スイートプリキュア 第19話
2014年12月6日に放送された、スイートプリキュア19話の感想です。
↓続きからどうぞ
※プリキュアを探る
冒頭からいきなり響と奏の変身!‥と思いきや、実はセイレーンとトリオが
メフィストと通信に使う鏡を利用して、どういう原理か分からないが、変身シーンを
再生して真剣に見入っていた。すると鏡からメフィストが映し出され驚くセイレーン。
メフィストは前回、大量に音符を捕まえれたチャンスを逃した事を叱責する。
セイレーンが苦々しい顔をしていると後ろから、ここぞとばかりにバスドラが
セイレーンの失敗を咎めた。続けてこのままセイレーンがリーダーだと音符を取り逃がす
と、暗に自分をリーダーにして欲しいと訴えるバスドラ。そして自分ならそんな
ヘマをしないと自信満々のバリトン。だが音符を取り逃がしたのは自分達では
無いと言い、嫌味ったらしくバスドラの方を向くファルセット以下であった。
責任のなすりつけ合い
※弱点弱点弱点・・
だがメフィストは、誰が音符を逃したにせよ結果が全てで、チームの失敗は
リーダー。すわなちセイレーンの責任だと怒り出すのであった。この叱責に
セイレーンは今迄の戦いを見返し、プリキュアへの対策を練っていきます と
当り障りのない返答を述べる。そして忙しいからこれにて失礼、と早口で語り
メフィストとの通信を強制的に終わらせるセイレーンであった。通信が終わるや
いなや、セイレーンはストレス発散に自分が乗っていたファルセットの毛を
容赦なく毟り始める。そしてイライラしながらプリキュアの弱点は無いものかと
今迄の戦闘を思い返すセイレーン。すると頭の中に「変身直前のシーン」が思い浮かび
この中にプリキュアの弱点を見出したセイレーンは目を光らせ笑みを浮かべた。
半端じゃない量の毛を毟られるファルセット
※セイレーンの演技
場面は聖アリア学園に変わり、いつもの様に音符探しに精を出すハミィ。
するとアジサイの花に隠れていた音符を見つけ出し、素早く捕まえてゲットした。
ところがそのアジサイの中から当たり前の様にセイレーンが登場し、驚くハミィ。
セイレーンは無言のまま近づき、もしや音符を奪いに来たのではと身構えるハミィ。
するとセイレーンは急に泣きだして、自分の悪行を悔い、本当はハミィと友達に
戻りたい、だから今迄の悪事を許して欲しい、と目を潤ませながら訴えてきた。
思わぬセイレーンの謝罪にハミィは大喜びし、一緒に音符を探そうと快く迎え入れる。
だが背後にある体育館の扉から、急にトリオ・ザ・マイナーが現れてバスドラが
手持ちのストローを吹くとシャボン玉が1つ飛び出てきた。それがハミィに当たると
ハミィはシャボン玉に閉じ込められ、持っていた音符はセイレーンに奪われる。
相変わらず簡単に騙されるハミィをセイレーンは嘲笑い、友達なんて信じないと言いながら
音符を体育館の扉にセイレーンは当て、そのまま扉のネガトーンを作り出した。
またもや騙されたハミィ
※変なハミィ
その頃、響はサッカー部の応援後なのか分からないが、サッカーボールで
リフティングしながら奏と会話していた。新しいスイーツの試作品があるので
スイーツ部に食べに来ないか?という奏の誘いに響は2つ返事で了承する。
すると2人の前に、先程捕らえられたはずのハミィが居る・・・が何かおかしい。
しかし2人は気にすること無くハミィを肩に載せて新しいスイーツについて語りだす
するとハミィはその会話に対し「(ケーキは)マズいかもしれないニャ」と急に悪口を言う。
更に試作品といっても美味しい訳じゃない、期待するだけ損だと悪口を続けるハミィ。
いつもの明るいハミィらしからぬネガティブなコメントに、響も奏も訝しげに思う。
悪口を言われ、呆れ顔の奏がハミィを良く見ると首元に見覚えのある首飾りを発見。
邪気漂う怪しげなハミィ
※何度も見たアレ
何かを察知した奏はハミィを捕まえ、廊下にある掃除箱の上にハミィを置いた。
そしてそのまま待つように指示した後、響を反対側の場所に引っ張り、本音を語る。
「あれはハミィじゃない」と見抜いた奏だが、響は信じていない様子だ。そこで奏は
ハミィを(遠くから)見るように注文する。すると響はハミィの首元に、自分が
何度も何度も騙されてきたセイレーンの首飾りを発見‥!つまりあのハミィは偽物で
セイレーンが何かを企んで変身しているのだと語る奏。響はまたまたセイレーンが
自分達を喧嘩させようとしているのかと憤り、偽ハミィの前に出ようとする。しかし
奏はそれを静止し、本物のハミィが見当たらない事を指摘。自分達が下手に動けば
本物のハミィの身に危険が及ぶかもしれないと、冷静に理由を語り、響は納得した。
響を引っ張る奏
※意見の相違
奏はハミィの安全を優先し、ここは偽ハミィに騙されたフリをしようと考える。
しかし、せっかちの響はそんな遠回りな作戦ではなく、一気に偽ハミィを捕まえ
居場所を聞き出せば良いと考えた。しかし奏は、響の焦った作戦だとハミィに
危害が加えられるのではと反対。響は、奏のノンビリした作戦だとハミィに危害が
加えられるのではなかと反論する。見事に分かれたお互いの考えに、ウンウン唸り
ながら相手の顔を見つめる2人。このまま喧嘩に突入かと思われたが・・
「ちょっとまった!」とお互いSTOPを同時に掛け、セイレーンの目的である
お互いを喧嘩させる事を、自分達からやっていてはどうしようもないと反省する。
結局、騙されたフリをしながらも、ハミィの居場所を探るという折衷案で落ち着いた。
不要な衝突を避けるまでに成長した2人
※大根役者
そして、響のサッカーボールで遊んでいる偽ハミィに、奏はごく自然に話しかけ
今日はここに来る前にどこにいたのかと尋ねる。続けて響も偽ハミィに質問するが…
「ナニカアヤシイコトシテタノカナー(棒読み)」
という風に、動きも喋り方も演技丸出しの響に奏は大変驚き、物凄い勢いと共に
響を抱え、猛ダッシュでその場から立ち去った。そして偽ハミィの見えない所で
響の下手な演技を攻める奏。しかし響は嘘をつくのが苦手だからしょうがないと反論
それにしても下手すぎると、また責める奏に これでも一生懸命やっていると反発
する響であった。すると偽ハミィが2人の前に現れ、何事もない顔をする響と奏。
そして偽ハミィは音符の匂いがすると言い出して、急に走りだしたのであった。
響を持ち運ぶ時だけ尋常じゃない力を発揮する奏
※学園の怖い場所
偽ハミィが走った先は、昼間でも暗い教室の奥であった。響はそれを追いかけようと
サッカーボールを持ちながら走り去る。一歩遅れた奏は響の後を追いかけ、暗い部屋
へと走るが・・さっきまで居たはずのハミィも響も綺麗さっぱり消えており驚く奏。
不可思議な出来事に不安になる奏が訪れたのは理科室で、ホルマリン漬けの生物や
骨格標本の存在が不安をより掻き立てる。そしていずこから響のサッカーボールが
転がって来て奏がそれを捕まえていると、いつの間にか目の前に(理科の?)先生が
現れた。奏はさっそく先生に響の居場所を尋ねてみると、北条さんならこっちに
行ったと語り、目線の先にある扉を指差す先生。奏は感謝して扉の前に向かうが。
ふと、先生が変な首飾りをしているのを不思議に思い、その事を質問する奏。
すると急に背後の扉が開いて、奏は勝手に扉の奥へと吸い込まれてしまった。
扉が奏を吸い込むと、その本性である扉のネガトーンが姿を表し、またこの
先生もセイレーンが変身した、偽の先生であることも判明した。
ネガトーンに吸い込まれた奏
※別々の世界
その頃、体育館でトリオに捕らわれていたハミィは、必ずプリキュアが助けに
来てくれると強気の態度を崩さない。しかしそこに、先程の扉ネガトーンとセイレーンが
現れ、2人は二度とプリキュアになれず、助けには来ないと断言するセイレーン。
そしてその間、最初に捕まった響は自分が居る怪しい空間に困惑する。すると1つの
扉が見つかり、それにめがけてひた走りながら、奏の遠回りな作戦のせいでこんな
目に遭ったと愚痴る響であった。そして別の場所に飛ばされた奏も気味の悪い空間に
不安を覚え、響を呼んでみるも何の返事もない。そしてまた同じ様に、出口っぽい
扉を見つけた奏はそれに向かって走りだすのであった。2人が扉に向かって走っている
と、2人を閉じ込めた扉ネガトーンが不幸の音波を発し、中にいる響と奏はそれを
まともに喰らい、余りの苦しさから耳を塞ぎその場から動けなくなってしまった。
セイレーンは2人を異空間に閉じ込めた理由を、ハミィなら分かるだろうとほくそ笑む。
そして先程からずーっと悲しみの唄を歌っていたトリオが最後まで綺麗にハモった。
それぞれの空間で苦しみ悶える響と奏
※勝利の宴
響と奏を閉じ込め、勝利を確信したセイレーン達は体育館の中でスキヤキを
作り始める。バリトンはセイレーンの作戦をスマートだと褒めつつも、自分程ではないと
こっそり貶める。そして、それぞれ茹で上がった牛肉を頬張っていると、やけに
セイレーンを睨んでくるバスドラが‥一体何かと思った次の瞬間、バスドラは肉だけを
全部一気に摘み上げた。バスドラの暴挙を他の2人と1匹が戒めるも、聞く耳を持たない
バスドラは全ての肉を自分の皿に漬けてしまった。するとシャボン玉に閉じ込めらて
いるハミィは、自分もスキヤキが食べたいと緊張感のない事を言い出す。すると
バスドラが近づき、食べさせてくれるかと思ったら・・ハミィの前で意地汚く食い散らかし
「食べたら太るぜぇ~♪」と自虐的な忠告をするバスドラにハミィは落胆してしまう。
身体も食い意地もデカいバスドラ
※変身不可能
すったもんだの末、締めのうどんすきが堪らないと笑顔で語るファルセットとバリトン。
その隣でバスドラが食後の牛乳を一気飲みしていると、セイレーンはネガトーンを
呼びつけ、手始めにこの学園の生徒全員を不幸にしてしまえと、命令を下した。
ネガトーンは忠実に、不幸の音波を放射すると学園の生徒達はそれをまともに
浴びてしまい、涙を流しその場に倒れこんでしまう。その頃、異空間で苦しんでいた
響と奏にも学園の惨事が聞こえてきて、このままではマズいと判断した2人は
キュアモジューレを取り出し、レッツプレイ・プリキュアモジュレーション!と
変身の掛け声を発する。がしかし、いつもの様に反応するはずのモジューレが
うんともすんとも応えず、困惑する響と奏。もしかしてレリーが居ないからと奏が
考えていると、いきなりセイレーンの声が響き渡り、変身出来ないのは2人の心が
バラバラだからと語りだす。そして、セイレーンは響と奏が変身してきた場面を
何度も確認して、「変身するための条件」を見つけたと自信満々に喋り始めた。
悲しいよぉぉ~
※セイレーンの観察眼
それは【2人の声が揃った時に変身出来る】という事実を発見したセイレーン。
それならば、2人を別々の異空間に閉じ込めてしまい、お互いの声が聞こえない
状況に追い込めば、声を揃えることは絶対に不可能と考え、この作戦を思いついた。
そんなセイレーンの狡猾な罠に驚愕する響と奏。続けてセイレーンはプリキュアに
変身できない生身の人間が、この異空間から抜け出すことは出来ないと、残酷な事実
を付け加えた。そして勝利の余韻というべきか、セイレーン達は悲しみ泣き叫ぶ
学園の生徒達の声を聞きながら、茹で上がったうどんを豪快にすすり始める。
ハミィはセイレーンに向かってそんな悪いことをしてはいけない、セイレーンは
そんな悪い子ではないと説得するも、お前に何が分かるのかと冷たく返すセイレーン。
1人だけでは変身できない
※ミューズ登場
ハミィはそれでもめげず、自分とセイレーンは友達だから相手の気持ちは分かると答える。
しかしセイレーンはその言葉を鼻で笑い、そんな下らない事を言う暇があるなら、プリキュアが
現われず、誰にも助けてもらえない自分の心配でもしたらどうかと言い返した。
するといきなり「それはどうかしらドド」という聞き覚えのあるフェアリートーンの声が。
咄嗟にそれがキュアミューズだと察知したセイレーン達は、姿の見えないミューズを
探し始める。するとバスドラが発見し、指差した先にはキュアミューズが堂々と
立っていた。体育館の上からミューズは飛び降り、いつもの様に自分は誰の味方でも
無いと語りつつも、何の罪もない人々を巻き込むのは見過ごせないと付け加える。
ミューズの態度に腹がたったセイレーンはネガトーンに不幸の音波を撒き散らす様に指示する。
喋らないミューズの代弁者ドドリー
※ミューズの誤算
ネガトーンは指示通り、まだ悲しんでいない他の生徒達に向けて不幸の音波を
放射する。だがそれと同時にミューズも、得意技である七色の鍵盤を取り出し
鍵盤を鳴らすと、七色の光線が現われ、ネガトーンの音波が届く前に、生徒達を
防護し、不幸の音波をかき消した。その技にセイレーン達が驚いていると、ドドリーが
今の技は防音壁で、全ての音を跳ね返すと自慢気に答えた。こうなれば連射しかない
と考えたセイレーンはネガトーンに不幸の音波を、間髪入れず撒き散らすように指示する。
しかしネガトーンがいくら連射しようとも、ミューズの防音壁が全て先制して生徒達を
防護してしまう。そこでネガトーンはパワーを上げて、不幸の音波が届く速度をアップ
させると防音壁の光線が届く前に、音波が生徒達を直撃し、ネガトーンはミューズの策を
打ち破った。予定外の結果に珍しく驚くミューズ、そして異世界に居た響と奏は扉の
前に到着し、早く生徒を助けなくてはと焦りながら、固い扉をこじ開けようとする。
ネガトーンの力技に驚くミューズ
※心で通じ合う
その間もネガトーンは不幸の音波を連射するが、ミューズも負けじと防音壁を
張り続ける。その姿を見てセイレーンは、1人で頑張るにも限界があるし、メロディとリズムは
助けに来れないから自分の勝ちだと語り、ミューズのやる気を挫こうとする。
だがドドリーが、2人が戻れるかは2人次第だと言い返すと、セイレーンはまたもや
自分の乗っているファルセットの毛を豪快に毟りながら、どうあがこうが絶対に
無理だと自分の勝利宣言を押し付ける。しかしその頃、異空間の扉の前で響も奏も
扉をこじ開けようとしており、お互い相手の声が全く聞こえないにも関わらず
「『だって‥私達、プリキュアだから!!』」
というセリフが見事にハモり、それは素晴らしいハーモニーパワーと変わって
遂に2人は、ネガトーンの作り出した異空間の扉から脱出する事に成功した。
どのような策も2人を離す事は出来ない
※2人だけの世界
ネガトーンから出てきた響と奏を見て驚くセイレーン達、そしてキュアミューズ。
さっそく響と奏は、生徒達みんなを悲しませたセイレーン達に憤り、絶対に許せない!と
声を綺麗に併せ、遂にキュアメロティ・キュアリズムへと変身することが出来た。
扉ネガトーンは、2人にいきなり不幸のビームを連射するが、ギリギリで回避する
メロディとリズム。するとリズムは「メロディがあんなミエミエの誘いに乗るから」と
偽ハミィに付いて行った事を怒り出す。売り言葉に買い言葉で、メロディも
「リズムがあんなややこしい作戦建てるから」と、騙されたフリ作戦を批判する。
戦闘中なのにお互い(痴話)喧嘩している2人を見て、ネガトーンは困惑した様子・・
メロディの怒りは収まらず、自分が正しいと思う態度を治した方が良いと忠告する。
リズムも、もっと人の事を考えて行動しなさいと文句を付ける。流石に付き合い
きれなくなったネガトーンは、扉を全開放して、またもや2人を異空間に引きずり
込もうとする。だが2人は「今取り込み中だから邪魔しないで!!」とハモり
開いた扉を同時に締め、そのまま見事な昇竜拳をネガトーンに叩き込んだ。
2人の世界は誰にも邪魔できない! (↓→↘+P)
※喧嘩に見えて喧嘩でない
メロディとリズムが言い争いしつつも、息はピッタリで動きも綺麗にハモっている
状況を見て驚くトリオ・ザ・マイナー。リズムはその隙を狙って、シャボン玉に
捕らえられていたハミィを救出する事に成功。セイレーンは2人が喧嘩しているのに
なぜこんなに強いのか理解に苦しみ、再々度ファルセットの髪を毟りまくった。
メロディはその疑問に対し、リズムには言いたい事をズバッと言っているだけと
答え、リズムもメロディなら本音をぶつけても大丈夫だから!と言いながら
両手を揃えて構えだした。これは以前、ハイジャンプするカメラのネガトーンより
高く上昇する為に2人が編み出した方法で、それを理解しているメロディは直ぐに
リズムの手の上に乗り、リズムが手を上げると同時に高くジャンプしたのであった。
メロディはジャンプの勢いを利用してそのまま一回転し、扉ネガトーンに強烈な
カカト落としを喰らわせる。その効果は抜群で、あっという間に倒れこんだネガトーンを
見て、2人は人目も憚らず、笑顔になり抱き合うのであった。
やっぱり2人の世界は(以下略)
※プリキュアの底力
その様子を見ていたキュアミューズとドドリーは、ただ単に声が揃えば良いという
訳ではなく、喧嘩していても、離れた場所にいても心がひとつになれば変身できる
それがプリキュアである。とメロディとリズムの底力を褒め称えるのであった。
2人はそのまま、大技であるプリキュアミュージックロンド・スーパーカルテットを
ネガトーンに発動し、メロディとリズムが声を合わせてフィナーレ!とハモると
大爆発が起こり、ネガトーンの浄化に成功。元の体育館の扉に戻した。
そしてハミィが音符浄化のアクションを起こすと、扉に付着し悪に染まっていた
音符を綺麗な元の音符に戻し、ファリーに収納。ハミィが中身を覗くと、もうすぐ
幸せのメロディが完成するほど、音符が溜まってきたと喜ぶのであった(4回目)
どれだけ喧嘩しても最後は笑顔
※友達は揺るがない
ネガトーンを浄化し、セイレーン達に「悪事はそこまで」と宣言するメロティとリズム。
またもや敗北を喫し、このままではメフィスト様に怒られると歌い出すトリオ。
2人の後ろにキュアミューズも参加し、セイレーン達は一気に窮地へと追いやられた。
セイレーンが苦々しい顔をしていると、ハミィは一緒におやつのカップケーキを
食べようと、相変わらず場違いな発言を始める。が、これはセイレーンが最初に
ハミィを捕まえる為に行った、降伏作戦をハミィはまだ信じ込んでいたのである・・
その様子を見てセイレーンは、友達になりたいと言ったのはハミィを騙すための
真っ赤な嘘だったと吐き捨てるように語った。しかしハミィは、落ち込む事はなく
何と言われようがハミィはずーーーっとセイレーンの友達ニャ と笑顔で返した。
ハミィの底抜けに明るい返答に、流石のセイレーンも少々黙り込んだ後
友達なんて信じるものか!と捨てセリフを残し、トリオが煙幕弾を放ったと同時に
セイレーン達は、煙に紛れてその場から撤退した。
悪者の撤退道具・煙幕弾
※いつか、きっと・・
場面は変わり、奏の家であるラッキースプーンのテラスでケーキを食べる2人と
ハミィ。奏は、セイレーンの変身能力は大変悪質で、いつ誰になりすまして2人の
仲を裂くか分からないので、常日頃から注意しなければならないと語りだす。
響はそれに同意したが、ハミィはケーキを嬉々として食べながら、このケーキを
セイレーンと一緒に食べたいニャ!と、奏の話をまるっきり聞いていない様子だ。
響はそんなハミィを見て、セイレーンの態度に腹が立たないのかと質問する。
だがハミィは、友達なら喧嘩することもあるだろうし、いつかは響と奏みたいに
仲直りできる!とセイレーンを信じて疑わない返答をする。2人はもはや、セイレーンが
改心するとは思えないと考えているが、ハミィは気にすること無く、それでもセイレーンを
信じていると強く主張した。その頃、夕日の見える丘で、夕日を眺めていた
セイレーンは、真剣な眼差しで「友達なんて信じるものか!」と心の中でつぶやくが
どこかその姿は、物悲しさを漂わせるのであった・・・
誰に何を言われても友達であることを否定しないハミィ
頑なに友情を拒否するが、その姿は哀愁が漂う
※あとがき
先週のあとがきに2人は成長して、自己主張を控えつつあるという
内容を書いておきながら、今回喧嘩しているじゃないかと思われるでしょうが
なんと言いますか、お互い「喧嘩しているフリ」が上手くなっているのですw
お互いが作中で語っている通り、本音をぶつけても大丈夫なまでに、お互いの
許容範囲が広がっているのです。そうは言っても、これ以上突っ込んでしまったら
取り返しがつかないボーダーラインはあるので、2人もそこまで行かないように
衝突の一歩手前で、じゃれあっているというのが最適な表現かと思われます。
だから喧嘩しているようで、ちゃんとハモるし攻撃も決まるし問題は無いのです。
紆余曲折ありつつも、少しずつ仲良く成長していく2人の姿は微笑ましいものです。
それにしても再放送をじっくり見ながら、こんな風に感想を書いていますと
セイレーンがここまでえげつない作戦を次から次へと繰り出していたのは驚きと
言うか、初見は見落としていた部分が多かった気がします。
そりゃまぁ確かに、これだけの悪事を頻繁にやっていたのだから、のちのち
「あんなこと」をさせられるのは当然の結果と言えますね‥それに関しては
まだ言えませんけどw まぁほんとにセイレーンの罠は恐ろしいものです。
後はこの回だけでファルセットの貴重な髪が3度もセイレーンに毟られるという
可哀想な出来事が起こりましたw これはプリキュアを罠に嵌めるより重大な
悪行ではないかと、男の自分としてはそんな気がしますw では20話で ノシ
この回だけで相当量の毛髪を失ってしまったファルセット君に幸あれ