スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第11話

2014年10月11日に放送された、スイートプリキュア11話の感想です

 

↓続きからどうぞ

 

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※セイレーンへの嫌疑

 

 冒頭は時計塔をアジトにしているトリオ・ザ・マイナーとセイレーン達の会話から

始まる。バスドラは瓶を取り出し、中には苦労して集めた音符が入っていた。バスドラは

自分達の音符の数とプリキュア達の音符の数は同等であろうと推察して会話を進める。

 

トリオの会話を無視して前回に続き満月を見つめるセイレーン。バスドラはそんな彼女に

嫌味ったらしく、音符集めに励まないとプリキュアに負けますよと挑発的な言葉を放つ。

しかしセイレーンは上の空で、彼女の頭の中は前回優しくされた王子先輩の事で頭が一杯。

 

すると通信用の鏡からメフィストの怒号が発せられ、驚いたセイレーンは危うく高所から落ちそ

うになる。メフィストは続けてセイレーンに「人間の男に惚れ、追っかけていたそうだな」と

疑惑の目を向ける。想像もしていなかったストレートな尋問にセイレーンは大いにうろたえた。

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頭の中は王子で一杯

 

※バスドラの策謀

 

その様子を見て一人ほくそ笑むバスドラは自分がメフィストに密告した事を小声で喋ったが

バリトンとファルセットに「バスドラが言いつけた~」と大声でハモられ、慌てて両者の口を

塞ぐバスドラ。メフィストは続けて「恋は気のせい、愛は幻だ」とセイレーンをキツく説教する。

 

反論しようと思ったセイレーンだが、黙れ!と怒られた上にリーダーの立場をクビにされて

しまった。そして反省を促すメフィストの言葉を無視してセイレーンは勝手にその場を去った。

そのセイレーンの気まぐれな行動にメフィストは呆れ顔であったが、ここぞとばかりにバスドラが

 

次のリーダーをどうするかと持ちかけてきた。メフィストは取り敢えずバスドラをリーダーに決定し

その言葉に色めき立つバスドラ。バスドラは喜びの余り音符を一気に集める方法がある

と大口を叩き、メフィストは「吉報を待つ」の言葉を最後に通信を終了した。

 

憎たらしいセイレーンを追い出し、自分の時代が来た事を、したり顔で喜ぶバスドラ。

自分がリーダーだと笑顔で低い声を発し、他の2人も一応ハモりはするが、顔は明らかに

喜んでいないのが分かる。実は彼らもリーダーの立場を狙っていたのであった。

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下克上の世界

 

 ※奏の誘い

 

場面は変わって加音町、響はいつにも増して演奏している人達が多いのに気づいた。

するとミートデリカ・モーモーのおばちゃんが1枚のポスターを響と奏に見せる。それには

音楽自慢大会と書いてあり、明日時計塔の前で行われるというイベントであった。

 

音楽自慢大会という言葉に響はN◯Kで放送されているような「の◯自慢大会」を

連想する。しかしこんなポスターがいつから貼ってあったのか知らなかった響に

「昨日からさ」とおばちゃんが語り、あまりにも急なイベントに驚く響であった。

 

それならばと、少し自信なさげで響にピアノで出場しようと持ちかける奏。断られる

と予想していたが、響は意外にもあっさりとOKしてくれた。響の思わぬ快諾に奏は

大いに喜び、人目も憚らず思いっきり響に抱きつくのであったw

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2人の熱い友情に町の人も慣れたもの

 

※今夜はとことん

 

日は暮れて響家の音楽室で早速ピアノの練習をする2人。あまり調子の良くない響は

指が思い通りに動かないのを嘆く。奏はそんな響の努力を褒めるが納得いかない響。

ふと外を見ればもう完全に日は落ちて、奏がちゃんと帰宅出来るか心配になる響だが

 

奏はいつの間にか家に電話して響の家に泊まると連絡していたのであった(流石‥)

そして納得行くまで練習しようという奏の応援に響は元気になり、今夜はとことん

特訓しようと張り切る、奏も絶対合格するぞと元気いっぱいに意気込んだ。

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多種多様な楽器が揃う響家の音楽室

 

※聖歌先輩の優しさ

 

次の日、遂に本番当日となりテンションが上がり気味の2人は回転しながら時計塔の

前を通り過ぎる。周りを見渡すと王子先輩のグループやプロ並に上手い3丁目のオジサン達も

出場予定で、それを見た響はやっぱり無理かなぁと落ち込む。しかし奏はそんな響に

 

人は人、誰かと比べるのではなく自分達のベストを尽くした演奏をしようと励まし

その言葉を聞いて元気になる響であった。そして他の場所で子供達に囲まれた

見覚えのある女子が1人‥それはスイーツ部の部長こと、聖歌先輩であった。

 

先輩の存在に気づいて駆け寄る響と奏。先輩はこのイベントに合わせて町の人に

作ったお菓子を配布していたのであった。綺麗な音楽と共に美味しいお菓子を食べれ

ば、幸せな気分になれるだろうという先輩の心遣いに響はお菓子を凝視して同感した

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人の為に進んでお菓子を配布する菓子職人の鑑

 

※拒否するアコ

 

聖歌先輩の心遣いに感動する奏。そして出場する2人の為に先輩はお菓子を提供した。

イベント会場の樹の上から音符の匂いを嗅ぎつけたハミィ、誰が音符を持っているか

キョロキョロと探し始める。すると別の場所から見慣れた2人組が‥アコと奏太だ。

 

どうやら奏太がアコに音楽大会への出場を持ちかけているようだが、冷たく断られ

ている。奏太はめげずに出場を促すが頑なに出場を拒むアコ。そんな2人に気づいた

響と奏は駆け寄り事情を聴く。実は奏太のクラスで縦笛を使って出場を予定している

 

が、自由参加の決まりを盾に参加を拒むアコ。奏はアコが音楽嫌いでないという前回

の話を切り出し、上手い下手は別にして一生懸命やってみてはどうかと説得するが

アコは嫌そうな顔で「口うるさ‥」と連れない返事をする。

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あからさまに嫌な顔

 

※どうするピアノ

 

アコは響と奏は出場するのかと問いかけ、笑顔でピアノを弾くのだと自慢する2人。

 じゃあそのピアノはどこにあるのだとアコが鋭く突っ込むと、ピアノをすっかり忘れ

ていた二人はパニックになり、呆れたアコは颯爽とその場を去り、奏太が後を追った。

 

なんでピアノの存在を忘れていたのかとお互いを責め合う。朝までピアノの特訓を

した奏を責める響、練習を辞めようとしなかった響を責める奏・・・どうしようも

ない口論を続けていると、横から老人が2人に「ピアノをするのかい?」と尋ねてきた

 

ピアノで演奏したいがピアノがないと答える響と奏。すると老人は自分の家がすぐ

目の前だから運んでくれればピアノを貸すよと提案する。しかし女子2人でピアノを

運べるのか不安になっていると、今度は後ろから聞き覚えのある声が飛んできた。

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お互い後ろめたいだけに強くは突っ込まない

 

※和音の機転

 

 振り向くと前回も響を助けようとしてくれた、青い髪が特徴の西島和音がそこに居た

和音は直ぐさま大声でピアノを運んで下さいと周囲にHelpを出し、屈強な男性陣が

響達の前にピアノを運んでくれた。和音の機転に響と奏は感謝し、ピアノを貸して

 

くれた老人と運んでくれた男性陣に重ねて感謝を示した。老人は良いピアノの演奏が

聴けるならこれくらいお安い御用だと答え、周囲の男性たちもそれに同意した。奏は

これだけの人達に支援して貰ったのだから頑張らないといけないと響に語り、響も

 

その気持に答えようと意気込む。そして「ここで決めなきゃ(略)」と「気合のレシ

ピ(略)」のセリフを決める2人、そうこうしている内に音楽自慢大会の開催時間で

ある12時になり、時計塔の下にあるからくり時計の人形が時を告げる音楽を奏でる。

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ここぞという時に頼れる和音

 

※偽りの大会

 

時間にはなったが、周りを見渡しても審査の鐘や審査員が1人も居ないのを不審に思う

響と奏。するとどこからともなく低音の野太い声で気持ちの悪い歌が流れてきた。

その歌でからくり時計の人形たちは邪悪な目つきに変わり大会を待ちわびてた人々は

 

急に泣き崩れだす。その恐ろしい惨状に響と奏が驚いていると、急に歌は中断され

「あー、テステス」という声が聞こえてきた。咄嗟に後ろを振り向くとバスドラがマイク

を持って立っているではないか。そしてバスドラは「音楽自慢大会へようこそ~♪」と

 

バリトンやファルセットと共に大声でハモりだす。大会を邪魔されたと思い怒り出す

響。しかしバスドラから思いもよらぬ言葉が飛び出る。それはこの大会そのものが

バスドラの仕掛けた罠であり真っ赤な嘘だったのだ。

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さっそくリーダーっぷりを発揮するバスドラ

 

※罠の目的

 

その事実を聞いても2人は納得行かない点が1つあった。それは大会のポスターだ。

あんな手の込んだポスターを誰が用意したのかという点である。それを問われると

バスドラはなんと自分の手作りだと自信満々に答える。

 

図体の割には芸の細かいバスドラの罠に2人はちょっと引いてしまうw 

バスドラが町民を集めたのは、この加音町に理由は分からないが音符が集まっている

ので、町民を一か所に集合させれば彼らの楽器に宿っているであろう音符を一気に

 

奪い取る事が出来るという策略であった。 そう言い終わるとバスドラは周囲を

見渡し、とある女性が手に持っていたシンバルに音符が2つ付いているのを発見。

迷うこと無く音符を邪悪に変質させ、そのままシンバルのネガトーンを2つ出現させた。

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今週のびっくりどっきりネガトーン

 

※敵の連携

 

音楽大会を楽しみにしていた加音町の人達、そんな彼らの音楽好きを利用して

音符を集めようとするバスドラに2人は感情が高まり、プリキュアに変身した。

変身後、場面は調べの館に変わり、パイプオルガンを修理している音吉さんが

 

ふと後ろを振り向き 「ズレとる」 と発言、一体何の事なのだろうか?

さて戦闘シーンに戻り、球体のネガトーン2体はそれぞれシンバルの形に変形し

まるでUFOの様に高速回転でプリキュアに接近する。2人はギリギリまで引きつけて

 

回避し、戻ってきたネガトーンの攻撃をメロディは受け止めて蹴り返す。しかし

もう1体のネガトーンに気づくのが遅れ攻撃を食らってしまうメロディ。リズムも

1体に気を取られている間、別の1体に背後から襲われ倒されてしまう。

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ネガトーンの早さに翻弄される2人

 

※バスドラの読み違い

 

倒れた2人を心配するハミィ。ハミィはバスドラによって邪悪なからくり時計と

化したオモチャの楽隊を戻さなければいけないと決意する。うまく攻撃が決まらない

2人を嘲笑うバスドラ。しかしメロディは負けじとリズムに連携を呼びかけて劣勢の

 

挽回を図る。球体に戻ったネガトーン1体を2人で引きつけて各個撃破を目論むが

ネガトーンは手持ちのシンバルを叩き邪悪な衝撃波を2人に喰らわせ、またもや

地面に叩きのめされる2人。その間にハミィは時計塔を駆け上り、時計の隙間から

 

メロディとリズムを応援する、しかしハミィはファルセットとバリトンに首を掴まれ捕らえられてしまう

バスドラは周囲を見渡し、他の音符を探そうとするが全く見当たらない。自身の計画

は完璧なはずだと自慢するが、捕まったハミィから人を集めたくらいで音符が集まるなら

 

苦労しないニャと正論を言われてしまう。その言葉に怒ったバスドラはネガトーンに

音符を手当たり次第探すように命令、これ以上 町の人を傷つけたくないメロディとリズムは

力を振り絞ってハイジャンプし、1体のネガトーンに2人の同時キックが決まる。

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猫らしく捕まったハミィ

 

※謎の覆面

 

だが敵2体の連携も凄まじく、迫り来るメロディとリズムの足を一気にネガトーン達は捕まえ

そのままグルグルと振り回し、今度は音楽自慢大会の看板に叩きつけられてしまう

メロディとリズム。 為す術のない2人を見てバスドラは音符探しよりプリキュアを倒す

 

方を優先する。バスドラがネガトーンに命令を下し、立つ力も無い2人は窮地に陥る。

すると、どこからともなく聞き覚えのある優しい音色が聞こえてきた・・

その音に驚くトリオとプリキュア バスドラ達が辺りを見渡すと、またもや同じ音色が

 

響き渡る。ハミィが上ニャ!と声を上げ、その間にトリオの手から逃れるハミィ。

トリオが鐘の上を見上げると黒いコスチュームに覆われ、目と口元以外に皮膚を露出

していない謎の覆面が立っており、その手にはなんとキュアモジューレがあった。

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正体不明

 

※圧倒的な強さ

 

 その姿を見ても一体誰のかさっぱり分からないトリオとプリキュア。バスドラは

誰であれ邪魔は許さないと怒り、ネガトーンを覆面に差し向ける。高速回転し

2体で迫るネガトーンを謎の覆面は流れるような動きで簡単に避け、家々の屋根伝いに

 

ネガトーンを誘導し両足を使って2体を蹴りあげた。その早さとリズミカルな動きに

メロディとリズムは驚く。なおも追いかけるネガトーンを翻弄する覆面にバスドラは

腹を立てる。と、その間にからくり時計の人形たちを元の状態に戻した音吉さん。

 

普通の人間が一体どうやって修理したのか不思議でならず、大いに驚くバスドラ。

するとその背後から覆面が登場し、引きつけたネガトーンをバスドラにぶつける。

その衝撃で自慢のヒゲをグチャグチャにされてしまい、慌てふためくバスドラ。

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いともたやすく敵を蹴散らす謎の覆面

 

※覆面の技

 

謎の覆面がその間に右手を大きく振ると、何と七色の鍵盤が現れ、両手で抑えると

一気に鍵盤が飛び出し、あっという間にネガトーン2体を包み込むことに成功した。

敵の動きが止まったのをハミィは見逃さず、ベルティエを使うよう指示する。

 

リズムはファリーを呼び出し、ファンタスティックベルティエを取り出す。

増幅したエネルギーでトーンのリングを作り出し、ミュージックロンドを包まれた

ネガトーン達にぶつけ、ベルティエで三拍子を取った後、大爆発を起こし浄化に成功。

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派手な技だが一切喋らない覆面

 

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2度目の、そしてこれが最後のスタスタ

 

※喋るフェアリートーン

 

ハミィが放つ愛のエネルギーで穢れた音符を浄化し、2つの音符を入手する事に成功

そして苦しめられていた町の人達も元に戻った。 戦闘後も鐘の上から見下ろす

覆面、すると首元から紫色の見たこと無いフェアリートーンが1体出てきた。

 

フェアリートーンが居るという事は覆面はプリキュアではないかと考えるリズム。

すると覆面のフェアリートーン【ドドリー】が「キュアミューズドド」と言葉を発した。

ドドリーの話を2人が聞いていると、ヒゲを崩されたバスドラがキュアミューズに怒り出す。

 

しかしヒゲが更に崩れ、悪態を付きながらそのまま退散するバスドラ達であった。

メロディとリズムはキュアミューズに助けてくれた感謝を述べるがミューズは一言も

話さず、代わりにドドリーが「別に助けた訳じゃないドド」と喋った。

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見た目は可愛いが口はキツイ

 

※味方にあらず

 

驚く2人にドドリーは続けて、あのままだと倒されていたであろうメロディとリズムに

呆れ、それでもプリキュアかとなじる。その会話を遮るように楽天家のハミィは

ミューズがプリキュアなら自分たちの味方だとお気楽な気持ちで喜んだ。

 

しかしドドリーは「私は誰の味方でもないドド」と意味深な言葉を残し、屋根伝いに

走り去ったキュアミューズとドドリー。その姿を見て自分たちの他にプリキュアが居た

事に驚くメロディ、そして謎の多いキュアミューズは誰なのかと疑問に思うリズム。

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彼女は一体何者なのか?

 

※猜疑の目

 

場面は変わり夜の時計塔(トリオのアジト)に今更ながらセイレーンが帰ってきた。

バスドラはセイレーンに何をしていたのか尋ねるが、答えようとしないセイレーン。

バスドラは自分がリーダーであることを強調し、上司の命令ということで再度

 

セイレーンに尋問する。しかしそれでも答えようとせず去ってゆくセイレーンであった。

バスドラは一度出て行って、戦闘が終わってから帰ってきたセイレーンを疑ってた。

変身できる能力があるのだからもしかしたら奴がキュアミューズではないのかと・・

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頑なに行った場所を教えないセイレーン

 

 

※あとがき

 

 いよいよこの回から謎の覆面プリキュアキュアミューズが登場。

眼の色と口元以外は特徴を捉える手がかりが一切なく、全く喋らない彼女。

正に謎が謎を呼ぶ存在。当然エンディングのクレジットにも誰が声優か

 

登場せず、彼女が一体何者であり、何が理由でメロディやリズム達との

共闘を拒むのか、かな~~~り先にならないとその正体はわからないと

申しておきましょう(まぁ知りたければググればすぐ出るんだけどw)

 

ちなみに放送当時は、結構後になっても本当に誰なのか分かりませんでした

それだけ制作側の徹底したミスリードと正体隠しが功を奏したと言えましょう。

「マジで誰がミューズなんだ‥」と頭を抱えて悩んでいたのも良い思い出です。

 

それでは12話で~ ノシ