スイートプリキュア 第2話
2014年8月9日に放送されたスイートプリキュア(2話)の感想です。
↓ 続きからどうぞ
※変身したのはいいけれど‥
遂に伝説の戦士プリキュアに変身した響(メロディ)と奏(リズム)
しかし2人がプリキュア変身したのを驚く間もなく、ネガトーンは腕を振り上げて
攻撃してきた。メロディとリズムはなんとかこれをギリギリで回避、しかしリズムの反応が
鈍いと感じたメロディは「ドン臭い」と暴言を吐く。結局変身してもいつものように
喧嘩する2人・・ネガトーンはその隙を見逃さず、手に付いていたレコードを何度も
連射してきた。2人は我に返りレコードの弾幕を掻い潜るも、お互い自分が交わすのに
精一杯で相手を見る余裕がなく、気がつけば背中と背中をぶつけてしまう。初戦と
いうのもあるだろうが、2人の息が全く合ってないのをハミィは樹の上から指摘。
しかし仲が悪い2人に息を合わせるなど、やろうと思ってすぐに出来る事ではなかった
いいところ無しの2人
※息が合わない
だがネガトーンは両手を構え、2人に余裕を与えようともしない。リズムを意を決して
メロディの手を握るが、あからさまに不満な顔をするメロディ。そして飛んできた
レコード攻撃をジャンプして避けようとするが、メロディが一方的にジャンプした為
相方のリズムが付いて行けず、レコード攻撃をまともに喰らってしまった。それに
怒ったメロディは相手のドン臭さを責め、リズムはそっちが早いからと互いに責める。
しかし諦めずもう一度頑張るのだとハミィに言われ、2人は再度、攻撃を避けようと
ジャンプした。だが今度はリズムが早く出た為にメロディが一歩遅れ、同じ失敗を繰り
返してしまう2人。メロディとリズムはまた相手の非を責めるばかりで全く進歩がない
それを見たセイレーンは2人を嘲笑い、早くやっつけろとネガトーンに指令を送った。
息が合わずネガトーンの攻撃を喰らうメロディとリズム
※踏んだり蹴ったり
にじり寄ってきたネガトーンを見てハミィは焦り、2人に向かってネガトーンを
早く倒さなければ、世界は悲しみに包まれてしまうと危機感を露わにした。それを
聞いて2人は事の重大さを理解し、もう1度息を合わせる為に、お互い左右に動き
ネガトーンの両側に回りこむ。それからネガトーンを挟み撃ちにしようとした2人だが
セイレーンとトリオザマイナーはネガトーンに回避するよう指令を送った。すると2人の攻撃は
あっさりと避けられ、勢い余ってお互いを衝突してしまうという最悪な結果に・・・
ブレーキ間に合わず
※苦い敗北
その衝突によって近くの樹にぶつかったメロディとリズム。
2人は樹に引っ掛かって逆さ吊りという情けない姿になり、ハミィはもう見て
いられないと溜め息をつく。メロディとリズムはまたまた相手を責め始めるが
2人の心がバラバラになったのもあり、プリキュアの変身は強制的に解除されて
響と奏に戻ってしまった。セイレーンは逆さ吊りになった二人を笑い、友情なんて
口だけだと馬鹿にする。そしてネガトーンと一緒にその場から去っていたセイレーン達。
ネガトーンに逃げられたのも痛いが、せっかく見つけた音符、そして2人の大切な
レコードも取り返せず散々な初戦になってしまった響と奏。2人は恨めしそうに
相手を睨みつけ「フンっ!」と怒ったあと、お互い顔を背けるのであった。
反重力のスカート?
※プリキュアの目的とは?
ひとまず近くにある「調べの館」に戻った響と奏。しかしお互い口から出るのは
相手が悪く、自分は悪く無いという文句の応酬であった。そして「私一人なら絶対に
勝ってた!」と憤る響。流石に見かねたハミィは2人の口論を止めさせ、2人がなぜ
プリキュアになったのかを1から説明する。響と奏が変身したのは身体の中にあった
「ハートのト音記号」が原因であり、それはプリキュアであるという証に他ならない。
そこから「キュアモジューレ」が出てきたとハミィに言われ
2人はカバンに納めていたハートの形をしたアイテムを取り出してハミィに見せた。
それが正にキュアモジューレで、プリキュアに変身するには欠かせないアイテムだと
語るハミィ。更にハートのト音記号は「伝説の楽譜」を完成させる為の最重要記号で
楽譜を復活させるには、とにかく2人の協力が欠かせないのだとハミィは力説する。
キュアモジューレは変身だけではなく楽譜の完成にも関わっていた
※伝説の楽譜とは?
ここまでの説明は理解した響と奏。しかし伝説の楽譜に関しての説明を奏が求めると
それは昔から伝わる大切な楽譜だと語る。更に「幸せのメロディ」を歌うと世界中が
幸せに満たされる素晴らしい効果が現れ、その歌い手に自分が選ばれたのだと自慢する
それを聞いた奏はハミィを褒めるが、肝心の楽譜はハミィがモタモタしている間に
盗まれたと笑顔で語るハミィ。笑える話ではないのにそんな事を平気で言うハミィは
天然なのかと響が問い正すと、なぜかハミィは「ありがとニャ!」と喜んだ。
それを聞いて、呆れた響と奏は「褒めてないし」と声を合わせてハミィに突っ込む。
それはともかく、ハミィとフェアリートーン達はこの人間界に散らばった音符を
全て集め、伝説の楽譜を復活させなければいけないと2人に訴えた。
水たまりで遊ぶフェアリートーンたち
※このまま放置すれば‥
しかし伝説の楽譜を復活させなければ何が起こるのか? そう奏がハミィに聞くと
ハミィは険しい表情をして、マイナーランドという世界にいるメフィストなる王が
幸せのメロディを「不幸のメロディ」に書き換えてしまうのだと危機感を露わにする。
不幸のメロディの効果は世界中の人々を悲しませ、不幸のどん底に叩き落す恐ろしい
パワーを持っている。それを聞いた響は、思わず「そんなの・・悲しい」と呟いた。
ハミィは響の呟きに食いつき、だからこそ早急に音符を集め世界を救わなければ
ならないと叫んだ。そしてその為には響と奏、両者の持つ「最高の友達の力」が
絶対に欠かせないと訴えるハミィ。その話を効いた2人は、困った表情をしながら
お互いの顔を眺め、どうしたものかと考えこんでしまった。
2人を必死に説得するハミィ
※奏の心情
しかしハミィにこれだけ説得されても、奏は急に大きな溜め息をつき
いきなり「私‥友達かどうか自信ない」と驚くべき発言をするのであった。
隣で聴いていた響はその発言に口を開けて驚き
ハミィはなぜそんな事を言うのかと奏に問い詰める。
すると奏はか細い声でその理由を次々と語り始める。
自分と響は、顔を合わせるといつも喧嘩ばかりで、プリキュアになっても
息が合わずお互いを責める始末‥こんな心がバラバラの2人が、どうやって
世界の大ピンチを救えるというのだろうか?
響はそれに対し何か言い返そうと思ったが、ぐうの音も出ない正論に何も
言い返せず、顔を背けてふてくされた態度をとる。そして奏は立ち上がり
プリキュアになれたのは嬉しかったが、自分は迷惑をかけるので辞退すると言い出した
プリキュアを断る奏
※砕けた友情
ハミィはそんなこと言わないでと奏に懇願するが、本人の決意は固く揺るぎそうも無い
そして奏は響に同意を求めたが、響はそこまで言われたことに衝撃を受け沈黙。その
態度に苛立った奏は手を震わせ「何も言ってくれないんだ‥!」と怒りを露わにする。
そして駆け足で「もういい、さよなら!」と出て行く奏に、響は口を開いて思い出の
レコードは取り戻さないのかと引き留める。しかし少し前に響が「1人でいい、奏が
いなくても勝てる」と暴言を吐いたことで、奏の心は酷く傷ついてしまったのだ。
そして奏は響に向かってハッキリと言い切った。
「私達‥もうあの頃みたいな親友には戻れないよ!」
呆然とする響
※仲が悪い理由
あまりの衝撃に「それ、本気で言ってるの?」と聞くのが精一杯な響。それに対し
奏は細い声で「本気だよ」と言い捨て館を後にする、しかし館を出てから一度止まり
振り返っているのは、響がもしかしたら引き留めに来るかもしれないという期待を
持っていたのであろうと推測される。さてハミィは響を恨めしそうに眺め、何故
ここまで2人の仲が悪いのか理由を尋ねる、すると響は「私のせいじゃない」と
前置きしながら髪をかき毟り、場面は2人が中学生になって入学する前から始まる。
今と違い小学生の頃は「親友」と呼べるほど仲の良かった響と奏。
勿論、中学校に上がっても、その関係はいつまでも続くものだと考えていた。
そして2人は、初めて入学する前にある1つの約束を決めていた。 それは‥
「校門から3本目の桜の樹の下で待ってる」
そう約束した入学前の2人…そして当日、樹の下で一緒に出会い、一緒に中学生の
スタートを決める‥はずだった。が、奏はいくら待てども全く来ず焦る響。そして
焦る響の目に飛び込んできたのは、想像もしていなかった信じられない光景だった。
この光景を見て言葉を失う響
※ひとりぼっち
響から見れば、奏に約束を破られたばかりではなく 誰か知らない他の女子達と
一緒に登校されたのは絶望そのものであり、裏切りであり、自分は奏から
見捨てられ、ひとりぼっちにさせられた‥と当時を辛そうに振り返る響。
響は一見すると男勝りの気丈な女子に見えるが、それは奏が一緒にいてこそである。
1人になると、途端に弱々しく泣き言が多くなってしまう響。勿論それは、奏も多少
ばかり同じではあるのだが、ことに響の場合は思い込みの強い性格も相まって、
見捨てられたと思ったらどこまでもネガディブ思考の悪循環に陥ってしまうのだ。
響の両親は仕事が多忙で家をよく空ける事があり、響は必然的に一人で家に居る事が
多くなるのだが、本当はまだ甘えたい響。彼女にとって1人ぼっちは不幸そのものだ。
今にも泣き出しそうな響の顔
※メフィストの指令
その頃、加音町の公園にある池から、野太い声をした男の大声が響き渡っていた。
声の主は前回メイジャーランドを荒らした、マイナーランドの王・メフィストである。
そして池に映しだされたメフィストに跪く、トリオザマイナーとセイレーンの姿がそこにあった。
メフィストは、たかが音符1つ手にいれた位で浮かれるなと部下たちに釘を刺す。
それは勿論、不幸のメロディを完成させるにはもっと大量の音符が必要だからである。
しかしここでセイレーンは口を挟み、プリキュアなるものが邪魔をすると訴えた。
だが2人の息は合わず音符は奪われずに済んだと自慢するセイレーン。するとメフィストは
その言葉に反応し、プリキュアは互いの心が1つにならなければ変身出来ないと判断。
ならば2度とプリキュアになれぬよう、2人の仲を引き裂くのだと命令するメフィスト。
セイレーンはその命令を聞き、人の仲を裂くのは最高の仕事だと喜び、自分が乗って
いたトリオザマイナーの1人 「ファルセット」の頭を叩くのであった。
なぜか泣いているトリオザマイナー
※無言の悲しみ
そして次の日になり、校舎の周りを1人で歩く響‥
響がふと校舎の中を見ると、部室でケーキを作っている奏と目が合ってしまう。
しかし奏に見捨てられたと思い込んでいる響は、露骨に嫌な顔をして目を背ける。
奏はそんな響の冷淡な態度に失望し、同じように目を背ける‥ が、やはり響が
何だかんだ言っても気がかりな奏。もう一度目を開いて窓の向こうに顔を向けるが‥
既に響は立ち去った後で、学校の喧騒をよそに奏は小さな溜息を吐く。この場面は
台詞は無くとも2人の心境がよく分かる素晴らしい演出であり、最高のシーンだと思う。
窓越しの2人
※本当の答え
そのまま響は学校を出ようとすると、1人の少女がシクシクと泣いているではないか。
事情を聴くと待ち合わせている友達が来ないと言う少女。響はどうしたらいいのか
返答に困っていると、その場に奏が登場し少女の待ち合わせ場所を詳細を聞き出した。
すると、それはかつての2人と同じく「校門から3本目の桜の樹」と語る少女。
それを聞いた響は、2人の約束通りこの場所で待ち続ける方がが良いと思ったが
何かに気づいた奏は少女の手を取り、別の方向へと走りだした。響はその行為に
腹を立てながらも一緒に付いて行き、しばらく走って3人はある場所に着く。それは
「もうひとつの校門」 と 「もうひとつの桜並木」 だったのだ。
そしてその3本目の桜に、約束通り待ちぼうけているもう1人の少女の姿があった。
再会に喜ぶ少女2人の光景を見て、響はあの時、お互い別の場所で待ち合わせていた
のだと気がついた。奏はこの事を知っていたのか、そうでないのかは分からないが
この少女たちのお陰で、お互いなぜあの時来なかったのか、その答えが判明した。
響と奏に答えを教えてくれたレナとアリサ
※ネガトーン再び
そんな2人が感動に浸る間もなく、その様子を見てた遠巻きから見ていたセイレーンは
仲を取り戻した響と奏に腹を立て、例のネガトーンを使い悲しみの波動を学園中に
ばら撒いた。そしてその音が響き渡ると周囲の風景は枯れた色に覆われ、学園にいる
他の生徒たち、それに2人の仲を取り戻してくれたレナとアリサも、その場に泣き
崩れ倒れ込んでしまった。するとまたもや空からハミィが登場し、この行為を辞める
ようセイレーンに訴える。しかしセイレーンはこれを邪魔だと一蹴し、ハミィを
攻撃して地面に叩きつけた。しかしハミィは倒れてもなお、響と奏に向かって世界を
不幸のメロディから守れるのはプリキュアだけであり、だからこそプリキュアに変身
して、ネガトーンと戦って欲しいと懇願する。
セイレーンに叩き落とされたハミィ
※あの時・・
必死なハミィの訴えに響と奏は事の重大さを理解する。そして泣き崩れているレナと
アリサを見つめ、お互いを信じて待っていたこの2人を、こんな酷い目に遭わせる
セイレーンたちに激しく憤った。すると2人は声を揃え「絶対に許さない!」と叫び
息の合った動きでキュアモジューレを突き出し、響はキュアメロディに、奏は
キュアリズムへと変身を遂げた。プリキュアに変身したメロディは、リズムに対して
中学校の入学式の時、一体なにがあったのか真相を問い正した。するとリズムは
あの時、2人の少女と同じく「もう1つの」桜並木で響を待っていたが、待てど暮ら
せど響は来なかった。そうこうしている内に知り合いの女生徒から、早く入るように
促され、奏は後ろ髪を引かれつつも、渋々知り合いと一緒に門をくぐったのである。
奏も響を待っていた、しかしお互い違う場所で待っていた‥
※約束を果たす
それを聞いたメロディは目を閉じ、自分は奏からひとりぼっちにされた訳では無く
お互い相手を思って、別々の場所でずっと待っていたのだと気がついて安堵する。
しかし2人の「お友達ごっこ」に腹を立てたセイレーンは、ネガトーンに2人を
攻撃するよう命令を下した。するとメロディはリズムに向かって、入学式前に2人が
決めていた約束を確認してきた。リズムはそれを当然覚えており、2人で手を繋いで
「せーの」の掛け声で学校に入ることだったと返答。それならあの日の約束を今まさに
果たそうと、メロディとリズムは互いの手を取り、ネガトーンが連射してきた
レコードの弾幕を「せーの」の掛け声でハイジャンプして回避した。それから2人は
冒頭とは全く違う息の合った動きでネガトーンを翻弄して校舎の屋根に降り立った。
見事な連携で攻撃を避けるメロディとリズム
※私と一緒に
前回と全く違う2人の動きに、セイレーンは腹を立てファルセット髪の毛を毟った。
逆にメロディはリズムの動きが良くなったことを喜び「やればできる」とベタ褒め。
リズムはそう言われて少し照れつつも、ある決意をメロディにぶつけるのであった。
「ねぇ、これから私と、一緒に戦ってくれる?」
それはつまり、これから響と一緒に仲良くしていきたいという奏の告白に他ならない。
その決意をメロディは大喜びで承諾し、2人の息がピッタリの今、恐れるものは何も
無いと意気込む。そしてメロディは手を差し出し「行こう、奏」と声をかけた。
もはや2人の仲を阻害するものは何も無い
※プリキュアの時は‥
と、ここで帰ってきたのは「今は、奏じゃないよ」という妙な返事。
その言葉にメロディが拍子ぬけた顔をしていると「キュアリズム!」と答えたリズム。
そう、今の2人はキュアメロディ、そしてキュアリズムというプリキュアなのである。
その意味に気づいたメロディは納得した表情を浮かべ、改めてリズムに声を掛ける。
「OK、メロディ!」 「行くよ、リズム!」
その掛け声と共に2人は手を繋ぎながら屋上を飛び降り、ネガトーンに向かって
ハイキックを叩きこもうとする。ピンチと感じたセイレーンは回避するように命令を
送り、ネガトーンは指示通り2人の攻撃を交わした。しかし2人は攻撃を外しても
悔しがる素振りもなく、もう1度ハイジャンプして、空中に逃げたネガトーンに
追いついた。そして2人はネガトーンの両サイドに回り込み、華麗なパンチを
同時に叩き込む。これは冒頭の失敗から学んだ2人の見事な連携プレーであろう。
2人の同時攻撃が鮮やかに決まった
※情熱的な調和
メロディとリズムの強烈なパンチが決まって崩れ落ちるネガトーン。2人はそこから
ネガトーンの腕を1人1本ずつ掴み、豪快に振り回した上で地面に叩きつけた。
もはや立ち上がれなくなったネガトーンを見て、メロディは再度リズムに声を掛けた。
「行くよリズム!」 「OKメロディ!」
そして2人はお互いの手を叩き、2人揃ってリズミカルに足を鳴らした後
「プリキュア・パッショナート・ハーモニー!」と叫んで握った手を高く掲げる。
それと同時に2人の手から強いエネルギーが湧き上がり、メロディとリズムは握った
手をネガトーンに向けた。すると2人の目の前に大きなハートのト音記号が現れたと
思ったら凄まじい速さでト音記号は回転を始める。そこから産み出された強烈な
エネルギーはあっという間に放出されてネガトーンを貫通。ネガトーンの身体の中に
ハートのト音記号が浮かび上がると、綺麗な音色と共にネガトーンは静かになり、遂には
眠りについてその姿は消滅。代わりに出てきたのは、大切な思い出のレコードであった。
ようやく取り返した思い出のレコード
※プリキュアの勝利
戦闘後、メロディとリズムは取り返したレコードを互いの手で支えながら見つめていた。
するとハミィは大喜びしながら近づき、やはり2人は最高の友達だと褒め称えた。
と、ここでレコードの中から、ネガトーンと共に浄化された「音符」が登場。
音符は静かに動き出し、フェアリートーンの1つである「ドリー」の中へと入って
行った。そう、フェアリートーン達は集めた音符を収納できる存在でもあったのだ。
それが終わると、今度は倒れていた生徒たちは意識を取り戻し、泣き崩れていた
レナとアリサも、苦しそうな顔から穏やかな顔へと変わっていった。逆にネガトーンを
倒されて打つ手が無くなったセイレーン達は、捨て台詞を吐いてその場から逃げ出した。
※元の鞘に収まる
音符を1つ手に入れ、思い出のレコードを取り返し、2人の仲も元に戻って万々歳。
その達成感に浸るように2人は調べの館で思い出のレコードに聞き惚れる。すると奏は
小声で入学式の時、響を一人ぼっちにしてしまったことを急に謝るのであった。
それを聞いた響は「ええ?!奏が謝るなんて!」とやたら大袈裟な顔で驚く始末。
奏にしてみれば、勇気を出して言ったのになんだかバカにされた気がして憤慨する。
やり過ぎたと思った響は「ウソウソ‥」とニヤケながら怒る奏をなだめるのであった。
すると響は奏の手を握り、自分が今まで勘違いしていたことを認め、素直に謝罪した。
これにより1年の間、2人のギスギスしていた関係は本日をもって解消されたのであった。
遂に仲直りした響と奏
※奏のヒ・ミ・ツ
2人は仲を取り戻し、それを微笑ましく眺めるハミィ。すると奏はハミィの方を向き
やっぱりプリキュアをやってみたいと語った。そう言われてハミィは大いに喜び、手を
差し出して奏と握手した。その時、奏はある感触に心を奪われてしまう、それは・・
プニプニとして柔らかく、触り心地が堪らないハミィの「肉球」である
何を隠そう奏は猫の「肉球」が大好きなのだ。偶然触ったハミィの肉球は奏にとって
最高の感触であり、思わずハミィの手を自分の頬になすりつけて大興奮する程である。
しかしハミィは腕を捕まれた状態が耐えられず、無理やり振りほどいて地面に落ちた。
ハミィが離れてようやく我に返った奏だが時既に遅く、一番知られたくなかった響に
それがバレてしまい、当然そのことを響にからかわれてしまう。響はニヤニヤしながら
奏の顔を眺め、奏が肉球マニアであることを皆に教えなければとはしゃぐのであった。
ニヤニヤ
※本来の姿
奏は恥ずかしいやら腹立たしいやらと感情が入り乱れ、顔を真っ赤にして響を
追いかける。しかし響はこれを軽く振りほどいては「肉球~♪」「ツボツボツボ~♪」
「テンションあがっちゃうー♪」など奏の名(迷)言を連呼して小馬鹿にするのであった。
徹底的にからかわれた奏は怒りだして「絶対に許さなーい!」と叫んで2話終了。
語るまでもないが、別に奏は本気で怒っている訳ではなく、このようなやり取りを
しているのが響と奏の「本来の姿」なのである。そう考えると中1から今までの間
顔を合わせれば喧嘩してきたのが、どれだけおかしな状態であったのか良く分かる。
なにはともあれプリキュアを通じて仲を取り戻した響と奏。本来の彼女達はいつも
↓のように、とても仲が良い2人だと視聴者へ存分に魅せつけるのであった。
これでも仲良し
あとがき
またもや長文になってしまい本当に申し訳ない‥
2話は2人の関係が大きく転換する重要な回なので
どうしてもその所に大きくスポットを当てたくて長い文章となりました
ではまた3話でお会いしましょう ノシ