スイートプリキュア 第39話
2015年4月25日に放送された、スイートプリキュア39話の感想です。
↓続きからどうぞ
※起きない響
冒頭は朝の光が爽やかな響の家から。
例によって寝起き前の響・・そんな事を何度も書いた気がするのは何故だろう?
というのは横に置いといて、フェアリートン達はいつものように目覚まし時計を
踏んで大きなベルの音を部屋中に響かせる。その後はカーテンやブラインドを開けて
陽の光を部屋に射し込ませると、ゆりかごで寝ていたハミィが起床し、窓の外に居る
小鳥たちに朝の挨拶をするのであった。しかしその爽やかな挨拶は、屋根の上に居た
「ピーちゃん」の絶叫によって遮られ、驚いた小鳥たちはその場から逃げるように
飛び立つ。ハミィはそれに驚きつつも、気を取り直して挨拶すると、今度は普通の
声量で返事をするピーちゃん、しかしこの騒動でも肝心の響は一向に目覚めない。
どうしてこうも響の寝姿が多いのか
※ない!ない!ない!
困ったフェアリートン達は響を起こそうと考えたが、ハミィがその間に割って入り
前回の大活躍と響の努力を褒め称える。だからたまにはゆっくり休ませようとハミィが
提案すると、フェアリートン達は、その意見には一理あると感じて了承する。
そして音符集めは響が起きてから行おう、と思っていたハミィだが・・
音符確認の為、ハミィがソリーの中を覗いて見ると・・・音符が、ない??
もしかしてドドリーに入れたのかと思ってこちらを覗いて見るも・・やっぱり無い!
入れたはずの音符が無くなってハミィは激しく取り乱し、さっき休ませようと
言っていた響の頬をバシバシと叩いて起こそうとする。そしてやっと起きた響は
ハミィの報告を聞くが、寝ボケているのか事の大事さを全く理解しようとしない。
そんな響でも暫く経つと、ようやく音符が無いのは大問題だと頭で理解する。
そして響は一気に目を開き「無い!? なんでぇ~?!」と絶叫するのであった。
音符が無いと分かるや急に響を叩き起こすハミィ
※南野奏は知っている
その後、響はすぐさまラッキースプーンに皆を集合させて、急に音符が無くなったと
包み隠さず告白する。奏・エレン・アコの3人は当然驚いたが、何より不可思議なのは
音符を入れていたフェアリートーン達が、いつ盗まれていたのか全く気付かなかった事だ。
エレンは、もしかして響が寝ている間にトリオが盗んだのでは?と大胆な予想を
打ち立てたが、流石にそれは、いくらなんでも気がつくよと笑いながら答える響。
しかし横に居た奏は、やけに真剣な顔をして、急にこんな事を言い出すのであった。
「響は気づかないわ1度寝たら朝までグッスリなんだから」
驚いた響はそんな事ありえないと否定するも、奏は苛立ちながら「ある!」と断言。
結局それ以上響は何も言えなくなってしまった・・いや、そもそもなぜ奏がそんな
事を知っているのか、なぜこの話題で不機嫌になるのか、謎は深まるばかりである‥
2人の関係を分かっているエレンも、奏の発言にちょっと引いてしまうw
※心配で食欲が‥
流石に話が脱線して収集がつかないと感じたエレンは、とりあえずハミィに
音符が勝手に歩いて出て行く事はあるのだろうかと質問。ハミィは少し悩みつつも
やはりそれはありえ無いと答える。すると当事者のシリーとドドリーは大切な音符を
無くしてしまった事に、申し訳無さを感じて響達に謝罪する。しかしアコはフェアリートーン
の努力は自分が一番よく分かっていると擁護するのであった。さて音符が無い以上は
過去を悔やむよりも、今をどうすべきか。そんな事を考えると心配で心配で食欲が
出ないと語るハミィ。そう言いながらもハミィは、ちゃっかり両手にカップケーキを携えて
美味そうにバクバクと食べ続けるの始末‥ それだけ食べれば充分でしょとエレンに
突っ込まれると、いつもならもっと沢山食べていると急に憤慨するハミィであった。
いつだって食欲旺盛のハミィ
※Never give up.
更にヤケになったハミィは絶体絶命だと喚きながらテーブルの上をクルクルと周り
始め、目を回して勝手に倒れてしまう。しかし響はこのままではいけない!と感じ
急にテーブルを叩いて、諦めたら負け決定だと主張し、落ち込んでいる他の面々に
喝を入れた。更に響は、自分が以前に出たサッカーの試合(助っ人)を例に出して
諦めない事の大切さを訴える。試合は途中まで0-3の大ピンチであったが、チーム全員
で力を合わせた事により、最後の最後で4-3の逆転勝利を成し遂げれたと語る響。
「勝負は最後まで分からないー そういうこと?」
そうアコが尋ねると、響は笑顔でその通りと答え、音符はまた探して集めれば
いいのだと虫取り網をブンブン振り回す。そして皆が協力して集めれば絶対に
大丈夫だとピースする響。それを見て元気づけられた奏は、席を立って響の
意見に賛同する。そして他の2人も席を立ち拳を空に突き上げ、最後まで諦めず
協力して音符集めに励むことを誓うのであった。
響の叱咤激励で元気を取り戻した3人
※もっと音符を
その頃、マイナーランドでは、トリオ・ザ・マイナーが思い思いの行動に没頭していた。
リーダーのファルセットは玉座に座りながら伝説の楽譜をめくり、バスドラは長く
なった爪をヤスリがけしている。そしていつもならバリトンは顔の手入れをするのだが
残念ながら怪物へと変えられてしまったので、肌の手入れも出来やしないと嘆くので
あった。一体いつまでこんな姿なのか‥そうバリトンは愚痴ってみるも、バスドラは
「知るか」と冷たい反応。するとファルセットは玉座から立ち上がり、2人に向かって音符
集めをするぞと命令を下す。しかし音符は充分集めたしプリキュア達より数は多いと
反論するバスドラ&バリトン。 だがファルセットは2人を「おマヌケ共!」と一喝し て手に持って
いた楽譜をパラパラとめくりだした。すると確かに音符は無くこれは驚きの白さである
2人がそれを見て何故無いのか驚いていると、ファルセットまたページをめくって前の方を
見せる。ここには確かに音符が付いているが、楽譜に占める割合はまた半分といった
程度。ノイズ様復活の為にはいち早く音符集めが必要だとファルセットは2人に激を飛ばした
また音符が足りないと主張するファルセット、それにしても筋骨隆々である。
※音符集めの秘策
場面は変わって調べの館に移動した響達は、音吉さんに音符が無くなった事情を
説明する。それを聞いた音吉さんはノイズの仕業ではないかと考え、横に居た
クレッシェンドトーンも同意する。しかしノイズの気配を感じてもすぐに途切れて
しまい、居場所が掴めないと語るクレッシェンドトーン。だが響はノイズが復活する前に
幸せのメロディを完成させれば何の問題もないと大張り切り。すると奏は音吉さんに
「パイプオルガン」を弾いてくれないかと依頼する。理由は以前、音吉さんが弾いて
いる時に、隠れていた音符が一斉に動き出した件を奏はしっかりと覚えていたからで
ある(18話参照)。そうすれば音符が一箇所に集まるので、大量の音符を簡単に
捕まえられると主張する奏。しかし音吉さんはこの考えを諸刃の剣だと忠告する。
音吉さんにパイプオルガンの演奏を依頼する奏
※ハイリスク・ハイリターン
するとその話を聞いていた響は「諸刃」と聞いて険しい表情になる・・・が、やはり
言葉の意味が分かっておらず、急に腑抜けた顔になる響w するとエレンはことわざ
辞典を取り出して、諸刃(モロハ)とは「危険と隣り合わせ」の意味であると説明した。
そして音吉さんは、この作戦は自分達にとって音符集めし易いという利点はあるが
それはマイナー側にしても同じ事で、もし集めた音符を奪われたら、不幸のメロディの
完成を早めてしまうだけの危険も孕んでいる‥音吉さんはそう警告するのであった。
しかしもうこれしか方法がないと感じた響達は、音吉さんに頭を下げてパイプオルガンの
演奏を依頼する。本音を言えば、音吉さんは演奏をやりたくはなかったが、4人の
真剣な態度を見て考えを改め、遂にパイプオルガンの演奏を了承するのであった。
響のために「諸刃」の意味を説明するエレン
※作戦開始
そして意を決した音吉さんはパイプオルガンの前に座った・・が、なぜかここで
ピーちゃんは調べの館から勝手に出て行くのであった。それはさておき、音吉さんが
演奏を開始すると、いつにも増して荘厳な、パイプオルガンの音色が加音町に響き渡る。
それから響達は虫取り網を持って調べの館を出ると、エレンとハミィとアコは
まだこんなに音符が隠れていたのかとビックリ。しかしメイジャー出身でない響と
奏には全く音符が見えない・・そこでいつものようにハミィが音符浄化のアクションを
行うと、隠れていた音符が可視化されて、誰の目にもハッキリと見えるようになった。
音符が見えると響はその多さに驚き、早速一気に回収するぞと張り切るのであった。
音符がハッキリと見えて大喜びの響と奏
※ファルセットの閃き
その頃、加音町の浜辺で音符集めに勤しむトリオ・ザ・マイナー。しかし成果の方は
芳しくなく、朝から頑張っているのにまだ4個しか集まっていない。回収係のバスドラ
は見つけた音符を捕まえようとするが、隣に居たバリトンから念力で音符を横取りされて
しまう。そんなしょうもない手柄争いで2人が喧嘩をしていると、あきれたファルセットは
「真面目にやれ!」と怒ってキレ出す始末。だが2人は自分から探そうともしない
ファルセットに対して、小声で愚痴を言うのであった。すると先程の状況とはうって変わり
急にトリオの周りに音符が溢れだす。3人は思わぬチャンスに驚きつつも、以前もこんな
出来事があったのを思い出したファルセット。もしや調べの館に音符達が‥? そう閃いた
ファルセット周りの音符を一旦集め、「大量ゲットのチャンスだ!」と叫んで、自分に
付いて来るようバリトンとバスドラに命令を出す。しかしファルセットは移動用の
フライングノートに自分だけ乗り込み、一人勝手に飛び去っていく。置いて行かれた
2人は、徒歩で高台にある調べの館に向かう羽目になるのであった・・
ファルセットに置いて行かれたバスドラとバリトン
※あの時のブーツ
その間にも調べの館周辺で音符を集める響達。エレンはその身軽さを活かして素早く
手で掴んでいる。アコも茂みにいる音符を集めてバスケットに溜め込むが、自分の
身長より高い所にいる音符が掴めず背伸びをする。しかしこれをエレンに取られて
しまい、あまつさえ高い所は自分に任せてと言われてしまったアコ。しかしプライド
の高い彼女がそれを黙って聞くはずもなく、黒ミューズ時代に使っていた厚底の
シークレットブーツを装着し、いきなりエレンの高さにある音符をもぎ取るのであった
そして「高くても大丈夫だから!」と主張し、高所にある音符を不貞腐れながら
かき集めるアコ。そんな身長の低さをを気にする、お年頃の彼女を見て響は密かに
笑い、アコって結構負けず嫌いだよね~ と奏に小声で話しかけるのであった。
この描写で「なぜ黒ミューズは身長が高かったのか」を説明しています
※大満足の成果
そんなアコの頑張りを見ていると、自分達も負けていられないと奮起する奏。
さっそくアコに負けじと飛び回る音符を捕まえ、気がつけば両手から溢れんばかりの
音符を回収して大満足。音符入れのバスケットも一杯になり、ハミィは大漁を喜ぶのであった
その頃、館の中で演奏をしていた音吉さんは「みんな、頑張るのじゃぞ」と響達へ
密かにエールを送る。その言葉通り響達は努力の結果、沢山の音符を集めることに
成功。しかしまだまだ飛び回る音符は数多く、これを黙って見過ごすのは勿体無い。
その為に響達は館の外から更に行動範囲を広げ、ありったけの音符を捕まえようと
考えるのであった。すると先程どこかへ行っていたピーちゃんもアコのもとに戻り
羽をばたつかせて、自分も音符集めを手伝うよとアコにアピールするのであった。
両手に溢れんばかりの音符
※妨害された試合
そして調べの館から離れて到着したのは大きな河川敷。今日はその中で少年達が
サッカーの試合を楽しんでいた。すると目のいいエレンはサッカーボールに音符が
付いているのを発見。しかし今あれだけ熱中している少年達からボールを取るには
忍びなく、この試合の為に恐らく練習を頑張ってきたのだから、ゲームが終わるまで
待ってあげようと響は提案する。そう言われると他の3人はその意見に納得して静かに
座り、少年達の試合の行方を見守るのであった。だが、急に辺りが暗くなったかと
思うと、響達の上をバスドラが通過し、少年達のサッカーに割り込んで試合をメチャクチャに
してしまった。そして響達が驚く間も無く、後ろからゆっくり歩いてくるファルセット。
彼は海辺で集めた音符入りを瓶を、これ見よがしに響達へ魅せつけるのであった。
カエルのように上空を飛んで行くバスドラ
※狙われた音符
ハミィはファルセットが沢山の音符を持っている事に驚いたが、ファルセットも
抜け目なく、バスケットに沢山入っている響達の集めた音符を透視するのであった。
「その音符、渡してもらおうか!」 ファルセットはそう脅迫するが、音符を守る
ように響達が周りを取り囲んで「絶対に渡さない!」と叫んで抵抗する。だが渡さ
ないと言われて引き下がるファルセットではなく、先程のサッカーボールに付いた
音符を邪悪に染め、そのままサッカーボールのネガトーンを作り出すのであった。
そしてネガトーンは空中で高速回転を始めて、悲しみの音波を少年達に撒き散らす。
それを浴びた少年達は嘆き悲しみ、あっという間にその場に崩れ落ちてしまった。
その光景を見た響は、少年達の試合をメチャクチャにしたトリオに怒ったが
ファルセットはこれを鼻で笑い、試合など知ったことかと馬鹿にする。
それを聞いた4人は、頑張っている子たちを悲しませるなど絶対に許せないと憤り
キュアメロディ・キュアリズム・キュアビート・キュアミューズへと変身した。
少年達の試合を壊したトリオに、4人はプリキュアに変身して戦いを挑む。
※劣勢
変身後、ネガトーンはまたもや高速で回転しながらプリキュア達へ突進してきた。
メロディとリズムはこれを回避したが、リズムとミューズはタイミングが悪く
空中でネガトーンに叩き落とされてしまった。更に攻撃の手を緩めること無く
どこからか取り出したサッカーボールを投げつけるネガトーン。メロディはこれも何とか回避
したが、爆発したボールの爆風で体勢が崩れてしまった。するとネガトーンに気をとられて
いたメロディを、背後から襲いかかるバスドラの魔の手! メロディは両手でガード
するが、巨大なバスドラが放つ一撃は凄まじく、メロディですら防ぎきれず地面に
転がってしまった。そして今度は、両手を構えて振り下ろそうとするバスドラ。
ここでビートはラブギターロッドを即座に取り出して、間一髪の所でビートバリアを展開する。
数々のピンチを救ってきたビートバリア
※強化されたトリオの力
バリアを張ってこれで一安心かと思われたが、なんとバスドラはバリアを簡単に
叩き割ってしまう。油断していた2人はバスドラに捕えられ、そのまま橋の下に叩き
つけられてしまった。そして劣勢なのはリズムとミューズも同じで、バリトンに対し
連続で攻撃を繰り出すも、尽く簡単に交わされてしまう。更にバリトンの激しい反撃
を喰らったリズムとミューズは、他の2人と同じく橋の下に叩きつけられてしまう。見て
の通りバスドラは攻撃力を、バリトンは素早さがそれぞれ大幅にUPしているが良く分かる
そしてその光景を、橋の上から黙って見つめるピーちゃんの姿があった。
焦ったハミィはプリキュアの元へ急ごうとするが、運悪くファルセットに遭遇して
しまい、バスケットに入れていた大量の音符を根こそぎ奪われてしまった。
音吉さんが危惧していた事が現実になってしまった。
※絶対に諦めない
ハミィは何とか取り返そうとファルセットに飛びかかるが、簡単にいなされて
土手から転がり落ちてしまう。トリオやネガトーンに歯が立たず、集めた音符まで
奪われるというプリキュアにとって最悪の展開。バスドラはパワーアップした自分の
腕力を誇示し、バリトンもいくら足掻こうが華麗な私には敵わないと挑発する。
そして奪った音符を瓶に入れて、プリキュアに「負け決定」だと自分達の勝利宣言する
ファルセット。しかし4人はトリオを無視して、何やら全員で相談を始めるのであった
話が終わると4人は立ち上がり、手を揃えて「戦いはこれからだよ」とメロディが
他3人にエールを送る。そして元気よく手を上げて「オォー!」と声を揃えると
プリキュア達は直ぐに正面を向いて、再度トリオとネガトーンに対峙した。
どんな状況でも諦めないと誓うプリキュア達
※チームプレー(1)
しかし弱い奴らが何をしようが結果は同じだと嘲笑うファルセット。そしてネガトーンに
攻撃を下すと、再び球体になって高速で飛びかかってきたネガトーン。しかし4人はその
攻撃に対して、なぜかバラバラに逃げ始めた。ファルセットが跡を追うように命令
すると、ネガトーンはリズムに、バリトンはミューズに、そしてビートにはバスドラが
それぞれ対応して追いかけてきた。ビートはもう一度ビートバリアを展開するが、何度
やろうが無駄だと拳を叩きつけるバスドラ。しかし前回より強化されたバリアの
お陰で、何とかバリアの破壊を免れたビート。そしてその隙を縫ってメロディが
バスドラの踵を攻撃すると、上半身が大きいバスドラは簡単に倒れてしまった。
ビートバリアに気を取られてメロディに攻撃を喰らったバスドラ
※チームプレー(2)
その間にもバリトンに追いかけられていたミューズは、橋の下で遂に追いつかれてしまう。
そしてバリトンの魔の手が迫ってくると、急にその横をリズムが通りかかり、後ろから
ボールを投げているネガトーンの土煙で視界を悪化させ、バリトンの攻撃を防いだミューズ。
そしてビートはバスドラを橋の上に一旦誘導し、今度は橋の下に潜り込んでバスドラを
誘いこむ。それと同時にミューズもバリトンを橋下の外に誘い出し、プリキュア2人を
追いかけてきたバスドラとバリトンを、お互い正面衝突させる事に成功した。
見事な作戦勝ち
※勝利のシュート
バスドラとバリトンの動きを止める事に成功はしたが、ネガトーンは未だにリズムを
追いかけてくる。するとリズムは身を翻し、迫ってくるボールをネガトーンに蹴り
返した。それが命中するとネガトーンの攻撃は一旦止まり、リズムはその隙を見逃さず
「気合のレシピ、見せてあげるわ!」と叫んで空高くへ蹴り上げる。更に後ろから
メロディが迫り「ここで決めなきゃ女が廃る!」と叫んで一気にハイジャンプ。
ネガトーンより少し下の位置まで上昇したメロディは身体をのけぞらせて華麗な
オーバーヘッドキックをネガトーンに叩き込んだ。飛ばされたネガトーンは言い争いをして
いるバリトンとバスドラを巻き込み、2人とネガトーンはそのままサッカーの試合で
使っていたゴールポストに衝突し、メロディは見事な逆転GOAL?を決めるであった。
サッカーで鍛えたメロディの大技が見事に決まった
※大 逆 転
そしてこのチャンスを見逃すまいとハミィは4人に指示を出す。するとプリキュア達
はヒーリングチェストを使ってスイートセッションアンサンブルを発動。4人は
巨大なクレッシェンドトーンの額に乗り込み、スピードアップしてネガトーンに激突した
敵の動きが止まった所で4人が「フィナーレ!」と声を合わせると、ネガトーンは
一気に浄化されて元のサッカーボールへと戻るのであった。その光景を見てファルセットが
驚いていると、そこにすかさずミューズが現れて盗まれた音符を取り返す事に成功。
そしてミューズは音符の瓶を開けて音符達を逃し、それと同時にハミィが音符浄化アクションを
連続で行うと、大量の音符はフェアリートーン達が総出で回収。ハミィはドリーの
中を覗くと、これで音符がたくさん集まったと大喜びするのであった。
音符を全員で回収するフェアリートーン達
※大 勝 利
あれだけ有利な状況だったのに、自分達の慢心で負けてしまったファルセット達。
ファルセットは次まで音符を預けといてやると傲慢な言葉を吐くが、よりにもよって
バスドラとバリトンから「負け惜しみ~♪」とハモられて馬鹿にされてしまう。
結局、ファルセットは2人に怒鳴ってトリオ達は何処かへ逃亡。ノイズ復活を企む
彼らの野望は、また一歩後退するのであった。そんな彼らとは対照的に、あれ程の
劣勢をチームワークで見事に跳ね除けたプリキュア達。リズムはこの勝利を喜ぶが
メロディは只の勝利ではなく「大勝利」だと喜んで、両手を使ってピースサインをする。
そして2人は喜びついでに笑いながらハイタッチ。そしてビートやミューズにも
ハイタッチを促すが、ミューズは少し恥ずかしいのか、小さく両手を上げるのが精一杯w
☆-(ノ゚Д゚)八(゚Д゚ )ノイエーイ!
※次に備えて
それでも他の3人と手を合わせてハイタッチすると、ミューズはこのような関係も
悪くはないな、と1人密かに喜ぶのであった。 そんな逆転勝利の余韻が残るその日の
夕方。響の家に戻ったフェアリートーン達はいつの間にか頭に防災頭巾を被っていた
理由は勿論、これから音符を無くさないようにする為の、彼らなりの対策であった。
更に念には念を入れて、もし誰か捕まえようものなら、一斉に非常ベルの音を
鳴らして危険を知らせるという防犯対策まで準備するのであった。これを聞いた
ハミィは守りは完璧だと絶賛し、響もこれで一安心だとホッとする。そして
響は夕飯の準備のために台所へ向かい、ハミィも一緒について行く。部屋に残った
フェアリートーン達は、早速防犯の為に、全員で反復横とびの練習を始めるのであった。
試験的に鳴らした非常ベルの音に驚いた響。
※本性
フェアリートーン達が反復横とびをしている間
窓の外からその様子をジーっと見ているピーちゃん。
すると‥青い瞳のピーちゃんは、急に赤く邪悪な視線をフェアリートーン達に注ぎ始めた。
その邪悪な気配は、調べの館に居た音吉さんも感じ取り、明らかにノイズが動き
始めている事に大きな衝撃を受ける。 その間にもピーちゃんは恐ろしい力を使って
フェアリートーンが全く気づかない状態で、中にある音符を根こそぎ奪い始めた!
そしてあらかた集まった所でピーちゃんが「ギャアァ!」と恐ろしい叫び声を上げ
ると、せっかく取り返した音符達は不思議な力でどこかへ消え去ってしまった・・・
フェアリートーン達が全く気づかない状態で音符をかき集めるピーちゃん
※不可解な消失
そして音符を全て消したピーちゃんは、いつも通りの青い瞳に戻って、そのまま
窓の外からどこかへ飛んで行った。それでもまだフェアリートーン達は、全ての
音符を奪われた事に気付かず、今度は呑気にジャンプの練習を始めるのであった。
しかし暫くして、響の部屋から緊急用の非常ベルが鳴り始める。
響は急いで部屋へ駆け上がり、フェアリートーン達にどうしたのかと事情を聞くと
気がついたら、いつの間にか音符が無くなってしまったと叫ぶドリー。
あれだけ音符を盗られないよう万全の対策したのに 一体・・なぜ?!
響とハミィはまた盗まれてしまった事に驚きつつも、その理由が全く分からず
フェアリートーン達と一緒に、うろたえて困惑するばかりであった・・
響達が家で混乱しているその頃、音符を消したピーちゃんは、暗い林の中に
隠れていた。そしてまた赤く光りだした妖しい目・・ やはり、ピーちゃんが
いつの間にか復活してしまった、あの「ノイズ」なのだろうか・・・?
顔に似合わない恐ろしい目つきをするピーちゃん
※ あとがき
この回は厳しい劣勢の状況下でも諦めないという、メロディのリーダーシップが
問われる回でした。あれだけコツコツと集めてきた音符が朝起きたら1つもない!
普通ならここでショックを受けて落胆するところですが、響はこれでへこたれは
しません。ひとまず仲間に現状を説明して、これからどうすべきかと前向きに相談
します。それでも話が煮詰まってどうにもならないと思ったら、響は自身が出場した
サッカーの試合を例に出して、最後の最後まで諦めない姿勢の大切さを説きました。
そして調べの館に移動し、音吉さんに事情を説明して、パイプオルガンの演奏を
依頼しますが、危険な賭けだと警告される響達。しかし他に手段が無い以上は
このハイリスクな道を選ぶしか無い・・そう決めた響は率先して音吉さんに頭を下げます
その後は予定通り、湧いてきた音符を大量に集める事が出来ましたが、敵側もこの
いつもと違う状況に勘づいて響達に強襲。それからプリキュアに変身するも強化
された敵側の攻勢は凄まじく、バスドラにビートバリアを叩き割られ、バリトンに攻撃は全く
当たらず反撃される始末。更にハミィがファルセットに集めた音符を奪われるという
サッカーで言えば0-3のような絶望的な状況。余りにも厳しい劣勢に陥りました。
しかしここでメロディは一旦仲間と円陣を組んで作戦会議。1にも2にもまずは
「諦めないで最後まで戦い抜くこと」
これを他のプリキュア達へ徹底して教えるのでした。そこからはそれぞれが持ち味を
活かして敵を翻弄し、遂にはネガトーンを浄化。更に奪われた音符も取り返して見事な
大逆転を果たします。正にメロディのリーダーシップが発揮された、見応えのある回でした。
さてここからは恒例の、OPで流れた映画の宣伝画像を貼っていきます。
階段から転げ落ちたハミィの先にあるものとは?
高速で建物から駆け下りるメロディ、その視線の先にはメフィストとアフロディテ?!
それでは40話で~ ノシ