランドの姫ではあるが、今はキュアミューズというプリキュアでも

あると力説するアコ。しかし娘の予想外な反応にメフィストはうろたえ、自分は心配で

しょうがないと情で訴える。すると横に居たアフロディテは、アコは大丈夫だと語り

 

両親が思っている以上に娘は強く成長しているー それは貴方もご存知でしょうと

アタフタする夫をなだめた。アコは困惑している父に向かって、自分の心配を

しないように説得。すると後ろにいた響達もアコの周りに集まり、私達もアコに

 

ついているから心配不要だと声を揃えて語った。こうなってはもうメフィストの主張は

通るよしも無く、隣にいる嫁からも突かれて、彼は娘を人間界に残すことを決断。

そしてメフィストは、響さん・奏さん・セイレーンさんと3人の名前を呼ぶのであった。

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こちらもこちらで家族みたいなものだから・・

 

※悔い改めて

 

するとメフィストは急に土下座をして、今まで響達にしてきた悪行を謝罪する。

そして頼める義理でもないのだが、どうかアコの事を頼むと懇願。しかし勢い

余って何度も「可愛いアコを!可愛いアコを!」と叫び続けるメフィスト。アコは

 

その恥ずかしさに耐え切れず、林檎のように顔が真っ赤に染まった。そんな親バカ

メフィストの頼みを聞いた響達は迷うこと無く快諾し、これでアコは響達の庇護のもと

人間界で暮らしていく事が決定。メフィストは思わず涙を流しながら響達に感謝する。

 

今までメフィストの悪に染められた一面しか知らなかった響達は

本当の彼の姿を見て、とても優しい娘思い父親であった事にビックリ。

逆にアコは従来通り心配症の父に呆れ、未だ恥ずかしさが残っているのであった。

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メフィストの頼みを了承した響達

 

HALLOWEEN

 

翌日ー 加音町を歩く響達4人。 町は明日から始まるハロウィンの飾り付けで

大忙し。ハロウィンの事を知らないハミィがそれを尋ねると、みんな思い思いの

仮装をして楽しむ祭りだと奏は解説した。すると響は祭りの準備をしている

 

ミートデリカ・モーモーのおばちゃんに遭遇し、親身になって彼女の手伝いを始める。

それを見た奏は響の優しさに触発され、自分達も祭りの飾り付けを手伝おうと

エレンやアコに提案するのであった。そして4人は力を合わせてあちらこちらで

 

手伝いを始め、その甲斐あって祭りの準備は大いに捗るのであった。そして夕方

アコと響は一緒に荷物を背負いながら歩いていた。響は明日の祭りが楽しみだと

話しながら彼女を「可愛いアコ」と呼び、メフィストの口癖を真似するのであった。

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進んで祭りの飾り付けに参加する4人

 

※生真面目アコ

 

アコは自分をからかう響に釘を差し、ノイズの脅威が近づいているのだから

祭りより音符集めに精を出した方が良いと主張。響は音符集めも行うよと

反論するが、アコはそれを信じず、一人足早にその場を立ち去るのであった。

 

祭りの準備を楽しむ3人に比べて、明らかにアコは一歩引いた感じである。

アコはハロウィンに興味が無いのかな‥? そう響が呟くと、後ろから奏とエレンが

登場し、エレンは少し考えた後、ポツリと話すのであった 「真面目なのよ、姫様ー」

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ここの響は凄く綺麗だなぁ~

 

※コスプレパーティー

 

そしてハロウィン当日。4人はラッキースプーンに集合し、奏はアコに仮装用の

衣装を着せていた。ちなみに他3人の仮装はー 響(女海賊)・奏(魔法使い)

エレン(黒猫)となっております。しかしエレンはそのまんま過ぎる気が‥w

 

そしてアコの仮装は、これもある意味でそのまんまの「お姫様」です。

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それを見た響とエレンは普段のアコからは想像もできない(失礼)姿に大喜び。

逆にこのような格好をさせられたアコは、余りの恥ずかしさに奏へ八つ当たり。

しかしたおやかな顔をした奏に「可愛い~」と言われ、アコはたじろいでしまう。

 

するとエレンはアコに近づき「いいじゃない、姫様」とこれまたベタ褒め。

しかしアコは急にそっぽを向き「姫様はやめて」と不機嫌な態度。エレンがその

意味を分かりかねていると、カップケーキの仮装をしたハミィから、彼女を名前で呼ぶように

 

忠告される。だが名前で呼ぶには少し恥ずかしいエレン‥しかし彼女を意を決して

「行きましょ、アコ」と言い換えて、少しお互いの距離が縮める事に成功した。

それでもアコから返ってきたのは、あろうことか「イヤ」という返事であった・・

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お互い照れているアコとエレン

 

※ハートがキュンキュン

 

 そんな外に出たがらないアコをどうにか町へ出した響達。加音町のアチコチでは

子供たちが仮装をして祭りを楽しんでいる。するとここでドラキュラの仮装をした

奏太に一同は遭遇。しかし奏太は自身の仮装姿を完全に忘れ、普段からは想像も

 

つかないアコのお姫様姿に、完全に心を奪われてしまった。奏太は見惚れる余り

「いつもと全然違う‥」と本音をポツリ。するとアコは怒り出し、この格好は無理やり

着せられただけだと弁明する。そんな不貞腐れたアコを他所に、エレンは奏太へ

 

「本物のお姫様みたいでしょ~?」と詰め寄り、奏太は素の顔で「ウン」と返答する。

すると今度は姉がニヤついた顔で近づき、奏太はアコの可愛らしさに驚いたのねと

からかい始める。図星なのか動揺した奏太は「違います!」と姉に敬語で答えた。

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お姉さま方にからかわれる奏太

 

 ※スマイルキャンディ

 

それを見た響も、慌てふためく奏太をからかい、アコにもその姿を見るように

呼びかける。しかしアコも意識しすぎて恥ずかしいのか、奏太を見ること無く

他の場所へ移動してしまった。響はそんなアコの照れ姿を見て思わずニヤニヤ

 

しながら、アコにも可愛い一面があるものだと感心した。それは奏にとっても

生意気な妹が出来た気分であり、エレンも妹という言葉はピッタリだと納得する。

さて響達から離れたアコは、町の木陰で1人休憩を始める。するとそこに

 

ミートデリカ・モーモーのおばちゃんが登場し、アコのお姫様姿を褒めながら、手に

持っていたキャンディを取るように促した。アコは一旦これを断ったが、これは

笑顔になれる特製キャンディだとおばちゃんが話すと、アコは笑顔という言葉に反応する。

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おばちゃんの仮装が豚というのはなんともはや‥w

 

※王子と姫

 

ハロウィンというのは皆で準備して、皆で笑顔になる‥そんな素敵な日だからこそ

アコちゃんも笑顔になって欲しいとおばちゃんは語り、アコの頭を撫でるのであった

その後、アメを貰ってそれを1人で食べていたアコ。すると目の前に2人の男児が

 

現れ、お姫様でも泣かしてやると勝手にはしゃぎだす。アコはその姿を見て笑顔に

なり、オバケなんて怖くはないと挑発しながら、彼らの遊び相手をするのであった。

すると今度は、王子の仮装をした別の男児が3人の間に割って入り、姫に手出しは

 

させないぞ!と言いながらアコを守り始める。そして男児はアコの手を引っ張り

その場から駆け足で逃げ出すのであった。男児に手を引かれてアコは少々驚いたが

彼の底抜けに明るく元気な笑顔を見て、アコも思わず笑みがこぼれるのであった。

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男児のなりきり遊びに巻き込まれたアコ

 

※仮装したトリオ?

 

 その頃、1人何処かへ行ったアコを探していた響達。すると目の前で男児3人と

遊んでいるアコを発見し、その顔がとても楽しそうな笑顔であった事に響達は

ホッとして安堵の表情を浮かべるのであった。するとアコは自分の近くにあった

 

ハロウィンのカボチャに音符が1つ付いているのを発見する。アコは音符を取るか

どうしようか悩んでいると、いきなり目の前にファルセット達が現れて、アコ達の

行く手を阻んだ。アコは直ぐに身構えたが、ファルセットの後ろにいるバリトンとバスドラの

 

怪物姿を見て思わず「変な仮装‥」とポツリ。それが聞こえた2人は涙ながらに

「仮装じゃねーよ!」と訴えるのであったw その間に音符を邪悪に染めて

カボチャのネガトーンを作り出したファルセット。余談だがこれが彼の作った初のネガトーンである。

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ファルセットが作った初めてのネガトーン

 

※一斉変身

 

カボチャのネガトーンは早速、町に悲しみを撒き散らしてハロウィンを楽しんでいた

加音町の人々を苦しめる。響達は急いでアコと合流し、悪事を働くトリオを発見。

アコは、ハロウィンパーティーから皆の笑顔を奪うネガトーンとトリオに憤慨し

 

4人で「絶対に許せない!」とハモった後、キュアメロディキュアリズム

キュアビート・そしてキュアミューズ 全員揃ってプリキュアへと変身する。

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エレンはふざけているのか天然なのかw

 

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ミューズが加わって遂にスイートプリキュア全員集合!

 

※シャイニング

 

 変身後、ミューズは先陣を切ってネガトーンに突撃するが、攻撃を腕で塞がれた

上に弾き飛ばされてしまった。変わって今度はメロディ・リズム・ビートが突進

するも、ネガトーンは口からカボチャの種を連続で吐き出し、3人はそれを喰らって

 

地面に叩きのめされてしまう。それを見たファルセットはノイズ様の力でパワーアップした

ネガトーンをこれでもかと自慢する。しかし立ち上がったミューズは、どんなに

邪悪な心でも女神の調べて包んで見せると意気込み、フェアリートーンのシリーを召喚。

 

それを自分のモジューレにドッキングさせてミューズは「シの音符のシャイニングメロディ」を

発動。モジューレを吹くと同時に自分の幻影が多数現れ、それがネガトーンを取り囲む。

更にミューズがモジューレを前に突き出すと、青色の光線が幻影に反射されて、五芒星が

 

現れ、ネガトーンの動きを封じた。そしてミューズが「シャイニングサークル!」と

叫ぶと五芒星の中心から聖なる光が立ち昇り、ネガトーンを一気に浄化へと持ち込んだ。

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シリーを使ったミューズの新技。幻影で相手を包み浄化する。

 

※一緒に笑って

 

ネガトーンは聖なる技に圧倒され、浄化まであと一歩まで迫った。しかしここで

ファルセットが「怯むな!」と叫ぶと、ネガトーンは身体を高速回転させて

シャイニングサークルを破壊。その爆風でミューズは吹き飛ばされ、またもや

 

地面に叩きつけられた。メロディ達は倒れたミューズを心配するが、ミューズは

再度立ち上がり、ネガトーンなど1人で倒してみせると豪語する。するとメロディは

右手でミューズの頬を持ちながら、左手でおばちゃんの作った特製キャンディを

 

ミューズに口へと運んだ。そしてメロディは単独で戦い続けるミューズに対し

「ミューズ‥もう1人で頑張らなくていいんだよ。私達は4人居る、4人で一緒に

 皆の笑顔を守ろう!そして一緒に笑おう!」と力を合わせる事の大切さを説いた。

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力を合わせて戦うー ミューズはその意味をようやく理解した。

 

 ※不幸のメロディ(1)

 

そして4人はヒーリングチェストを使い、クレッシェンドトーンを箱から召喚する。

そこから4人で手を合わせて虹の道を作ると、その上に飛び乗り一気に加速を始めた。

4人はそのまま「スイートセッションアンサンブル・クレッシェンド」を発動して

 

巨大化したクレッシェンドトーンの中に飛び乗った。後は彼女の加速を利用して

一気にネガトーンへ突撃‥! と、思われたその時、ネガトーンの後ろに居た

ファルセットは、まだ完成していないはずの「不幸のメロディ」を歌い始めた!

 

その影響は即座に現れて、プリキュア達の技も急に減速し、ハミィも悲しみのあまり

涙を流してしまう。しかし一番危険なのは未完成ながらもこの歌を歌われるとノイズの

復活が早まるという事実‥!調べの館にいた音吉さんはその事に酷く焦り始める。

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不幸のメロディ(未完成)を歌うファルセット

 

※不幸のメロディ(2)

 

その頃、マイナーランドでは音吉さんの危惧した通り、巨大な鳥の化石から

邪悪なエネルギーが溢れだし、遂には石の中から何かが飛び出し始めていた‥!

 

その影響を受けてか、クレッシェンドトーンは急にその姿を消してしまい

クレッシェンドトーンの中に居たメロディ達は空中から落下して地面に落とされてしまった。

彼女の力すら掻き消されてしまっては、一体どうすればいいのか‥ ミューズが

 

そう落胆していると、ビートとリズムは不幸のメロディなんかに負けはしないと

叫びながら再度立ち上がるのであった。そしてメロディも落ち込むミューズに

救いの手を差し伸べ、それを見たミューズも諦めはしないと誓い手を掴むのであった。

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何度倒されても立ち上がろう

 

※見事な連携

 

戦い抜く事を決意した4人は、まずメロディ・リズム・ビートで息の合った

パッショナートハーモニーを、歌い続けるファルセットに向けて発射した。

ファルセットは土壇場でこれに耐えたが、技を防ぐ事で頭が一杯になり、不幸の

 

メロディを歌うのを中断してしまう。ハミィはその隙を見逃さず、ミューズに

このチャンスを活かすように指令。するとミューズはキュアモジューレを取り出し

シリーを召喚してモジューレとドッキングさせる。そしてもう一度「シの音符のシャイ

 

ニングメロディ」を発動し、ミューズがモジューレを逆さにして音を奏でると、周囲に

溢れていた泡の1つ1つが音符へと変化を始めた。泡の全てが音符に変わった所で

ミューズは「スパークリングシャワー」を発射し、それを喰らったネガトーンは

 

大きな泡に包まれて完全に身動きが取れなくなった。そしてミューズはモジューレで

三拍子を取るとネガトーンは大爆発を起こし、見事浄化に成功。ネガトーンは元の

ハロウィン用のかぼちゃへと戻り、手に入れた音符はドドリーに収納された。

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4人の力を合わせ、遂にネガトーンを倒すことに成功したミューズ

 

※代弁者ドドリー

 

戦闘後、苦しんでいた町の人達は元に戻り、ファルセット達はいずこかへ逃げ出した。

メロディ達はミューズに近寄り、今回の大活躍を褒め称えるが、ミューズは別に

大した事では無いと余裕の表情。するとミューズの横にドドリーが現れて、本当に

 

ミューズは素直じゃないと喋り始める。更にドドリーは、本当は3人の力に助けられて

心から感謝し「ありがとう」と思っている、と彼女の本音を代弁する。流石は長い間

ミューズの気持ちを把握してきたドドリー、彼女の考える事はお見通しという事か。

 

しかしミューズはドドリーに本音を言われてしまい、先程の余裕の表情もどこへやら

頬を赤く染めて「勝手に本音を言わないで」と慌てふためく始末。ミューズは逃げる

ドドリーを捕まえようとするが、尽く回避されてドドリーに遊ばれるミューズ。

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ツンのミューズ

 

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デレのミューズ

 

※漆黒の羽

 

そんな本音と建前で生きるミューズを見ながら、まったく世話のやける「妹」だと

感想を述べるメロディ。リズムもそれに同意し、ビートもクスッと笑うのであった。

 

 しかしプリキュア達の和やかな雰囲気とは別に、調べの館にいた音吉さんは

久しぶりにノイズの邪悪な気配を察知し、奴が復活したのではと心配していた。

 

その頃、メイジャーランドでは壊れた大鳥の化石から、一枚の漆黒の羽が例の玉座に

ヒラリと舞い降りる。その漆黒の羽からは、禍々しいオーラが沸々と湧き上がり

それはまるでノイズの復活を暗示するかのような恐ろしさを漂わせるのであった・・

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ノイズは復活してしまったのだろうか・・?

 

 

 ※あとがき

 

早いものでこの感想ブログも37話。いよいよ物語も終盤に突入し新たな敵ノイズが

プリキュア達を悩ませます。更に今まで全く目立ってこなかったファルセットは

メフィストの退場と呼応するように、今まで隠してた本性を露わにしました。

 

ちなみにファルセットという言葉は「偽りの声」という意味もあるらしいので

正に彼の態度に相応しいと思います。その上、バスドラとバリトンは怪物に姿を

変えられてしまい、もはやトリオ・ザ・マイナーは序盤の原型を全く留めない

 

激しい変化を起こしています。さてプリキュア達はキュアミューズを仲間に加え

これでめでたく全員集合と相成りました。しかし単独行動の多かった調辺アコ

みんなと仲良く楽しむという感覚が良く分からず、ハロウィンにも興味を示そうと

 

しません。そこで奏が半ば無理やりアコをお姫様姿に仮装させ、奏太にその姿を

見せてアコの反応を楽しみます(悪趣味w)しかしアコは恥ずかしがりその場から

逃げ出す始末‥すると今度は肉屋のおばちゃんからアメを貰ったり、仮装した男児

 

と一緒に遊んだりして年齢相応にはしゃぎ始めたアコ。そこまでは良かったのですが

戦闘に入ってからは、ミューズはやはり単独で行動し、1人でネガトーンを倒そうと

躍起になってしまいます。しかしパワーアップしたネガトーンにはミューズも遂に力及ばず

 

メロディ達から「仲間と力を合わせる」事の大切さを教わったミューズ。その甲斐

あって仲間との見事な連携と、ミューズの華麗な技でネガトーンを浄化する事が

できました。このように名目上、プリキュアの仲間になったのはいいが、最初は中々

 

打ち解けれないというのはエレンも通った道ですね。なんだか懐かしく思います。

勿論これからアコも、3人と仲を深めて行くことでしょう。さて前回に続き本放送

の時には映画の宣伝がOPで行われました、今回も続けて画像を貼っていきます。

 

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何故かスーツ姿のメフィストと奏太がご対面、身長差が凄いね・・

 

 

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キュアビート「あー、アンタ達本当に仲いいわね・・(棒読み)」

 

 

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腕を繋がれたメロディとリズムは、無事ネガトーンから逃げ切れるのか?!

 

それでは38話で~ ノシ