スイートプリキュア 第4話
2014年8月23日に放送された スイートプリキュア第4話です
↓続きからどうぞ
※奏の家
冒頭は奏の家であるカップケーキ専門店「Lucky Spoon」から始まる。
繁盛している店でレジを担当する奏の母「南野美空」そして奥の厨房で
奏と一緒にケーキを作っている父「南野奏介」 とても仲の良い夫婦である。
とてつもなく若い奏の母
※響の好物
場面は変わり店の上階にあるテラスへ。ハミィがカップケーキを食べているが 隣の
響には何もない、暫くして奏が作りたてのケーキを持って来る。好物なのもあり
食いしん坊の響はすぐに食べようとするが、それを奏にたしなめられてしまった。
お預け
※食べるだけ
奏曰く、作るケーキにはそれぞれ隠れたテーマがあり それをちゃんと理解した上で
食べて欲しいと頼む。しかし単純に食べたいだけの響は軽い返事もそこそこに次から
次に出されるケーキを特に考えもせず遂には完食し、流石の奏も大いにご立腹した。
何の為にこれだけのケーキを用意したと思ってるかと強い剣幕で言われた響は
「それは日頃お世話にになってる私にご馳走する為に‥」という、余りにも
見当違いで酷い返事に奏は更に怒り出す。そしてテーブルに1枚の紙を叩きつけた。
奏さん激おこ
※奏の夢
紙には「ケーキコンテスト」と書いてあり、審査員はスイーツ界のスターである
山口ヨウコが担当。実は奏の夢はパティシエであり、このコンテストで優勝できれば
夢に弾みがつくという事だったのだ。そしてその話をセイレーンは樹の上から聞いていた。
将来の夢
※メフィストの策謀
猫用の水入れに向かって話しかけるセイレーン。実はメフィストと遠距離で
通信する場合、何らかの液体があればどこでも通信が可能なシステムなのだ。
そのメフィストが言うにはプリキュアが力の源としているのは響と奏の
ハーモニーパワーであり、そのパワーが高まって初めて変身できるのである。
勘の鋭いセイレーンは2人の仲を裂けばハーモニーパワーは下がり変身は不可能と理解した。
そしてセイレーンは自分の近くにあった例のケーキコンテストのポスターに載っている
山口ヨウコそっくりに変身するのであった。これはセイレーンの特技であり人間体は
エレンだけではなく、自身が念じることによりあらゆる人間に化ける事が可能である
見分け方は首飾りの有無
※偽ヨウコ
がさつな男並みの感想しか言わない響を愚痴りつつもコンテスト用のケーキを
試作する奏はとにかく派手で目立つケーキに拘っていた。次の日、ケーキを収めた
箱を持ち街を歩く奏、街に貼られたポスターを見て夢のパティシエを思い返す。
と、振り向きざまに誰かとぶつかってしまった。よく見るとあの有名パティシエの
山口ヨウコではないか。奏は興奮してファンである事を告げた、しかし倒れた拍子に
響に渡すケーキが崩れてないか心配して箱を開けると、特に問題なくホッとする奏。
その箱から垣間見えたケーキを山口ヨウコは見逃さず、なぜかいきなりベタ褒め
するのである。気分を良くした奏は言われるがまま彼女の調理スタジオへ
赴くのであった。
通過するモノレール
※漆黒のケーキ
案内されたスタジオで調理服に変装しているトリオザマイナーに出迎えられる奏。
どこかで見たような気がすると勘付いたが、早速ケーキを作るように偽ヨウコから
催促される奏。偽ヨウコは自分があっと驚くケーキを作って欲しいと注文を付けた。
奏はいつも通りの白ケーキを作り上げた、しかし白のクリームを使うのは普通
過ぎるとダメ出しをくらい、偽ヨウコは自分が持ってきた禍々しい真っ黒なクリーム
を使うように要求、奏もそれに納得し 出来上がったのはとても奇抜なケーキだった。
驚きの黒さ
※東山聖歌先輩
良いケーキが出来たと褒める偽ヨウコだが、奏はいつも食べるばかりで碌な感想も
言わない響の事を話す。すると偽ヨウコは奏の才能に嫉妬していると言い出す。響と
関わらない方が貴方はプロになれるとそそのかし、意味なくトリオがハモりだし始めた。
次の日、部活で黒ケーキを披露した奏。個性的なケーキに部員たちも大いに驚いた。
と、そこにスイーツ部の部長である東山聖歌が登場する。周りからは「スイーツ姫」
の愛称で親しまれる聖歌先輩はいつでも笑顔で落ち着いた物腰、先輩といえども
上下関係に拘ることもないので、部員達の信頼もとても厚い。今日はコンテストに
頑張る奏をねぎらい、一緒に頑張ろうとエールを贈る聖歌先輩であった。
上が初回放送、髪色が違う 再放送で修正されたようだ。
※愚直な感想
どこからともなくケーキの匂いに釣られて出てきた響。奏は早速この黒ケーキを
食べさせて、あっと驚かせようと思ったが‥いつもの奏らしくないケーキであると
響は察知し、ハッキリ言って全然美味しく無いと ストレートな感想を述べた。
その感想に奏は声を荒らげ、偽ヨウコからそそのかされた通り自分に嫉妬しているの
だろうと響にぶつける。しかし響はその意味が分からない、それよりもいつもの
白ケーキが良いと意見を述べるが、怒った奏はバッグを持ち部室を後にした。
部室の外にある樹の上から一部始終を覗いていたセイレーン。自分の策略が
うまいこと成功し、その結果を眺めながら不敵な笑みを浮かべた。
まさかの感想に怒る奏
※おしどり夫婦
コンテストに向けて余念のない奏、ふと厨房で父と母の話し声が聞こえる。
父が作ったカップケーキを母が食べお互い褒め合うという、この家ではいつもの光景だ。
その仲良い父母を離れて眺めながら、奏は父が言った言葉を繰り返す。
「僕はママの笑顔を見たくってケーキを作っているんだ」
しかしコンテストで優勝するには、そんな気持ちよりやっぱり目立って
派手なケーキが必要だと奏は強く思い始めるのであった。
仲良すぎ
※響の決め台詞
家でハミィと今日の出来事を楽しげに振り返る響。次の日、いつも通り教室で
奏に話しかけようと思ったが、避けられてしまう響。これでは良くないと決心し
テニスウェアに着替え、部活に行く奏を追いかける。そしてその口から出る
「ここで決めなきゃ女がすたる」
という台詞、これはこれから事ある毎に響が言う決め台詞なのです。
「いやそれは男だろ‥」という野暮な突っ込みはおいといて 大事な所は
バシッと決めるいかにも男気質な響にピッタリのセリフじゃないでしょーかね。
女がすたる!
※迷いのない思い
そんな響のバシッと決めたセリフをどうぞ。
「奏! 私‥奏には嘘なんてついてない」
「私‥奏の為ならケーキ100個でも200個でも食べる!」
「美味しかったら美味しいって言う、そうじゃなかったらそう言う」
「私はコンテストの審査員じゃないけど、小さい頃から奏のケーキ誰よりも食べてる」
「奏のケーキの一番のファンは‥私だから!」
奏はこの言葉を振り向かず、ただ立ち止まって聞いていた。
そして響は全て言い終えた後、走り去って行くのであった‥
響の告白
※気がつけば
部室に入った奏は周りに丸聞こえの大声でケーキを作り始め、響の言ったセリフに
対し愚痴をこぼす。最初は怒り顔だったが、次第に笑みが溢れ気がつけば笑顔で
ケーキを作っていた。そして完成したのは、響が大好きないちごケーキだった。
そこに偽ヨウコが登場し、ケーキのダメ出しと響と縁を切るように強く迫る。
しかし食べてくれる人の事を考えて作る事が大切だと感じた奏。と、ケーキの
イチゴに音符があるのを見つけた偽ヨウコこと、変身を解除したセイレーンは
邪悪な波動で音符を変質させ、ケーキのネガトーンを生み出した。 そのころ
テニス部の手伝いで活躍していた響、今日はまだケーキを食べていないので空腹にも
限界が来ていたようだ。すると周りから生徒たちの悲鳴が響の耳に入ってきた。
ケーキのネガトーン
※リズムの底力
振り向くと高速回転するネガトーンに襲われる生徒たち。追いついて合流した奏は
自分の作ったケーキがこんな姿になった事、響はあんな美味しそうなケーキをネガトーン
にされた事に感情が高まり、理由は違えど2人はプリキュアに変身することが出来た。
メロディとリズムは威勢よくハイキックを食らわせるがネガトーンに捕まり散々にも
振り回されて投げ捨てられた。劣勢になった2人だがリズムは自分が響の為に作った
ケーキを何とか取り返そうと立ち上がる。そして自分は響の笑顔が見たくて
今までケーキを作っていたと本人の前で告白する。向かってくるリズムにネガトーンは
強烈なパンチで攻撃…がリズムはそれを1人で受け止めメロディを驚かす。
思いの力
※奏の決め台詞
そしてリズムはコンテストで優勝するよりも、食べてくれる人が笑顔になるケーキを
作りたいと強く思いはじめる。それによりパワーが高まりネガトーンのパンチを
跳ね除け、そのスキに一気に蹴りあげるという凄まじい力をメロディに魅せつけた。
ちなみにこの時に言った「気合のレシピ、見せてあげるわ!」は奏の決め台詞です。
普通に調理している時も気合のレシピ、敵を調理(意味深)する時も気合のレシピw
こちらもこれから時々使われます。さてリズムの底力に驚いたメロディはリズムを褒め
ネガトーンが弱った状態を見逃さず、2人で浄化技「パッショナートハーモニー」を
使いネガトーンを浄化させる事に成功した。ただ‥取り戻したかに見えたケーキは
残念ながら形が崩れていたのであった。
やっと取り返したが‥
※激甘な2人
場面はLuckySpoonのテラスに移り、崩れてしまったケーキに落胆する奏。
しかし響はそんなのを意にも介さず食べ始める。それに驚いた奏に対して
響は美味しいから食べるように進めた。崩れていても味は美味しいケーキに奏は
笑顔を取り戻し響も笑顔になる。そこに奏の父母が登場し2人もそのケーキを
食べ、またもやお互いを褒め始めアツアツぶりを所構わず魅せつけた。
奏は両親の態度に変顔で呆れ、響は我関せずで残りのケーキをパクパクと貪る。
苦笑い
※スイートプリキュアにおける喧嘩の必要性
さてこの後は‥まぁ~見ているこっちが恥ずかしいというか、かなりの甘ったるさに
砂糖を吐きかける勢いです。ケーキを完食した響はおかわりをおねだりするも
奏に食べ過ぎだと注意を受ける、しかしその後のセリフが・・・
響「だって、奏のケーキ・・・・大好きだなんだもん!(照れ)」
奏「えっ・・まぁね、当然よ(照れ)」
奏の父母に負けない位の仲良さを視聴者に魅せつける2人
親友とかそんなレベルをかなり超えているんですがどうなんですかね…
これからもセイレーンが2人の仲を裂こうとアレコレ策を巡らしますが
終わる度に2人は更に仲良くなるという形になっていきます。
でもそんなにケンカが必要かねぇ? という意見は放送当時はよく見ました。
でもケンカはいるんです!必要なんです! よく考えて下さい
この2人の甘ったるさをw 仲良い時は終始こんな感じなのですから
丸々30分この光景を幼女に魅せつけるのはチョット危ないでしょう 色々と
だからケンカを挟む事によって‥この甘い2人の関係が違和感なく
放送できるというそういう事なのです(無茶な理屈)
ただ個人的にはこの4話こそが丸々30分激甘回ですよ ええホントに。
この回はケーキがメインの話でしたが
ケーキより甘い2人の関係という秀逸なオチがつきましたw
それでは5話でまた会いましょう~ ノシ
なぜか顔を赤らめる2人