スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第34話

2015年3月21日に放送された、スイートプリキュア34話の感想です。

 

↓続きからどうぞ

 

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※闇夜のミューズ

 

暗闇の中、1人佇むキュアミューズ。灯台の光と潮風に身を晒し、顔は一切動かさず

何かを考え続けている。すると妖精のドドリーが陽気に歌いながら現れ、ミューズも

一緒に歌おうと促してきた。しかしミューズは歌い続けるドドリーを無視して、見開いて

 

いた瞳をそっと閉じる。それを見たドドリーは物知り顔で、ミューズの迷う気持ちも

分かるが、そろそろ一歩踏み出す勇気が必要だと語り、何かに迷うミューズの

後押しをする。更にメロディ達にちゃんと話せば、必ずや仲間になってくれると

 

付け加え、踏ん切りが付かないミューズに対し奮起を促すドドリーであった。 

おそらく正体を明かすかどうかの話であろうが、未だにその全貌は掴めない。

しかしミューズはドドリーの忠告を聞かず、あっという間にその場から飛び去った。

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まだ正体を明かせないキュアミューズ

 

※責任の押し付け

 

さてその灯台の中では、前回ラストチャンスを貰っておきながら完膚なきまでに

叩きのめされたトリオ達が、呑気に肉を焼きながら会話をしていた。メフィストの

お叱りが怖いファルセットは、いい加減早く報告した方が良いとバスドラを急かす。

 

バスドラは、お前がやれと責任を押し付けるが、矢面に立って怒られるのはファルセットも

嫌なので当然拒否する。すると横からバリトンが「報告はリーダーの仕事」とバスドラに

釘を刺すも、バスドラは「じゃあお前だ」と投げ捨て、このような時だけリーダーの

 

役目を放棄しようとする。それにカチンときたバリトンは「アンタでしょ」と反論するも

お前だアンタだの繰り返しで収集がつかない。それを聞いてたファルセットは業を煮やし

どちらでもいいよと呆れると、2人はそれならお前(ファルセット)だ!と声を合わせた。

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怒られるのはみんなイヤ

 

※降臨

 

すると、そんな情けないトリオに向かって「お前たち、何をやっている!」と叫ぶ

男の声が響き渡った。驚いたトリオが横を見ると、なんとメフィストがいつもの

鏡越しではなく、人間界に降りてきて、トリオの隣に堂々と立っているではないか。

 

完全な不意打ちで泡を食らったトリオを見て、メフィストは再度「何をやっている」

と3人に質問。するとファルセットは恐る恐るではあったが、正直に焼き肉をやって

いたと告白した。これを聞いたメフィストは正に怒髪天を突くが如く、激しく怒り

 

トリオに向かって「バカモーーン!!」と絶叫するのであった。怒られたトリオは

恐怖で震え上がり、情けない事この上ない。メフィストはもう3人を頼りとせず、直接

自分が人間界を攻めると言い始め、トリオは自分達の役目が消える事に不安を覚えた。

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大原部長並にキレたメフィストに震え上がるトリオ

 

※首の皮一枚

 

そんな我が身を心配するトリオではあったが、メフィストは3人にマイナーランドへ

戻るよう命令。そして伝説の楽譜を見張る役目へと変更し、3人の首はメフィスト

温情でギリギリ繋がるのであった。勿論トリオはその命令を甘んじて受け入れる。

 

そしてメフィストは、直接自分が不幸のメロディを完成させて、世界中に悲しみを

バラ撒いてやると息巻いて大笑いする。だがファルセットはボスの意気込みより

焼肉が焦げそうになっているのを横目で見て、それを酷く心配するのであった。

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プリキュアとの戦いにヤル気満々のメフィスト

 

※見つからない答え

 

次の日ー 聖アリア学園から下校する響とハミィ。

ハミィは笛を吹きながら、後に続くフェアリートーン達を楽しそうに誘導していた。

しかし響は何かを考えながら下を向いて歩いており、いつもの明るい表情が無い。

 

すると両脇からエレンと奏が登場し、奏は響の浮かない顔を心配する。そう言われる

と響は、前回ミューズが「私にも守りたいものがある」と語った言葉が頭から離れ

られず、それが一体何なのか悩んでいたと告白した。すると頭に乗っていたハミィは

 

きっとプリキュアだから「皆の幸せ」だろうと脳天気に答える。それならば

幸せのメロディを完成させたい想いは自分達と同じではないか?と考えた奏。

しかしミューズは音符を集めようとしないので、エレンはその考えに賛同しかねる。

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ミューズの言葉が気になってしょうがない響

 

※竹馬と子猫

 

 結局何を守りたいのか響達は分からず、3人は一旦座ってヒーリングチェストを開いた。

そしてクレッシェンドトーンにミューズの真意を訪ねてみるが・・宝石の中から

彼女は全く現れない。するとクレッシェンドトーン様はお休み中であるとミリーが話すと

 

3人はよく寝るものだと呆れつつ、またもや自分達で答えを考え始めるのであった。

場面は変わって、川辺でドングリを見続けアコ。するとそこに奏太が竹馬に乗って現れ

アコに自分の上手さを披露する。しかしアコはそれを「へっぴり腰」と酷評して

 

目の前に落ちていたドングリを拾い上げる。そんなアコの言葉に奏太が怒っていると

どこからともなく子猫の声が‥ 2人はすぐに辺りを見回すと、隣にあった樹の上に

勢い良く登ったのは良いが、そのまま降りられなくなってしまった子猫を発見した。

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自力で降りられなくなった子猫

 

※隠れた特技

 

それを見た奏太は、竹馬に乗っている自分が助けるチャンスだと意気込み右へ左へ

と移動を始める。しかし奏太は樹の根に躓いて竹馬から落ちてしまい、情けない姿を

アコに見せてしまう。しかしこのままでは子猫が降りられないと思ったアコは

 

奏太の落とした竹馬を借り上げ、足の高さを手慣れた手つきで揃え始める。そして

一気に飛び乗ったアコは器用に前進し、あっという間に子猫の前まで近寄るので

あった。アコの意外な特技を見た奏太は、目を開いて「スゲー!」と驚嘆する。

 

すると偶然近くを通りかかった響達は、アコと奏太が何をやっているのか不思議に

思い、足を運ぶ。その間にアコは、樹の上で怖がる子猫に笑顔で「おいで」と語り

かける。それを見た子猫は意を決してアコの胸に飛び込み、救出は無事成功した。

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珍しいアコの笑顔

 

※慣れない賞賛

 

 そして子猫は地面に降りて、助けてくれたアコの右手を嬉しそうに舐め始めた。

その愛らいしい姿にアコは喜び、笑みが絶えない。すると後ろから響達が現れて

この子猫はアコにとても感謝していると「元・黒猫」のエレンは通訳する。

 

アコの親切な行動を見た奏もその姿に心を打たれ、彼女の優しさを褒め称えた。

ここでいつもなら冷たい言葉を投げかけるアコであったが、どうにも褒められるのは

苦手なのか、顔を赤らめて「別に‥」と呟いたかと思ったら、奏太に竹馬を返して

 

そそくさとその場から逃げるように去って行った。竹馬を返された奏太は走り

去るアコを追いかけ、彼女から竹馬を上手くなる方法を何とか聞き出そうと

繰り返し尋ねるのでった。

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響達から褒められ、頬を染めるアコ

 

※根は優しい

 

 その後、響達はラッキースプーンに移動し、いつものテラスで奏の作った

カップケーキをご馳走になる。すると奏は先程の光景を思い返し、キュアミューズも

本当はアコのように優しい心の持ち主ではないかと考え始めた。続けて奏は

 

何かを守りたいという気持ちは、その人の優しさであると語り、「私にも守りたい

ものがある」と話したミューズも、そういう気持ちを持っているのだから、きっと

優しい人なのだろうと推察する。響もカップケーキを食べながらその意見に同意し

 

今まで何だかんだ言いつつもピンチの時に助けてくれたキュアミューズに思いを馳せる。

しかし響は、それでもキュアミューズが頑なに「誰の味方でもない」と言い続ける

理由がどうしても分からなかった。

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ミューズは優しい人と考える奏(かわいい)

 

※気持ちを尊重する

 

 響の疑問を聞いたエレンは、本当は素直になりたいが素直になれない、つまり

性格の問題ではと考える。するとそれを聞いたハミィはエレンの肩に乗り、嬉しそうに

「セイレーンに似てるニャ!」と発言。予想外の事を急に言われたエレンは

 

その言葉に何も言えず、見る見るうちに顔が真っ赤になるも、咳払いをして何とか

その場を誤魔化そうとする。エレンは話を戻して、ミューズが守りたいものがあると

自分達に言ってくれたのは大きな一歩前進であり、これからも焦る事なく少しずつ

 

彼女と話しあえば、必ず分かり合える日が訪れると2人に力説した。すると今まで

寝ていたはずのクレッシェンドトーンが現れ、エレンの意見に同意し、ミューズがいつか自分達に

心を開くその日まで待ちましょうと、優しい笑顔で3人に語りかけるのであった。

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ハミィの大胆な発言に顔真っ赤のエレン

 

※TRIPLE

 

 その頃、加音町の時計台の下では音楽を愛する人々が集まり、職業に関係なく

手持ちの楽器を持ち寄って、素晴らしい演奏を披露していた。演奏が終わると

聴衆は大いに盛り上がり、和やかな雰囲気が場を包む。しかしその上には

 

いつの間にか現れたメフィストが演奏を「つまらん」と一蹴し、聴くものを

和ませる音楽など不愉快なだけだと見下した。メフィストは真の音楽を自分が

教えてやると叫び、妖しく目を光らせる。すると先程演奏していた町の人達が

 

持っていたバイオリン・フルート・フォークギター、これらに付いていた音符を

3つまとめて悪に染めた。ボスだけあってケタ違いの力である。そして3つの楽器

は1つに統合され、見るも恐ろしい邪悪なネガトーンを作り出した。

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3つの楽器が集まって完成した形容しがたいネガトーン

 

※それぞれの思惑

 

そしてメフィストはネガトーンに、町中に悲しい音を響かせよと指令。

ネガトーンがその命令を忠実に実行すると、音楽を楽しんでいた加音町の人々は

嘆き悲しみ、その場に崩れ落ちる。メフィストはこの惨状を見て大喜びするが

 

それでは飽きたらず、もっと大きく全ての人間に届くよう轟かせろと指令した。

その頃、町の異変に気づいた響達は、音の発生源に向かって移動を開始する。

また調べの館では、音吉さんが険しい表情をしながら「あやつ…来おったか!」と

 

意味深な言葉を呟く。そして今度はマイナーランドで留守番を任されたトリオが、ボスの

活躍に大喜び。しかし興奮したバスドラは「よぉしイイぞメフィスト!」と暴言を

口走り、その事を他の2人に咎められ、メフィスト「様」と言い換えて再度応援する。

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それぞれの思惑が交錯し、遂にメフィストとの決戦が始まる。

 

※悪辣なる罠

 

 響達は町を駆けまわり、ようやくネガトーンの元に到着。相手がいつものトリオと

思っていたハミィは、敵がメフィストであることにビックリ。メフィストは響達を

見て、別段身構える事もなく、慇懃無礼な態度で「ようこそプリキュア諸君」と余裕の

 

表情だ。それを見た3人は、メフィストに向けて怒りの視線を注ぐのであった。

メフィストは3人を見て高笑いした後、町の人間達を悲しませれば、必ず3人が

やってくると予想していただけに、思惑通りに事が運んでほくそ笑む。そして

 

毎度毎度、同じ形で登場する3人を見て、ワンパターンな奴らだと罵った。

そもそも不幸のメロディを完成させる為には、プリキュアとの戦いは避けて通れない。

だから今日、この場所で決着をつけてやると、メフィストは3人に向けて戦いを挑む。

 

敵の罠を全て理解した3人は、自分達をおびき寄せる為だけに、加音町の人達を

ここまで悲しませたメフィストに激しく憤り、絶対に許せない!と叫んだ後

キュアメロディキュアリズムキュアビートへと変身を遂げた。

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メフィストの悪行に怒り心頭の3人は、プリキュアへと変身して敵との戦いに挑む。

 

 ※両者激突

 

変身後、メフィストはすぐにネガトーンへ攻撃の指令を下し、ネガトーンは首から

毛糸のようなものを3つ発射する。プリキュア達はそれを1人1つで対応にあたり

いつにも増して激しい攻撃を次々と繰り出す。それから3人は一旦退いて、お互いの

 

手を合わせてハーモニーパワーを結集。ネガトーンに向かって強力なパッショナートハーモニーを

発射した。するとメフィストはネガトーンに飛び乗り、 こちらも闇の力を結集。そして

迫り来るプリキュアのハーモニーに対抗し、マイナービームなる邪悪な光線を発射した。

 

そしてお互いの光線は途中で衝突し、激しい競り合いの末に膠着状態に陥る。

プリキュア達は更にハーモニーパワーを高めようとするが、メフィストが目を光らせるとマイナービームが

優勢になり、遂に均衡は破られてプリキュアは攻撃をまともに喰らってしまった。

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マイナービームとパッショナートハーモニーの激突

 

※不可解な反応

 

プリキュア達が吹き飛ばされると、マイナーランドに居たトリオはボスの活躍に

賞賛の声を送った。そしてメフィストは倒れたプリキュアを見て、最後のトドメを

刺そうとした・・その時!空から素早い速さで登場してきたキュアミューズ

 

迫り来るマイナービームに対して、特技の「七色の鍵盤」を作り出す。その防御力は

凄まじく、あれだけ強烈なビームをいともたやすく防ぐのであった。ミューズを初めて

見たメフィストは怒りを露わにするが、そのミューズはどういう訳かメフィストを見て

 

かなり焦っている。横にいたドドリーも同じく困惑して、どう対応すればいいのか

落ち着かない様子だ。そんなミューズの混乱を知る由もなく、メフィストは自分達の

目的を、事ある毎に邪魔してくれたキュアミューズに恨み節を語るのであった。

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マイナービームを防いだミューズ

 

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なぜミューズはメフィストを見て慌てるのか?

 

※恐るべき速さと力

 

そしてメフィストはミューズに向かって、正体や目的を問いただすも。ミューズは

いつものように押し黙ったままで何も語らない。答える気が無いと踏んだメフィストは

もはや誰であれ邪魔する奴は許さないと叫び、再度マイナービームをミューズに

 

向かって連射してきた。次々と繰り出されるビームに、ミューズは回避するのが

精一杯で反撃に移る事が全く出来ない。その様子を見たメフィストは、「音楽の

女神」と名乗っておきながら、見掛け倒しの腰抜けだとキュアミューズを罵る。

 

そして更にビームを発射されたビームをミューズは華麗に交わしたが、湧き上がる

土煙の中から物凄い速さでネガトーンとメフィストが突進してきて、これにはミューズも

為す術無く叩き飛ばされてしまった。メフィストはその醜態を見て嘲笑い、罵倒した。

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メフィストの圧倒的なスピードとパワーの前に、ミューズは遂に倒されてしまう。

 

※ミューズを守りたい

 

するとメフィストに倒されていたメロディ達が、フラフラになりながらも起き上がって

ミューズを罵るメフィストに怒りを露わにする。そして「何か」を守ろうとする

優しい心の持ち主であるミューズを、これ以上侮辱するならば絶対に許さないと

 

憤り、3人は手を繋いで驚異的なハーモニーパワーを産みだした。それを見た

ドドリーは、3人はミューズの為に怒ってくれていると耳打ちする。プリキュア

底力を見たメフィストは驚きつつも、何かを守ろうとするなど愚かな行為で

 

この世に守る価値のある物など何もないと主張する。そして全員を不幸のどん底に

突き落とせとメフィストは叫ぶが、その前に3人はネガトーンに突撃して迫り来る

マイナービームを全て跳ね除け、遂にネガトーンを吹き飛ばすことに成功した。

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ミューズを守りたいという3人の思いがネガトーンを弾き飛ばした。

 

※ダブルアタック

 

 倒れたネガトーンを見たハミィは今が好機とばかりに、プリキュア達へヒーリング

チェストを使うように促した。3人がチェストに手を揃え、蓋が開くと今度はフェアリー

トーン達が中の宝石に向けて光を放射する。そして最後にメロディが中の鍵盤をサラリと

 

撫でると、宝石の中から大きなクレッシェンドトーンが飛び出てきた。そして3人は

両手を包み、それを開くと七色の道が目の前に現れる。3人はその道の飛び乗ると

自動的に加速し、自分達の上を飛んでいたクレッシェンドトーンの額へと収納された。

 

それと同時に凄まじい加速を始めたクレッシェンドトーン。その中にいるプリキュア達も

落とされないように必死で耐えていた。そして努力の甲斐もあって見事ネガトーンに

体当たりが成功、続けて3人は勢いそのままにメフィストにトドメを刺そうと突撃した。

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余勢を駆ってメフィストに突撃するプリキュア

 

 

キュアミューズの豹変

 

迫り来るクレッシェンドトーンに対し、メフィストはマイナービームを手から発射するも

全くダメージにならない。3人の怒りは揺るぐこと無く猛烈な勢いでメフィストに迫り

これで遂にマイナーランドの王・メフィストを倒せる・・と思われたその時!

 

メフィストの前にキュアミューズが立ちはだかった!

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その出来事にはプリキュア達は勿論、クレッシェンドトーンも驚きを隠せない。

しかしミューズまで巻き添えにする訳にはいかず、クレッシェンドトーンは急旋回して

そのまま空中で消滅、取り残されたプリキュアは地面に落下し、尻もちを付いてしまう。

 

 この衝撃はマイナーランドで見ていたトリオも当然だが、メイジャーランドで

眺めていたアフロディテも声を震わせて「キュアミューズ‥貴方、まさか・・!?」と

呟き、映しだされたメフィストとミューズの姿を凝視していた‥ しかしアフロディテ

 

キュアミューズに何か覚えがあるのだろうか? さて現場ではミューズの裏切り

とも言える行為に3人は衝撃を受け、何故このような事をするのか彼女に問い詰める

がミューズは何も答えない。それはミューズから守られたメフィストも全く理解出来なかった。

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ミューズが何故メフィストを守ったのか、敵も味方も全く分からない

 

※悪夢のような光景

 

敵と思っていたミューズが、自分をかばっている事に困惑を隠せないメフィスト

 しかしこのまま黙っていてもしょうがないと考えたメフィストは、瞬間移動して

ハミィ達の前に現れる。そしてメフィストは身体をコマのように高速回転させると

 

そこから発生した強風でハミィもプリキュアも、そしてフェアリートーン達も

吹き飛ばされてしまった。その隙にメフィストは手に持っていた巨大な瓢箪の栓を抜き

「集まれ音符たちよ!」と絶叫。するとフェアリートーン達が蓄えていた音符は

 

次々と瓢箪に吸い込まれ、遂に音符は1つ残らずメフィストに奪われてしまった・・

奪い終わるとメフィストは嫌味ったらしくミューズに感謝し、これで不幸のメロディが完成

すると大喜び。だがそのミューズは汗を流し、歯を震わせてメフィストを眺め続けていた。

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プリキュアが保持していた音符を全て奪ったメフィスト

 

※解けない謎

 

しかしメロディ達はこのまま敵を帰すわけにはいかず、音符を取り戻そうと

メフィストの元に駆け寄った。だがメフィストはまた身体を高速回転させて

メロディ達が強風に怯んでいる間に、その場からスッと姿を消して逃げてしまう。

 

強風が止み、メロディ達が再び目を開くと、そこにメフィストの姿は無く

代わりに直立不動で、呆然と立ち続けているキュアミューズの姿があった。

それを見たメロディは、ミューズへ次のように問いかける。

 

「ミューズ‥貴方の守りたいものって、メフィストだったの?」

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そう言われたミューズはメロディに向けて、必死に自分の気持ちを訴えようとするが

彼女はそれでも喋ろうとはせず、メロディに背を向けて悔しそうな表情を浮かべた。

その態度を見てメロディは、どうして何も話さず黙っているのか問いかけるも

 

ミューズは一切答えず、その場から逃げ去るように飛び去ってしまった・・

そしてミューズに置いて行かれたドドリーも、急いで彼女の後を追いかける。

結局、なぜミューズがメフィストを守ったのか、何も分からないまま戦いは終わった。

 

しかし彼女の行動が不可解なのは今に始まった事ではない。メロディはその事よりも

メフィストから音符を全て奪われた結果、不幸のメロディが完成して、世界中が悲しみに

包まれてしまう‥メロディはそんな迫り来る危機を、心の底から憂慮するのであった。

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去りゆくミューズを眺めながら、完成してしまう不幸のメロディを心配するプリキュア

 

 

 ※あとがき

 

メロディ達のピンチを10話から助けてくれたキュアミューズですが

徹底的に無言と中立を貫き、彼女の正体は分からないままでした。

しかしここに来てミューズは、クレッシェンドトーンから言われた事も

 

影響して、メロディ達の仲間に入るべきかどうするか悩んでしまいます。

妖精のドドリーもそれを後押しして、ミューズに一歩踏み出させようとしますが

それでも彼女は何らかの理由により、どうしてもそれが出来ないのです。

 

それにしてもミューズの謎は本当に沢山ありますね。

 

・自分からは一言も喋らない(全てドドリーに喋らせる)

・誰の味方でもないと中立を保つ

・覆面で正体が分からない

・音符を集める気が全くない

・何を守りたいのか分からない

メフィストを見てかなり焦っていた

プリキュアの攻撃からメフィストを守った

・目的不明

 

しかしこの謎が、遂に次回から全て明かされる事になります。

スイートプリキュアの中で一番謎に満ちたキュアミューズの正体がいよいよ‥!

 

それでは35話で~ ノシ