スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第10話

2014年10月4日に放送された スイートプリキュア10話の感想です

 

↓続きからどうぞ

 

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※目標達成

 

いつになく連弾に気合が入っている響と奏、その素晴らしい演奏にフェアリートーンも

笑顔で聴き入っている。演奏は終わり、初めて最初から最後までミス無く弾けたのを

ハミィが喜ぶ。その満足いく成果に2人はハーモニーパワーの高まりを実感するのであった。

 

そして2人共ベルティエを使えるようになったのもあり、これ以上の練習は必要無しと

判断する。奏は響にお疲れ様と感謝を示し、響も同じくお疲れ様と奏に感謝した。

その夜、場面は変わり響の家。ピアノの練習を辞めた事を聞いて驚く父親の団。

 

響は「昔と同じような仲良しに戻る」という目標を達成したので辞めたのだと強調。

それに対し団はドイツ語で響に語り掛ける(何を言っているのか分かりませんw)

急にドイツ語で話しかけられるのを嫌がる響に団は笑って誤魔化すのであった。

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連弾を通じて完璧に仲良くなれた2人

 

※父の誘い

 

団は響に明日、暇なら手伝って欲しい事があると言い出す。一体何なのかと不思議

そうな顔をする響に父は「幼稚園の先生をやらないかい」と答える。考えもつかない

予想外の頼みに響は大いに驚いた。次の日、響が困った顔をしながら歩いている。

 

依頼の詳細は幼稚園で歌の発表会が予定されており、園児達に歌を教えるというもの

であった。これに奏を誘ったのを申し訳なく思い、奏にごめんね‥と謝る響。この

セリフを聴くと響は奏に対して配慮している気持ちがハッキリと読み取れますね。

 

それに対し笑顔で平気と答える奏。その理由は奏の大好きな王子先輩も手伝う事に

なって、奏の隣を一緒に歩いているからである。配慮した自分が愚かだったと思わん

ばかりに響は、びっくりするど素っ気なく「そっか」と答え、呆れてしまった。

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目のハイライトがハートになっている。

 

※統率不可

 

私立加音幼稚園に到着した響達。さっそく発表会の曲を王子先輩がピアノで弾くも

園児たちは自分勝手に歌い出し、てんでバラバラである。この纏まりのない様子を

響も奏も王子先輩も驚いて見ているが、父の団だけは気にせず指揮に徹していた。

 

流石にこのままでいけないと業を煮やした響は強引にSTOPを掛けて、練習は中断。

響は園児たちに発表会が近いのでもうちょっと声を合わせて真面目にやろうと釘を

さす。しかしそんな響の忠告も虚しく笑い出す園児たち。困り果てた響に奏が登場し

 

響の優しい言い方では逆効果で、叱る時はキチンと叱らなければダメだと意気込む。

息を吸い込み、大声で「コラーッ 話を聞きなさい!」と一喝する奏。しかし園児達は

これに怯まず、奏の怒り顔をからかい、それを王子に見られ顔を赤らめる奏であった

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園児達の身勝手な態度を奏も制御出来ず。

 

 ※防戦一方

 

王子先輩の視線に奏はたじろぎ、怒りを抑えて笑顔で園児達を説得しようと試みる。

しかし今度は幼女から王子先輩が好きなのを見透かされ他の園児から笑われてしまう

更に動揺する奏を落ち着かせようとする響。そして園児達の興味は後ろに立っていた

 

ハミィに移り、もみくちゃにされてしまうハミィ。響がそれを静止しようとするが

歌に飽きた別の園児が響を遊びの馬にしようと無理やり引っ張り倒してしまう。

 これを奏は止めようとするが、ふと横を向けばあの大好きな王子先輩が園児達から

 

鼻に指を突っ込まれ、そのあられもない姿に失望を隠せない奏。そんな出来事を

見ている間に奏も園児から引きずり倒される。響は父に何故怒らないのかと尋ねるが

今怒った所で言う事を聞くかい?と返され、しぶしぶ納得する響であった。

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 効果のない説教はしない主義の団

 

※先行き不安

  

夕方になり帰宅する響達。やられたい放題の散々な結果に疲労の色を隠せない。

本番まで後2週間しか無い事を考えると、このままではとても間に合いそうにないと

2人は気落ちする。王子先輩はポジティブに力を合わせればなんとかなると2人を

 

励ます、その言葉に先ほどの落胆した態度から一気に笑顔へ変貌し王子先輩に同調

する奏・・いつもは響を単純だ、単純だと言う奏だが王子先輩が絡むとあからさまに

態度を変える奏に響はまたもや呆れ顔で「奏って単純・・」とつぶやくのであった。

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 目のハイライトが(以下略)

 

※知らなかった温もり

 

前回、トリオから言われたのを気にしているのか、メフィストの命令に従ったのか

分からないが音符集めに励むセイレーン。花壇に隠れていた音符に狙いを定めたが

逃げられてしまう。その音符を必死に追いかける余り、車道に出てしまったセイレーン。

 

ハッと気づいて横を向くと車が目の前に現れ、もはやこれまでかと思われたが

閉じていた目を開くと、いつの間にか抱きかかえられていたセイレーン。その抱えて

いる人は何と王子先輩であった。先輩は黒猫を無事助け出せたのを喜び頬ずりをする

 

産まれてから1度も抱えられた事の無かったセイレーンはこの行為に衝撃を受け

余りの心地よさに危うく先輩に落とされる所であったが、何とか我に返り王子から

離れて猫らしく威嚇するセイレーン。その態度に先輩は笑い、その場から去っていく

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優しさに弱いセイレーン

 

※バスドラの決意

 

その現場を隠れてみていたバスドラが姿を現し、何をしているんだと問いかける。

その言葉遣い・その見下した目は明らかにセイレーンに対してもはや、上司であると

思っていないのがありありと伝わってくる。セイレーンはうろたえつつも咄嗟に

 

王子は音楽をしているから音符が付いているかもしれないと自己弁護する。

そのまま音符を続けて探すと言い出し、その場を逃れたセイレーン。バスドラは

セイレーンの醜態に、もはや従う気持ちが完全に失せてしまったようだ。

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主従関係の逆転

 

※ゴリラになる

 

後日、私立加音幼稚園を訪れた響達。またもや例によって自分勝手に歌い出す園児達

を王子と父は気にせずピアノ演奏&指揮に徹するが、響と奏は不安な顔で眺める。

と、良い考えがあると響は急に言い出し、練習にSTOPを掛けて園児達に語りかけた

 

響は自分が何でもするからちゃんと練習して欲しいと、取り引きを持ちかけてきた。

その言葉に園児の1人は即座に反応し、ゴリラの真似をして欲しいと頼みだした。

流石に無茶なこの要求に響はたじろぐが、園児達はゴリラの真似をしろと騒ぎ出す。

 

響は覚悟を決め、お尻を突き上げて前屈みになりウホウホとゴリラの鳴き声を真似

し始めた。その女を捨てた堂々たるゴリラっぷりに園児も奏達も一様に感心する。

更に響はガニ股になり、こぶしで胸を叩くゴリラのドラミングを真似し始めた。

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いちおう彼女はこの物語の主人公です

 

※ウッホッホ

 

 響の迫真の演技に園児は大いに爆笑し、いつの間にか窓の外に居たセイレーンも

一緒に釣られて笑ってしまう。そしてセイレーンはこんな事で笑う自分の様子がどうも

変だと考え込んでしまった。 約束通りゴリラの真似をした響は園児達に声を合わせて

 

歌うように指示するも、園児達はそれを無視してもう一度ゴリラの真似を要求する。

さすがに2回もやるのは恥ずかしい響、それを横で見ていた団が代わりにゴリラの

真似をウッホッホと始め、園児達にも同じく胸を叩くように促し始めた。

 

園児達は大喜びでウッホッホと胸を叩き、その様子を響は微笑ましく眺め、自身も

またゴリラの真似を再開した。奏にもやるように響が促すも、やんわりと断る奏。

すると王子先輩がウッホッホとゴリラになりきり始め、その姿にまたもや失望した奏だった。

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顔までゴリラになりきるイケメンの鑑

 

※響の大切な助っ人

 

夕方になり帰路を歩く響達、今日は結局ゴリラダンスで終わってしまい、一体いつに

なったら園児達がまともに練習してくれるのか不安になる響。奏は明日、響が野球の

試合である事を心配する。その言葉で試合を思い出し、更に不安になる響だった。

 

次の日、前日の激しいゴリラダンスの疲労からボールの制球が定まらない試合中の響

そんな響を心配し、交代を提案する子が登場する。青毛でショートカットが特徴の

彼女の名は「西島和音」 1話でも少し登場したが会話をしたのは今回が初である。

 

その援護に響は甘えず、なんとか頑張るとドラミングで奮起する響。和音はそれに

笑って答え、響が本当に困ったら助けるからと頼りになる言葉を残し自分の守備に

戻った。響は和音の優しさに感謝し、力を込めて思いっきりボールを投げた。

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和音は「かずね」ではなく「わおん」

 

※響の作戦

 

 後日また発表会の練習に来た響達だが、もうすぐ本番の日が近いというのに未だ

自分勝手に歌うことを辞めない園児達。こんな状態のままで本番を終えたら虚しい

思い出になると忠告する奏。その言葉に園児達はしょんぼりとしてしまった。

 

これには困った奏は響の方を向き助けを求めると、響は急に決意して王子先輩に

「アレをお願いします」と頼み始める。先輩は驚きつつも言われ通り発表会で

歌う曲を演奏し始めた。まだ落ち込んでいる園児達に対し響は思い切った行動に出る

 

それは発表曲に合わせてウッホッホッ♪と言いながら胸を叩くという方法であった。

 これに園児達は飛びつき曲に合わせて一緒にウッホッホと踊り、響は頃合いを見てゴリラの

真似から本番の歌へゆっくりとスライドする事により園児達の統率に成功した。

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響の作戦勝ち

 

※禁句

 

響の素晴らしい手法に団は大いに喜び、賞賛する奏。その様子をまた窓の外から

覗くセイレーン。どういう風の吹き回しか園児達の立派な歌声を褒めている。

更にそのセイレーンを見ていたバスドラは呆れた様子でその場を静かに立ち去った。

 

場面は変わり桜並木を歩く響と奏。歌は揃ってきたが歌そのものは下手なままなのが

心配な2人。すると後ろから「誰の歌が下手だって?」という刺々しい声が・・・

その声の主はアコだった、隣には当たり前のように奏太もいる。奏太は姉に

 

歌が下手とか話してはいけないと忠告する、しかし意味の分からない奏はその理由

を問うと、アコは歌が上手ではないので、他人事でも「歌が下手」とアコの前で

喋ってはいけないという、なんとも理不尽な理由だった。

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本音を言われ、更に不機嫌になるアコ

 

※発表会、そして‥

 

歌が下手なのを気にしているという事は、つまり歌が嫌いなのかと響はアコに

話かける。すると以外にも「好きだよ」という返答が帰ってきた。驚く2人にアコは

歌が下手でも嫌いとは限らないだろうと反論する。その意見に2人はおおいに納得し

 

もしかしたら園児達も、歌が好きなのかもしれないと感じ始めるようになった。

遂に発表会当日、園児達は今までと違い見事に揃った歌声を披露し最後まで完璧に

歌いあげることに成功した。その成果に保護者も響と奏も惜しみなく拍手を叩く。

 

無事に発表会を終え、幼稚園の庭で園児達を前に2人が今までの努力を賞賛する。

 しかし予想外にも園児達は不安な顔を見せ始めた。そして1人の幼女が「もうお歌

はおしまいなの?」と恐る恐る2人に本音を話したのだった。

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心配は杞憂に終わった

 

※教えて学ぶ

 

目的は達成したのだから、これ以上歌う必要はないだろうと響は言うが、園児達は

まだ歌いたいと口々に主張する。練習を通じて歌うことの楽しさを園児達は学ぶこと

が出来たようだ。王子先輩はにこやかな笑みでピアノを弾くと約束し、園児達は

 

大いに喜び一緒に付いて行った。ここで団が響に言ったドイツ語をまた繰り返す。

ようやくその意味が語られ、「音楽に目的などいらない」という言葉だったのだ。

響は以前、自分で学んだ「音楽は楽しむもの」である事を思い返し、奏も響も

 

園児達にしっかり歌う事や、発表会が近いなど大人の事情を押し付けてしまったのを

反省し歌は好きなように、歌いたいように歌わせるべきだと、指導を通じて学んだ。

だが団は響のお陰で園児達が歌の楽しさに目覚めた事を感謝し、ドラミングの仕草をした

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ぽんぽこ

 

※手作り人形

 

団の仕草に苦笑いの響、するとそこに園児2人が駆け寄り、なんと2人に手作りの

ゴリラ人形2つをプレゼントしてくれた。ゴリラのお腹には「ひびき」「かなで」と

刺繍されており、その気遣いにいたく感動した響と奏は園児に感謝を述べた。

 

その様子を影から見ていたセイレーンはゴリラ人形に音符がそれぞれ付いているのを

発見する。これはツイてると思い飛びかかろうと思ったが、王子先輩の「黒ちゃん」

という声に反応してしまう。王子先輩はまた会えたのを喜び、セイレーンを呼び寄せる。

 

セイレーンは王子の優しさを思い返し、ついつい言われるままに手を差し伸べかけたが

ギリギリの所で自制する。だが王子の魅力にセイレーンは今まさに落ちそうな状況である。

そして響と奏はセイレーンの存在にようやく気づいたのだった。

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お礼の人形

 

※越権行為

 

セイレーンの方に視線を向ける響と奏、するとその背後からバスドラが急降下して

2人の持っていたゴリラ人形を奪い取った。ハミィの「バスドラニャ!」という大声に

セイレーンは我に返り、振り向くと自分の特権であったネガトーンを創りだすという

 

行為をバスドラが勝手に行っているではないか。バスドラはなんと音符を2つとも

ゴリラのネガトーンに変え、保護者や園児達はその光景に大混乱を起こしてしまう。

バスドラはネガトーンに不幸のメロディを撒き散らすよう指示し、周りの人々は次々と

 

倒れ、その音に王子先輩も悶え苦しむ。例によって不幸のメロディに耐性のある団は

何事も無く、響と奏を心配し、その後助けを呼びに何処かへ去っていった。2人は

楽しかった発表会を悲しみの光景にされた事に怒り、プリキュアへと変身する。

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体格差を考えてもデカすぎる

 

※ネガトーンの連携

 

ネガトーンは2体なので、それぞれ1体ずつ攻撃するメロディとリズム。お互い左目に

強烈なパンチを喰らわせ、決まったかと思ったが なんとその目に腕を吸い込まれて

しまうメロディとリズム。そして腕を抜くのに気を取られ、ネガトーンに掴まる2人。

 

 ゴリラのネガトーンだけあってその腕力は凄まじく、リズムはその締め付けに悶え苦しむ

メロディは負けじとネガトーンの手を叩き続け、緩んだ所で一気に抜け出すのに成功した

そしてそのまま捕まっているリズムの両足を掴み、リズムの救出にも成功した。

 

だが安心したのも束の間、ネガトーンは何と球体に姿を変え、ボールのように弾みながら

突進してきた。1体を交わしても、もう1体の突進がメロディを襲い、叩き飛ばされる

そして地面に沈んだメロディを上から球体のまま襲い掛かるネガトーン。

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リズムを魔の手から救いだしたメロディ

 

※同時攻撃

 

メロディは攻撃を拳で食い止め、押し潰されるのを防ぐ。そして劣勢な状態であり

ながらも連続パンチを喰らわせネガトーンを押し返すことに成功した。リズムは

メロディの飛ばしたネガトーンと自分が戦っていたもう一体のネガトーンを空中で

 

ぶつかり合わせ、2体とも地面に落ちた。その隙にメロディとリズムは今まで

別々に行ってきたベルティエの大技を一緒に行う。フェアリートーンのミリーとファリーが

一緒に登場し、メロディとリズムは同時にそれぞれのベルティエを取り出す。

 

そしてまずはメロディのミュージックロンドでネガトーンを2体とも拘束し、続けてリズムもミュージッ

クロンドで更にネガトーンを拘束する。そして同時にベルティエで三拍子を取ったのち、フィナーレの

掛け声で大爆発が起こり、ネガトーン2体は浄化され、元のゴリラ人形に戻った。

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さすがに今日はスタスタと帰らないリズムさん

 

※決別

 

戦闘後、ハミィの力で音符は2つとも浄化されてレリーに収納された。倒れていた

人々は回復し喜ぶリズムとメロディ。バスドラは舌打ちをして帰ろうとすると

セイレーンが無断でネガトーンを創ったバスドラを責め出した。しかしもはやセイレーンに

 

対して忠誠心の無いバスドラは「お前はもうリーダーじゃない」と吐き捨て、去って

行った。セイレーンはもはやトリオが自分に従わないどころか、完全に見切った

事にかなりの衝撃を受け、ただただその場に虚しく立ち続けるのが精一杯であった。

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もはやセイレーンの言葉はバスドラに響かない

 

 ※夜の連弾 & あとがき

 

夕刻、園児達や保護者に見送られ笑顔で手を振る響と奏。そして2人揃ってゴリラの

ポーズをすると園児達も一緒にポーズをとり、全員大いに笑い合うのだった。

そのあと帰り道を歩く2人、お互いにお疲れ様と感謝し楽しかった練習を振り返る。

 

ふと、何かに気づいた響は目を閉じながら歩き出す。奏はそれに気づいて

どうしたの?と聞くが「なんでも(ない)」と答える響‥しかし口元は笑っていた。

そして今、凄くピアノが弾きたくて堪らないと言い出す響に奏は笑顔になり

 

自分も同じ事を考えていたと答える。その回答に響は喜び、2人は手を繋いで足早に

いつもの調べの館へ向かった。すっかり夜になった調べの館でパイプオルガンを

修理する音吉さんに見つめられながら、2人は完全にマスターした曲を連弾する。

 

その曲と共に満月を眺めるセイレーン。連弾中でもお互いを見つめ合う余裕のある

響と奏、その友情を喜ぶハミィ。仲直りして努力の末に最高の関係になれた響と奏。

かたや上下関係に拘るあまり、トリオの信頼を完全に無くしてしまったセイレーン。

 

響・奏の立場から見れば1話から苦労して成し遂げられた素晴らしい描写に見える

だろう。しかしセイレーンの立場から見れば全てが台無しになってしまい、とても

悲しく映る。このハッキリとした対比が見る者の胸を締め付けると思います。

 

父の計らいで結果的に音楽を楽しむ事を再確認できた響。自分が教わる立場から

指導する立場に変わったからこそ、音楽に対して別の面から考えられるように

なりました。この経験を経て響も奏もまた1歩成長することが出来たと思います。

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月明かりの中、ピアノを弾く2人 とても幻想的です。

 

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満月を眺めるセイレーンは心の中で何を思うのか。

 

 

それでは11話で~ ノシ