スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第31話

2015年2月28日に放送された、スイートプリキュア31話の感想です。

 

↓続きからどうぞ

 

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※正しい力の使い方

 

冒頭は海の見える休憩所で、奏の作ったカップケーキを食べる響・エレン・ハミィの姿から。

2人と1匹は大胆にケーキをかぶりつき、その美味さに大喜び。作った奏も笑顔になり

ほのぼのとした雰囲気が辺りを包む。さて今日はなぜここに集合したのかと言うと

 

それは他でもないクレッシェンドトーンに関する話だ。前回、彼女の強大な力を

借りる事が出来たメロディであったが、余りにも力が強すぎて、操ることが出来ず

技は不発に終わってしまった。あの力を正しく使うことが出来ればネガトーンを

 

倒すことが出来るのに・・とエレンは悔しげな表情で語る。しかしどうすれば正しく

使えるのか奏が疑問を持つと、隣に居たハミィは直接クレッシェンドトーンに

聞けば良いと語る。そう言われて響はチェストを開け、早速彼女に問いかけて見る

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豪快にケーキをかぶりつくエレン

 

※焦らす彼女

 

クレッシェンドトーンが響の呼びかけに対し、あっさり姿を表すと、3人は

一体どうすれば力を正しく使う事が出来るのか、真剣な表情で問いかけた。

するとクレッシェンドトーンは「それは‥」と語り始め、その言葉に3人は息を呑む。

 

そしてもう一度「それは‥」と彼女は繰り返し、その言葉に顔が紅潮する3人。

さらにしつこく「そ・れ・は」と、同じ言葉を引っ張り続けるクレッシェンドトーン。

流石に3人も興奮しすぎて、流れる汗が止まらない。そして彼女の口から出たのは

 

「自分達で考えなさい」

 

という身も蓋もない正論・・・散々引っ張られて焦らされた3人はその言葉に

肩の力が抜けてしまった。すると彼女は別れの挨拶を切り出し、早々に3人の前から

姿を消す。納得のいかない響は、ヒーリングチェストを両手で上下に揺らし始めた。

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クレッシェンドトーンの言葉に息を呑む3人

 

※響の得意分野

 

それを見たフェアリートーン達は、チェストを乱暴に扱わず、大切にして欲しいと

怒り出す。そう言われた響は、素直にチェストをテーブルへ置いた。するとハミィが

ピンとひらめき、クレッシェンドトーンの力を正しく使うには、プリキュアの力を

 

高める必要ががあると主張する。そう言われても、自分たちの力を高めるには

どうしたものかとエレンと奏が考えていると、こちらもピンと来た響が

プリキュアの力をつけるには 「特訓」 が必要だ、と笑顔で語るのであった。

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チェストの乱暴な扱いに怒るトーン達

 

 ※怪傑ズ◯ット

 

その翌日ー

 

自分の家であるラッキースプーンの前で、何やら大きな荷物を背負い、不機嫌そうな

顔をしている奏。すると「ゴメンゴメン」という言葉とともに、響は荷物を携えて走って

来た。どうやら待ち合わせの約束をしていたようだが、響は準備に手間取ってしまい

 

約束の時間を過ぎたと思われる。そんな響の遅刻に奏は「もう、遅いよ!」と怒り

更に不機嫌になってしまった。すると、どこからともなくフォークギターの音が

ポロン、ポロンと響き渡る‥ 2人がその音に気づいて、音の方向に目を向けると

 

頭にはテンガロンハットを被り、首には赤いスカーフ、服装はまるでカウボーイ、

そして足はウエスタンブーツを履いたエレンが、やたらとキザったらしい顔をして

2人に近づいて来る。響と奏は、自分達と余りにも違うその格好に言葉を失った。

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 一番は俺さ☆

 

※ハイテンション選手権

 

するとエレンは、音吉さんから借りた「キャンプテクニック」なる本を熟読し

このような格好になったと大はしゃぎ。キャンプといえば青春→青春といえば

ギター→だからみんなで歌おう→それでは!青春ソングベスト10の発表・・!

 

と、際限なく暴走していくエレンに対し、2人は思わず「違うでしょ!」と

ハモって突っ込み、そもそもキャンプの目的はプリキュアの力を高める為だと

説教する。そして厳しい特訓をど根性で乗り越え、クレッシェンドトーンの力を

 

正しく使えるようにするのだ!と響は意気込み、身体から情熱の炎が湧き上がる。

そう、3人はこれからキャンプに行くのだ。しかしそれを横目で見ていた奏は、顔を

赤らめて、そのような熱血ド根性な体育会系の考えは苦手だと尻込んでしまった。

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のっけからテンションMAXなエレンさん

 

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それに負けない響と、流石に引いてしまった奏。

 

※敵も味方も特訓三昧

 

 やたらとテンションが高く、ドキドキしているのはキャンプそのものが初体験だから

と嬉しそうに語るエレン。そして響の合図とともに、3人は特訓の為にキャンプ地へと

足を踏み出した。 するとその様子を隠れてみていたトリオ・ザ・マイナーは

 

自分達も特訓して強くならねばと考えだす。そして何かを閃いたバスドラは2人に

対して「手っ取り早くパワーアップする方法が」あると言い出した。バスドラの

事だから荒っぽい気もするが・・ さて響達は加音町にある懸垂式モノレールに

 

乗り込み、電車内でのんびりと談笑していた。そこから今度はバスに乗り換え

山の麓まで移動、こちらもまた車内で話に花が咲く3人。しかしバスを降りてからは

いよいよ登山になり、山の中にある吊り橋を恐る恐る渡り始める響達であった。

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何の話か分からないが楽しそうである

 

※底なしの体力を持つ響

 

吊り橋を渡り終えてからは、ひたすら山を登り続ける3人。元気旺盛な響は

どこまで歩いても涼しい顔で疲れの色を全く見せない。しかし奏とエレンは元々

体力が乏しいのもあり、今にも音を上げそうな疲れた表情をしていた。

 

そしてようやく目的地のキャンプ地に到着した3人であったが、少し息が乱れた

程度の響とは対照的に、完全に体力を使い果たして、ついにはその場に倒れて

しまった奏とエレン。この登山だけで充分特訓になったと息荒くエレンはつぶやいた。

 

すると何もないキャンプ地と思っていた奏の目に映ったのは、やけに立派なコテージで

あった。これは響家が所有する別荘で、父親の団が音楽を作る時に篭もる専用の

場所である。それを聞いた奏はキャンプをやめて別荘に泊まりたいと駄々をこねた。

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キャンプより別荘がいいー!

 

北条響師範代

 

 しかし響は奏のワガママを許さず、コテージに泊まると雰囲気が出ないと戒める。

それを聞いたエレンはギターを抱え、キャンプこそ青春だ!と笑顔で響に同意した。

もはや立ち上がる気力すらない奏は、そんなエレンにどれだけ青春が好きなのかと

 

力無い声で突っ込んだ。さて暫くは休憩・・かと思われたが、響は2人に対し

荷物を置おいて、空手の特訓を始めるぞと容赦がない。しかし空手で特訓と言わ

れても、2人はその意味が良く分からず、揃って首を傾げるばかりであった。

 

そしていつの間にか空手着に着替えて、川沿いに移動した3人。空手の特訓は

北条響を教師として、奏とエレンが言われた通りに身体を動かすというものだ。

早速、響は正拳突きを教え、その手本を見せたが、奏もエレンも登山の疲労が

抜けきらず、動きと声に全く力が入ってなかった。

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おおおっ~す・・

 

※厳しい指導

 

 そのやる気の無い態度に響は一喝し、もう一度2人に正拳突きの手本を見せる。

響の叱咤でピリッと引き締まった奏とエレンは、打って変わってキビキビとした

動きで正拳突きを始めた。突きが終わった所で今度は前蹴りの特訓。こちらも

 

響が手本を見せて、2人もそれに倣おうとするが‥足をつき出した途端にバランス

が崩れ、その場に倒れこんでしまった奏とエレン。響はその軟弱な動きに呆れ

2人のへっぴり腰を叱る。そして一撃一撃に魂を燃やすのだ、と響は熱く語り

 

今度は「コォォォォォ・・」と言いながら構えのポーズを2人に見せつける。

流石にこれを真似するのは恥ずかしい奏とエレンだが、顔を赤らめつつ

同じように「構え」をしながら「コォォォォォ‥」と小さく声を出す。

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段々ついていけなくなる2人

 

※コォォォォォ・・・

 

それを見た響は「違う!」と怒り出し、このようにやるのだ!と言いながら

また同じようにコォォォォォ‥と声を出す。奏もエレンも、一応言われた通り実践してみるが

響からまた違うと怒られ、その度に手本を示されるという事を繰り返す羽目に。

 

そして響の手本がどういう訳かドンドン崩れ始めてしまい、いつの間にか首を

傾けてコォォォォォ‥と声を出す余りにも気持ちの悪いポーズに変化してしまった。流石に

限界を感じた奏とエレンは、チョット待った!と響に抗議して特訓を終了させる。

 

もとより奏とエレンは、体育会系の堅苦しく熱いノリが好きな方ではないので

もう少し楽しく特訓出来ないかと響に提案する。それを聞いた響は不貞腐れながら

どんな方法があるのかと尋ねると、奏は身を乗り出して次は自分が先生だと語った

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もはや何の特訓なのか分からない状態に

 

 ※ワンモアセッ

 

そしてまたいつの間にかコテージに戻り、軽快な服装に着替えた3人。

奏は持ってきた音楽プレーヤーをスピーカーに繋ぎ、そこから爽やかでリズミカルな

音楽を流し始めた。そして奏は笑顔で「ワンツー・ワンツー」と声を出しながら、要所要所で

 

2人に息を吸うように等、細かな指示を出す。響もエレンも、奏に言われた通り

息を吸ったり、パンチと言われたら同じようにパンチを出す。しかし奏はとても

楽しそうに運動しているが、響もエレンもノリの軽さに何か物足りなさを感じる。

 

だが奏は別に燃える必要は無く、こう見えてもハードに筋肉を鍛えれる運動だと

力説する。しかし響は「武道とは肉体の鍛錬と共に心の鍛錬も含まれる」と主張。

それを聞いたエレンは、心の鍛錬なら自分に任せて欲しいと急にやる気を出した。

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奏の特訓法 お手軽だけど熱くなれない

 

※結跏趺座

 

エレンが推薦した心の鍛錬法とは・・なんと座禅であった。

どうしてうら若き乙女がこんな事を知っていたのかと言うと、またもや音吉さんの

本に載ってあったと語るエレン。それを聴いた2人は、音吉さん自身の謎もあるが

 

彼の趣味も分からなくなってしまう。そして座禅した所でプリキュアの力が高まる

気がしないとお喋りする響と奏。すると警策を持ったハミィは2人の雑念を見逃さず

素早く肩に喝を喰らわせた。そしてエレンは2人に、座禅とは座った姿勢で

精神統一し、一切の欲を棄てる事だと指導。響も奏もその言葉に渋々従った。

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ハミィから喝を喰らった2人

 

※お手軽パワーアップ?

 

その頃トリオ・ザ・マイナーもプリキュアの特訓に負けじと、自分達も独自の

特訓法を実践しようとしていた。リーダーのバスドラが提案する手っ取り早い

パワーアップ法とは・・・なぜかカレー屋のパワフルカレーを完食するというものであった。

 

しかし山のように盛られたライスとカレーのルーを見た2人は、その大盛りっぷり

に驚いてしまう。だが何故にバスドラがこの店を選んだのかと言うと、実は30分

以内でこのカレーを完食すれば無料になるというルールが存在したからであったw

 

さてその間にも日は傾き始め、いつの間にか山中を歩いていた響の父。彼は

指揮棒を片手に、イメージの中の音楽を楽しそうに鼻歌で歌っている。しかし

響達は夕刻だというのに、なんとまだ座禅を続けているのであった・・

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食べるぞー!

 

チキンレース

 

初の座禅にしてはかなり頑張っている3人であったが、実は足のしびれが限界に

来ており、もはや精神の統一も難しい状況に陥っていた。響は既に足の感覚が

無いほど痺れており、一体いつになったら座禅が終わるのだろうと奏は気を揉む。

 

その言い出しっぺであるエレンは、自分が最初に投げ出すわけにはいかず

何が何でも2人よりは長く座禅しようと無理をしていた。そして更に続けること

数十分・・警策係のハミィは3人の光景を眺めながら、座禅大会がいつの間にか

 

我慢大会になってしまったとつぶやく。しかしもう我慢の限界に到達した3人は

横目で他の仲間を見つめながら、いい加減、誰かがギブアップしてくれー!と

心の中で願うのであった。

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お互いのギブアップを待っている3人

 

※素直に降参

 

するとここで響は両手を横に伸ばし、もう意地を張らずに3人揃ってギブアップを

しようと意思表示する。それに気づいた2人はその想いに同調し、響の手を握って

ようやく立ち上がるのであった。そして「3人で一緒にギブアップをしよう」と

 

響達がハモると、ハミィの横に置いてあったヒーリングチェストから強い光が

発せられる。しかし足の痺れからバランスを崩し、3人は尻もちをついて倒れて

しまう。だがそんな状況でも響達は笑顔で、いつまでも笑い続けるのであった。

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意地の張り合いはやめて仲良くギブアップ

 

 ※それぞれの夜

 

その頃、大盛りのカレーを平らげたトリオは、それだけでは飽きたらず、今度は

大盛りラーメンに挑戦。更に返す刀で巨大ネギトロ丼を食し、勢いは留まる事無く

ハンバーグやカツ丼にも手を出す。そして最後は聳え立つジャンボパフェを

 

デザートとして、なんとトリオはこれだけの料理を1日で完食するのであった。

そしてデップリとした腹を抱え、公園のベンチに座ったトリオは、これだけ食べれば

充分パワーアップしただろうと考える。しかし食べ過ぎた3人は立ち上がる気力を

 

失い、襲いかかる睡魔にやられて眠りこけてしまった。そして同じく夜を向かえた

響達はそれぞれのシュラフに入りながら綺麗な夜空を眺めていた。エレンはこれも

青春だなぁと感慨に浸るが、響は明日も早いから、早く寝ようと2人に催促した。

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敵も味方も外で寝る夜

 

 ※眠りによせて

 

ちなみに何故明日も早いのかと言うと、実は朝日を拝む為に早く起きて山登り

する計画を立てていたのだ。しかし奏は山登りに不安な様子‥それを聞いた響は

山頂から見る日の出はとても綺麗だと語る。するとハミィは、自分も山登りに

 

賛成で、これでプリキュアの絆が強くなると大はしゃぎ。そして夜空に1つの

流れ星を見たハミィは、3人に流れ星の存在を大声で知らせようとする・・が

3人とも疲れが溜まっていたのであろう、あっという間に眠りについてしまった。

 

その姿を見たハミィは、自分も明日に備え、ゆりかごに入って眠りについた。

そして3人とハミィが眠ったのをコテージから見つめる男性が一人‥それは響の父親

であった。彼は響達の無事を見届け、にこやかに微笑んで彼もまた眠りに就く。

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プリキュアでは野外宿泊などを行う際、必ず保護者が同伴する。

 

ロードローラーだっ

 

そして夜は更けて次の朝・・と思いきや、耳を突き破りそうな爆音が辺りに轟く。

それに驚いて起きたのは公園で眠っていたトリオ・ザ・マイナー。彼らは咄嗟に

飛び起き、目の前を見ると、道路舗装の為に夜間工事をしている人々を見つけた。

 

そして舗装に使うロードローラーに、1つの音符が付着しているのを発見。

バスドラはこれを見逃さず、あっという間にロードローラーのネガトーンを作り出した。

さてそんな街の騒動を知らずに、響達は朝早くに目を覚まし、予定通り山頂に

 

向けて山登りを開始した。まだ朝日も出ない中を一歩ずつあるく3人。例によって

響は元気よく歩いているが、奏とエレンは溜まり溜まった疲労もあって、早くも

バテ気味・・それでも「山頂まで後25m」の看板に、3人は何とか辿り着いた。

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今週のびっくりどっきりネガトーン

 

※最終試練

 

しかし後25mと言っても、目の前にあるのは普通の山道ではなく崖に近い急斜面。

そこから垂れ下がる登山用の鎖を眺めながら、ここが一番の難関だと語る響。

そして奏とエレンに最後のひと踏ん張りで頑張ろうと発破をかけるが

 

体力尽きた2人はもう駄目だと弱音を吐く。それでも響は、頂上までもう少しだ

と元気を出そうとするが、2人はその場にへたり込んでしまい響だけ先に行って

くれと言われてしまう。そう言われても響は、自分が2人の荷物を持つから

 

頑張ろうと話し、2人を絶対に頂上へ連れて行こうという決意が伺える。だが

エレンと奏は、自分で荷物を持たなければ特訓にならないだろうと反論する。

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もうダメぽ

 

※特訓の真意

 

しかしそう言われても響は、1人でムキになるのではなく、3人の心を1つにする

のが大事だと語る。勿論響も最初からそう考えていた訳ではなく、昨日の座禅が

自分のその様な気持ちにさせてくれたと話し、満面の笑みで2人を見つめ続ける。

 

すると響の肩からハミィが飛び出し、それこそがハーモニーパワーだと響の意見に

同調した。そして奏もエレンも、響の言わんとする事を理解して、持っていた荷物を

一旦響に預ける。この難所を超えるには、まず力持ちの響が全員の荷物を持ち

 

身軽になったエレンは、素早い動きで先陣を切って登り、歩きやすい場所を他の

2人に報告する役目を担う。そして残された奏は自分の役目は何があるのかと悩んで

いると、響は普段通り後ろでドーンと構えていれば良いと語る。ただし、いつもの

 

優しい笑顔を忘れずという条件付きで・・ それぞれの役目がハッキリした所で

3人は山頂へ向けて、いよいよ急斜面登りを開始するのであった。

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奏の特徴をよく理解している響

 

※三人で一緒に

 

身のこなしの軽いエレンは、先に登って響と奏に登りやすい場所を指示し

3人分の荷物を背負った響は、登山用の鎖を手に力一杯斜面をよじ登る。

そして一番最後の奏は、笑顔を絶やさず、一歩一歩無理なく斜面を登りだす。

 

その甲斐あってか、もう少しで頂上だとエレンから報告を受け、最後の力を

振り絞る響。しかしいくら力自慢とはいえ3人分の荷物は少々重いと弱音を吐く。

だが、ここで決めなきゃ女が廃る!と決め台詞を叫び、持てる力の全てを絞り出し

 

山頂へ突き進む響。しかし、勢いのあまり脆い足場に足を置いてしまった事で

 あわや響は滑り落ちそうに‥! なるかと思われたが、エレンが咄嗟に差し出した

手を掴み、難を逃れた響。すると響の後方から奏が手を出して、響の負担を

 

少しでも和らげようとサポートする、そして笑顔で「三人で一緒に」と語る奏。

響は奏の心遣いに甚く感動し、最後まで三人の力を1つにしようと奮起。エレンも

それに感化され、どんな困難に遭っても最後まで三人で一緒に!と叫んだ。

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 助けあって支えあって

 

※山頂へ‥そしてご来光

 

3人が力を合わせ、最後のひと踏ん張りをしていると、またもやヒーリングチェストから

力強い光が輝きだす。  そして・・遂に山頂へ登りつめた3人は、まばゆい

ばかりの朝日を、全身で受け止め達成感に溢れていた。幾多の困難がありつつも

 

3人は手を携え力を合わせ、壁を乗り越えられたのはとても大きな経験であり、

 この上ない喜びであったのは想像に難くない。すると先程のヒーリングチェストは

更に輝きを増し、遂には太陽より眩しい光がヒーリングチェストを包み込む・・・

 

その光景を後ろで見ていたハミィは

「三人の心が繋がったのニャ」

と語り、特訓で強くなった3人を褒め称えた。

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 雲の上である事を考えると、かなり標高があると思われる‥

 

※特訓vs特訓

 

すると3人の感動もそこそこに、フェアリートーン達が慌てながら登場。

バスドラの作ったネガトーンが街で暴れていると報告し、それを聞いた3人は

驚きつつも迷うこと無くキュアメロディキュアリズムキュアビートへと変身。

 

その頃、加音町ではフェアリートーンの言う通り、ロードローラーのネガトーンが放射した

不幸の音波が町を包み、道行く人たちは嘆き悲しみ、その場に崩れ落ちていた。

すると急いで戻ってきたプリキュア達は、ネガトーン向けて一斉にハイキックを喰らわせる。

 

しかしネガトーンはこれをローラーで受け止め、妖しく目が光ったかと思うとローラーが急回転を

始め、上に乗っていたプリキュア達は、高速で動くローラーに翻弄されてしまう。それを見て

いたバスドラ達は、ネガトーンに回らされるプリキュアを、いいザマだと小馬鹿にする。

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ウォーキングマシンのように動かされ続けるプリキュア

 

※特訓で得たもの

 

そしてバスドラがネガトーンに指令を出すと、プリキュア達は地面に叩きつけられて

その場にうずくまってしまう。いつもよりネガトーンが強化されていると感じたメロディ

であったが、自分達も特訓でパワーアップしているはずだと、リズムとビートは主張する。

 

その間にもバスドラは指令を出し、ネガトーンは一気に加速してプリキュア達に

突進してきた。3人はひとまずこれを回避し、迫り来るローラーから全速力で走り出す。

そして走りながらもメロディは、プリキュアの力は「強さ」では無かった事が

 

今回の特訓で理解できたと語る。続けてリズムとビートは、困難に突き当たっても

三人の心を1つにして、助けあって乗り越える事こそが「プリキュアの力」と

語り、ローラーから背を向けていた3人は、覚悟を決め正面を向いて対峙した。

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力だけがプリキュアの強さに非ず、力を合わせる事が真の強さ。

 

※その力を使う時

 

ネガトーンと対峙した3人は手を繋ぎ、今まで見たこともない凄いハーモニーパワー

を、身体から溢れんばかりに放出していた。そして迫り来るネガトーン向かって

突進していったプリキュア達は、その強烈な力でネガトーンを弾き飛ばし、3人の

 

ハーモニーパワーの凄さを存分に魅せつけた。するとそこにクレッシェンドトーン

が降臨し、3人に向かって、今こそ自分の力を使う時だと語り、3人はその言葉に

同意する。そしてプリキュア達は、蓋の開いたヒーリングチェストを取り囲み

 

「いでよ、すべての音の源よ!」 と3人同時に声を合わせる

 

その言葉に合わせて今度はフェアリートーン達がヒーリングチェストに向けて

光線を発射。そしてチェストの中にある鍵盤を、プリキュアが撫でるように

鳴らすと、宝石の中から巨大なクレッシェンドトーンが姿を現した。

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ケタ違いのハーモニーパワーで突進するプリキュア

 

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クレッシェンドトーン召喚用の魔法陣

 

※Suite共演・合奏

 

そしてプリキュア達が手を包むと、中から虹色の光が溢れ出し、3人は

「届けましょう、希望のシンフォニー!」と叫ぶ。すると手の中から七色の

シャボン玉が飛び出し、3つのシャボン玉は合体して1つの大きな玉になった。

 

その玉が弾けると、今度は七色の鍵盤が現れ、3人の進むべき道を示す。

そのまま3人が鍵盤に乗ると、身体は一気に加速し、3人は両腕をクロスさせながら

プリキュア!スイートセッション・アンサンブル!」と叫んだ。

 

その言葉と同時にプリキュアはクレッシェンドトーンのハートの額に乗り込み

更にスピードは勢いを増して突進。前回はここでメロディが強大な力に耐えられず

失速してしまったが、今回は特訓の成果もあり3人はこの速さに見事耐え抜いた。

 

そしてクレッシェンドトーンごとネガトーンに突撃し、3人がフィナーレと

掛け声を合わせると、ネガトーンはロケットの如く空に向かって急上昇。気がつけば

いつの間にか浄化され、ネガトーンは元のロードローラーに戻った。

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クレッシェンドトーンの力を正しく使えた3人

 

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新しいフィナーレ 決めポーズがかっこいい

 

※終わりの見えない「もうすぐ」

 

そしてハミィが音符浄化のアクションを起こすと、邪悪に染まった音符は

元に戻り、フェアリートーンのシリーに収納。ハミィはシリーの中を見ながら

もうすぐ幸せのメロディーが歌える程、音符が溜まってきたと喜ぶ(12回目)

 

プリキュアに力を貸したクレッシェンドトーンは、ヒーリングチェストの中にある

宝石へと静かに戻っていった。結局トリオは大食いも虚しく、いつものように

敗北し、今度こそ覚えてろと捨て台詞を残して、フライングノートで逃げ去っていった。

 

今回は無事にクレッシェンドトーンの力を使えたメロディ達は、ヒーリングチェスト

を持ちながら、特訓の成果が出たと笑顔になりながら喜ぶのであった。

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食べ過ぎて消化不良を起こしているファルセットとバリトン

 

※ミューズのこれから

 

そしてその様子を高い所で眺めていたキュアミューズ

妖精のドドリーはクレッシェンドトーンの力を褒め称えながらも、あれほど凄い

力ならもしかして・・と意味深な言葉をつぶやく。そしてミューズに、どうするか?

 

と相談したドドリーだが、ミューズは何も言わず、一瞬でその場から去っていった。

その頃、クレッシェンドトーンはプリキュア達の結束を褒め称え、素晴らしい

ハーモニーパワーであったと賞賛する。メロディ達も、クレッシェンドトーンが

 

自分達で考えなさいと言ってくれたからこそ、大切な事を発見できたと感謝する。

そしてクレッシェンドトーンが、これからの困難も3人力を合わせて乗り越えるのです と

語ると、メロディ達は元気よく返事をして、いつまでも3人で微笑み続けるのであった

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ミューズに尋ねるドドリー

 

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達成感で喜びいっぱいのプリキュア

 

 ※あとがき

 

前回、響は学力で2人に水をあけられてしまい、いい所なしの姿を見せて

しまいましたが、今回は一転して自分の長所を存分に魅せつけてくれました。

反対に奏とエレンは体力不足が露呈してしまい、逆のパターンになった感じですね。

 

それにしても響は登山しても息も乱れず、そのまま空手をしても元気いっぱい。

奏の提案した運動を生ぬるいと感じ、エレンの提案した座禅も極限まで

耐え抜きます。更に翌日朝早くからの登山でも、疲れの顔1つも見せず

 

挙句には3人分の荷物を抱えて急斜面を登るという無尽蔵のスタミナを

持つ響・・ いやぁ~本当に響はプリキュアの中でもパワフルな子ですねぇ。

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せいやっ!

 

とはいえ回を重ねる毎に強くなるネガトーンに対し、各個人のゴリ押しでは

限界が見えてきた響達は、ヒーリングチェストの力を使えるように特訓を

開始して、その結論として「3人で力を合わせる」という答えに辿り着きます。

 

その甲斐あって戦闘では3人の強いハーモニーパワーを生み出せたのは勿論のこと

前回は失敗してしまったクレッシェンドトーンの強大な力に3人は耐えることが

出来て、ネガトーンを撃破する事が出来ました。

 

逆にトリオのパワーアップ法は荒っぽいというか単純というかw

ただ単にバスドラが飯を沢山食べたかっただけなのではと勘ぐってしまいますw

まぁそれでも戦闘でネガトーンが強かった事を考えるとそれなりに効果があったのかな?

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飯をひたすら食べまくるトリオ

 

それにしてもミューズはクレッシェンドトーンの力を得たプリキュアを見て

何を思ったのでしょうか? それはまた次の32話で~ ノシ