スイートプリキュア♪感想記

2014年8月からBS11で再放送されていたスイートプリキュア♪の感想です  

スイートプリキュア 第13話

2014年10月25日に放送された、スイートプリキュア13話の感想です

 

↓続きからどうぞ

 

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※セイレーン説

 

前回の終わりにバスドラがミューズに向かって「待て!セイレーン」と呼んだことに

ハミィは少なからず衝撃を受けたようだ。場面は変わって奏の家に移る、テラスで響と

奏に対しハミィが、キュアミューズがセイレーンなら納得がいくと興奮気味に話す。

 

ハミィがこの説を推すのは、セイレーンが本当は音楽を愛するとても良い子だから

だそうだ。セイレーンの悪事しか見ていない響と奏はその話を意外そうに聞いていた。

響はこの説が本当なら、どこかで見た感じがする理由が腑に落ちると感じた。

 

しかし奏はそれならば何故、今まで悪事を繰り返してきたのか納得が行かないようだ。

その疑問にハミィは、2人の仲を深める為に敢えてセイレーンが悪役に徹してきたのではと

推察し、更に2人がプリキュアになったのもある意味セイレーンのお陰だと強く主張する。

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本当にセイレーンなのか?

 

※疑われるセイレーン

 

久しぶりに時計塔のアジトに堂々と戻ってきたセイレーン。しかし風呂敷を用意し

荷物を纏めているではないか、バスドラはそれを見て何しに戻ってきたと問うと

セイレーンは新リーダー(バスドラ)の顔を見たく無いから自分の荷物を持ちだして

 

これからは別行動すると言ってのける。そんなセイレーンに対しバスドラは裏切り者!と

罵った後、「本当はキュアミューズの癖に」と言い切るが、セイレーンは何のことだか分からない

様子だ。前回は信じて無かったファルセットとバリトンもミューズがセイレーンなのを信じ込んでいた。

 

トリオの話す内容がさっぱり分からないセイレーン、すると鏡からメフィストが写し出され

ここ最近は何故姿を消していたと問い詰める。セイレーンはそれに一人になりたかったと

答えたが、メフィストはその言葉を疑い、お前がキュアミューズではないのかと強く尋問した。

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セイレーンを擁護する者は誰もいない

 

メフィストの悪意

 

同じ事を言われ呆れるセイレーンにメフィストは、違うというなら音符集めに邁進し

挽回せよと告げる。だが「ハイハイ」と適当な返事をしてセイレーンはその場を後にした。

バスドラはその態度を見逃さず、メフィストの前でこれ見よがしに「嘘を付いている

 

から逃げるのです」と自分の説が正しいのだと強調した。メフィストはセイレーンが

人間界に影響を受け始めたのを危惧し、もう1度マイナーランドの素晴らしさを叩き

込まなけければいかんと考え、気味の悪い笑い声を上げた。

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自分を裏切る者は許さない

 

※再三再四

 

場面は変わりハミィはセイレーン=キュアミューズを半ば確定した感じで1匹喜んでいた。

その近くに居たセイレーンはリーダーの座を追われ、地道に音符探ししなけれならない

現状を嘆いている。ハミィが勢い良く滑り台から滑ると偶然にもセイレーンと遭遇した。

 

ハミィは喜んでセイレーンに駆け寄り、暫く会えなかったのを心配したが、顔を合わせようと

しないセイレーン。「別にどこだっていいでしょ」と素っ気なく答えるセイレーンだがハミィは

それを気にせずセイレーンがキュアミューズか?と問いかけた。何度も同じ事を聞かれいい加減

 

イライラしていたセイレーンは、物凄い剣幕で「私はミューズじゃないわ!」と怒鳴った。

流石にハミィもこれには震え上がり、落ち込んだ。二度と自分に話しかけるなと語る

セイレーンにハミィは何でそんなに冷たい態度をとるのか恐る恐る聞くのだった。

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堪忍袋の緒が切れた

 

※2人の連携(笑)

 

 それはアンタが天然ボケだからよ!と更に怒るセイレーン。するとその言葉を自分の文句

と勘違いした近くのドラ猫が怒り出す。あんたじゃないわよ!というセイレーンの言葉を

耳が悪いのか「誰がアンポンタンじゃー!」と勘違いし、余計に怒り出すドラ猫。

 

ハミィは誤解だと必死に訴えるが、怒りで興奮したドラ猫にその言葉は届かない。

襲いかかってきたドラ猫に対しハミィはセイレーンの腕を掴み一目散に逃げ出した。

そこへたまたま通りかかった響と奏がハミィとセイレーンに気づき、ハミィは2人に

 

救援を求める。状況を理解した2人はどういう訳か、まず奏が響の後ろに回り込み

響の頬を両手で引っ張りだした。すると響の顔はドラ猫より険しい顔つきに変わって

恐ろしい鳴き声を発したではないか、これにはドラ猫も堪らず即座に退散した。

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このような早い対応が出来るのも2人の友情がなせる技

 

 ※思い出の楽譜

 

2人に助けて貰い安堵するハミィ。ふと周りを見ると一緒にい居たセイレーンの姿は無く

代わりに彼女の風呂敷が置いてあった。とりあえず荷物を持ってベンチに座る2人と

ハミィ。奏はセイレーンにキュアミューズなのか尋ねたのか?と問うとセイレーンが違うと言うから

 

間違いなく違うと答えるハミィ。響はミューズは仮面をしている位だからセイレーンが

嘘を付いているのではと語ると、ハミィはセイレーンを絶対に信じると強い口調で反論する。

すると荷物から1枚の楽譜が落ちて、ハミィはそれを見るやいなやセイレーンがまだ

 

この楽譜を持ってくれていたのか‥と目を潤ませ感動する。響と奏はハミィに

セイレーンとの関係を詳しく語って欲しいと頼みだす。考えてもみれば2人共

ハミィとセイレーンの関わりについては知らない部分が多かったのだから当然の疑問だろう。

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セイレーンとハミィの大切な思い出

 

※2匹の遠い記憶

 

 ハミィは喜んでセイレーンとの話を始める、2匹ともメイジャーランドで育ち、小さい頃

から一緒に仲良く音楽を歌う大親友。歌の上手なセイレーンはハミィに細かく

指導し、ハミィもそれを教わる間柄であった。セイレーンの性格はとにかく真面目で

 

音程・リズム・歌唱力に秀でており、その能力の高さを買われメイジャーランドで

年に1度だけ行われる大音楽会、その幸せのメロディの歌い手にセイレーンは度々抜擢され

その歌う姿はまるで女神のようであったと当時を振り返り瞳を潤ませるハミィ。

 

歌が上手で女神の様だという言葉に響と奏はやっぱりキュアミューズなのか?と考えるが

ハミィの話は続く。ある時、大音楽会で幸せのメロディを歌う「歌い手募集」の看板を

見てハミィは自分も応募してみようと決断した。ハミィはセイレーンと一緒に練習

 

出来ると思ったが、セイレーンはそのような自分を頼る甘い考えではダメだと釘を差す。

同じ歌い手を目指すならお互いライバルだし、選考が終わるまで口を聞くのは辞めよう

と告げる、それがハミィの為でもあるし、ハミィなら大丈夫とエールを送りセイレーンは去った。

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親友だからこそ・・・

 

※DIVA

 

 その日からハミィとセイレーンは約束通り、別々で練習を始めることになった。

さて先程のドラ猫騒動から逃げたセイレーンは、忘れた荷物を探しに元の場所で

ウロウロしていると、響と奏が座っているベンチに風呂敷があるのを発見し驚く。

 

話は続く、コンテストで歌う「課題の楽譜」が配られる大事な日に、ハミィはなんと

寝坊してしまう。急いで会場に向かったが既に配布は終わっており、困った顔をして

いると別の歌い手候補の「ディーヴァ」が現れる。ハミィの為に取っておいたと

 

語り、課題の楽譜を手渡すディーヴァ、ハミィはその親切に喜んだがディーヴァは続けて

配布の時に言われた「コンテストまでの約束事」があると語る。それは楽譜は誰にも

見せてはいけないこと・練習は必ず一人で行う事の2つだとハミィに告げた。

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美猫のディーヴァ

 

※直情のセイレーン

 

 なんとも変な約束である、しかし疑う心の無いハミィは素直に了承し、ディーヴァも

お互いに頑張ろうと笑顔でその場を去った。ハミィは言われた通り隠れた場所で

こっそりと、誰にも楽譜を見せず練習に励む。そしてコンテストの当日・・・

 

遠くからハミィを眺め、その姿をあざ笑うディーヴァとその取り巻き。実は

楽譜は偽物で、当然ながら決まり事も大嘘であった。これでライバルが1匹減ったと

ディーヴァは嫌らしい笑みを浮かべて語り、取り巻き達もニヤニヤと笑い、同調した。

 

その言葉を後ろから聞いていたセイレーンはディーヴァ達にそれはどういう事かと

ストレートに突っ込み、正直に話せと強い剣幕で凄む。そして嘘の歌を練習している

ハミィはセイレーンが近づいてきたので話掛けたが、コンテストが終わるまで

 

話してはいけないという約束を思い出し慌てふためく。そんなハミィの姿を気にせず

セイレーンは「その楽譜は偽物でディーヴァの仕掛けた罠だ」と正直に話し、手持ち

の楽譜をハミィに手渡した。ハミィはその話を聴いて大いに驚くのであった。

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 不正は許さず、正々堂々と

 

※ハミィの緊張

 

 時間のない中でハミィは必死に練習し、遂に本番を迎えたハミィ。と、ここでハミィの

話を隠れて聴き入っていたセイレーンはその後の記憶を今もなお、鮮明に覚えていた。

話は続く、ハミィは自分の番となり審査員達の前に出てきたが、余りの緊張から

 

まともに歩く事も難しい程に身体が固くなっていた。更に名を名乗る前に歌おうと

したり、思いっきりクシャミをしてしまうなどして、審査員達の心証は歌う前から

悪くなる一方であった。それを離れた場所から見てあざ笑う他の歌い手候補達。

 

同じく離れて見ていたセイレーンは不安が募る一方である。ハミィはなんとか名前を

名乗る事に成功、ふと後ろを振り返ればセイレーンと目が合い、セイレーンは小さく応援を

送った。その姿を見てハミィは一気に緊張がほぐれ、ようやく歌い始めるのである。

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緊張からミスを連発するハミィ

 

※天性の才能

 

リラックスしたハミィの口から放たれた歌声は、聴く者全てに衝撃を与えた。

その艶やかでメリハリのある声と正確な音程、大胆な歌唱力に、ハミィを期待して

いなかった審査員達は一様に驚き、あまりの出来事に開いた口が塞がらなくなる。

 

それは後ろで見ていた他の歌い手候補たちも同じ事で、一体何が起きているのか

分からないほど全員が歌声に聴き惚れ、その中でもセイレーンは更に、ハミィの歌を

聴き入るあまり感動して、自然と目から涙を流してしまうのであった。

 

審査の結果は当然ハミィが歌い手として選ばれ、あの第1話の冒頭へと続くのである。

そしてセイレーンはハミィが歌い手として選ばれたその日から、ハミィと別離して

ハミィが気づいた時にはマイナーランドの手下として敵対していたのであった。

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 心震わすハミィの歌声

 

※セイレーンの心情

 

響にはセイレーンの気持ちが分からなくもなかったが、ハミィには今でも何故

離れていったのか全く分からない。すると隠れて話を聞いていたセイレーンが

 呆れ顔でひょっこりと響達の前に出てきたではないか。そしてセイレーンは話し出す。

 

「だからアンタは天然ボケだって言うのよ。今じゃ後悔しているわ、あの時

楽譜のことを黙っておけば良かったってね」 

 

折角また会えたのにそんな事を言われてハミィはますます分からなくなりながらも

セイレーンの元に近づく。セイレーンはそんな卑怯な事を言うような猫ではなかったと

ハミィは話すが、それは昔の話で今の私はもう違うのだと反論するセイレーン。

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セイレーンの気持ちが分からないハミィ

 

※セイレーン、本音を語る

 

その言葉にハミィは強く言い返す。セイレーンが変わっても変わらなくてもハミィの

親友だ!と。するとセイレーンはハミィの言葉に心打たれつつも顔を背け、天然猫の

癖にちゃっかりイイトコ取りしておいて、よく言えたものだなと悪態をついた。

 

続けてセイレーンは遂に本音を語りだす。セイレーンが長らく歌い手として君臨

出来たのはセイレーン自身のたゆまぬ努力があってこそであった。だからこそハミィが

歌い手に応募すると言い出しても心の中では、最後は自分が歌い手に選ばれるという

 

自負が少なからずあったのだ。なのでハミィとフェアで戦う事を望み、正々堂々と

歌い白黒をつけたいからこそ、あの時は本物の楽譜を手渡したセイレーンであった。

しかし前述の通りコンテストでハミィはセイレーンの予想に反して素晴らしい歌声を

 

奏でる。その歌に心震わせ涙を流しつつもセイレーンは、気づいてしまったのだ。

平凡な者が幾ら努力を重ねようと、才能を持った者には叶わないー という現実を。

もしたまたま別の歌い手がその年に選ばれたのならばセイレーンも努力に勤しみ

 

次の年はまた取り返したであろう。しかしよりにもよって自分の可愛い妹のような

感じで接していたハミィが、自分を遥かに上回る才能の持ち主であったことは

セイレーンにしてみれば青天の霹靂であり、積み上げてきたものが全て崩れた瞬間だった。

 

失意のセイレーンはハミィの元から離れ、彷徨い歩いていると不幸のメロディの歌い手を

求めていたメフィストと出会い、そして悲しみを世界に撒き散らすというメフィストの

野望に、傷心のセイレーンは魅了され、意気投合して今に至るのであった。

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ハミィの歌声は素晴らしかった・・憎たらしい程に

 

※親友はすぐそばに

 

しかしハミィはその言葉に対し、あのコンテストで上手く歌えたのは、小さい頃

からドジで歌の下手な自分を励まして、一緒にずっと練習してくれたセイレーンの

お陰だと話す。だからこそセイレーンは昔もこれからも大事な親友である・・と。

 

セイレーンはハミィの嘘偽りない素直な言葉に心を揺さぶられ、知らぬ間に目から

止めどなく涙が流れてきた。その姿を見ていた奏は、以前にセイレーンがサクラに

変身して響に近づいた時、響に親友だよ!と言われて涙を流していたのを思い出す。

 

あの時流した涙も本当の涙だったのだろうと、2人はセイレーンを見て確信した。

そしてキュアミューズはやはりセイレーンだろうと奏は強く思うようになった。

セイレーンは涙を流しつつ、溢れ出る懐かしくも忘れていた感情に翻弄される。

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心の底では親友を求めていた

 

※ハミィの夢

 

 涙を流すセイレーンにハミィは月を見上げるように進めるが、あいにく昼間なので

月が見えず、セイレーンに相変わらず天然ボケだなと笑われるハミィ。それに

月を見上げることを教えたのは私(セイレーン) ではないかと、呆れ顔で答える。

 

それに対しハミィは、セイレーンに教えて貰ったからこそハミィはセイレーンと離れていた時は

月をよく見ていたと答える。そしてハミィはもし音符が全て集まったら幸せのメロディを

セイレーンと一緒に歌いたい、それがハミィの夢なのだとセイレーンの手を取って語った。

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手を取り合って

 

※なぜここに?

 

その様子を和やかな顔で見ていた響と奏。すると背後から「大変だー!」という

男の声が聞こえたきた。振り向くと変な男2人が慌てながらネガトーンが出てきたと

言うではないか。場所を案内するから、と言われるままに付いて行く響と奏。

 

ハミィはセイレーンに直ぐ戻るからと、2人をダッシュで追いかけていった。

その様子をボーっと眺めていたセイレーン、すると物陰からなんとメイジャーランド

のディーヴァが出てきたではないか。久しぶりという挨拶もそこそこにディーヴァは

 

あのコンテストで何故負けたのか教えてあげようか?と語りだす。そんなのは

ハミィの歌が素晴らしかったからだと答えるセイレーン。しかしディーヴァは違うと

断言し、あの時ハミィが審査の前にアフロディテ様へ「セイレーンは偽の楽譜を

 

渡した酷い奴」と告げ口をしたのだと語るディーヴァ。あまりにも荒唐無稽な話に

セイレーンは絶対にウソだと語気を荒らげる。するとセイレーンの後ろにあった

水溜りからメフィストが映しだされ「ディーヴァの言う事は本当だ!」と言い出した。

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メイジャーランドの彼女がなぜ人間界に・・?

 

※再洗脳

 

次々と起こる変な出来事にセイレーンは混乱する。そしてメフィストアフロディテ

本人からその話を聞いたのだから間違いないと付け加える。しかしそれでもなお

ウソだと言い返し、自分はハミィを信じるとセイレーンはメフィストに言い切った。

 

するとメフィストは一呼吸置いた後、ならばこれだ!と言うと水溜りから2つの

小さな塊が出てきた。セイレーンは見覚えがあるのか、必死に避けて抵抗するが

あえなく2つとも両耳にへばりついてしまう。そしてその塊から禍々しい音波が

 

発せられ、セイレーンはその音に苦しみ、身悶えする。そしてメフィスト

友情・愛情などはまやかしであり、世界を悲しみのメロディで包むのが

お前の使命なのだと語り、優しい心を取り戻しかけたセイレーンを再度、洗脳した。

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洗脳に苦しむセイレーン

 

※嘘まみれ

 

 ひとしきり再洗脳が終わるとセイレーンは顔つきが変わり、コンテストに落ちたのは

ハミィのせいなのだと、メフィストの嘘を信じるようになってしまった。メフィストの言う

再度、マイナーランドの素晴らしさを叩き込むというのは、まさにこの事であった。

 

メフィストに忠誠を誓い、プリキュアを倒すと宣言するセイレーン。その言葉にメフィストは

満足し、隠れていたバスドラに対してプリキュアのいる場所へ誘導せよ、と命令を

下す。そのまま飛ぶように去っていったセイレーンとバスドラ。 すると隣に居た

 

ディーヴァが何と猫の折り紙に変わったではないか。そう、このディーヴァも

メフィストが作り上げた幻影の存在だったのだ。手間は掛かったがなんとか

セイレーンに忠誠を誓わせることに成功したメフィストは不敵な笑みを浮かべた。

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 全てメフィストの策略通り

 

※セイレーンの豹変

 

 場面は変わり、男達の言われる場所に着いた響と奏だが、ネガトーンの姿はどこに

も見当たらない。2人が不審に思っていると、案内していた男達は身を翻し、変装を

解いた。そう、この男たちはバリトンとファルセットであり、誘う為の罠だったのだ

 

その事実に驚く暇もなく、背後からバスドラとセイレーンが降り立つ。ハミィが

セイレーンに話しかけようとすると、セイレーンは「ハミィ!私は貴様を絶対に

許さない!」と怒り出す。先ほどの優しさを取り戻したセイレーンとは全く違う彼女の

 

態度に響も奏も、そしてハミィも一体何が起きているのか分からない。そしてバスドラが

思い出の楽譜と音符を1つ取り出し、それをなんとセイレーンが邪悪な波動で楽譜の

ネガトーンに作り変えてしまった。

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今週のびっくりどっきりネガトーン

 

※振りかかる火の粉は払う

 

セイレーンがミューズだと思っていた響と奏だったが、セイレーンが違うというなら

違うし、その言葉を絶対に信じると、どこまでもセイレーンを信頼するハミィ。その言葉に

セイレーンはイラつき、もう貴様には騙されないと怒りながらエレンに変身する。

 

エレンはすぐさま腕を振り衝撃波をハミィに叩きつけようとしたが、響と奏に

助けられ難を逃れたハミィ。なぜこんな事になってしまったのか全くもって状況が

飲み込めないハミィを他所に2人はこうなったら戦うしか無いと決断しプリキュアに変身した

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やるっきゃない

 

※謎は深まるばかり

 

突進してきた楽譜ネガトーンを回避した2人だが、ネガトーンの伸びた手が縄のように

リズムを絡め取る。助けようとメロディが向かうも、もう一方の手が背後から襲い

樹に叩きつけられるメロディ。あまりの衝撃にうずくまっていると同じように

 

メロディも絡め取られる。2人とも楽譜ネガトーンの思うがままに振り回されたり

ぶつけられたり、叩きつけられたりと散々である。そこにエレンが立ちふさがって

倒れこんでいる2人にトドメを刺そうと腕を振り、衝撃波を放つ。

 

これまでかと思われた所になんとキュアミューズが現れメロディとリズムを助けた。

そしてセイレーンの前にミューズが現れたという事は、今までのセイレーン説は完全に

間違っていた事になるのである。その事実にメロディ・リズム・トリオたちは一様に驚いた。

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セイレーンの前に現れたキュアミューズ

 

※華麗なる連携

 

ドドリーはミューズが誰かなど、どうでもいいから今は戦う事に集中しろと説教した

メロディとリズムはその言葉に納得し、ミューズは一旦樹の上に移動し行方を見守る

楽譜ネガトーンはまたもや腕を伸ばし2人を絡め取ろうとするが、何度も同じ手に

 

嵌る2人ではない、ギリギリの所で回避し、伸びた腕を樹に巻きつかせる事に成功。

自分で絡まって動けなくなったネガトーンを見逃さす、メロディはリズムの腕を掴み

そのままリズムをネガトーンに投げつける。リズムは勢いを利用して、まるで

 

プロレスのようなドロップキックをネガトーンに喰らわせ、倒れこむネガトーン。

その隙を見逃さずメロディが前回同様にペルティエを2本に分離させ、ミラクルハート

アルペジオを楽譜ネガトーンに叩き込み、浄化することに成功した。

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リズムを投げるメロディ

 

※悲しい時は

 

 ハミィは音符を元に戻し、続いて思い出の楽譜を取ろうと駆け足で寄ると

エレンが放った衝撃波でバラバラに破けてしまった。そしてエレンは樹の上から

ハミィに対し、次こそはその楽譜と同じ目に遭わせてやると冷たい目で言い放つ。

 

ハミィはセイレーンを呼び止めるも、無視して去ってゆくエレン、トリオ、そして

キュアミューズ。落胆するハミィをメロディとリズムはただ後ろから見守るだけが

精一杯だった。場面は変わり響家のベランダでまだ落ち込んでいるハミィを

 

響は励まし、またいつか昔のセイレーンに戻ってくれるよ、と慰める。ハミィは

その言葉を聞きつつ、夜空に浮かぶ満月を悲しげ眺めた。そしてその同じ月を

セイレーンもまた、どういう心境か分からないが眺め続けるのであった。

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ハミィを励ます響

 

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セイレーン、月を眺めるその心境は・・

 

 

 ※あとがき

 

王子先輩の優しさを通して人の温もりに感化され、ハミィの必死の説得により

仲間になりかけたセイレーン。しかし不幸のメロディを歌う大事な歌姫でも

ある為にメフィストはそれを絶対に許さず、1度行ったであろう洗脳を繰り返す。

 

結局セイレーンは以前にも増してハミィやプリキュアを恨むようになり強烈な

憎悪を剥き出しにして襲いかかるようになってしまった。そしてキュアミューズ

セイレーンでない事がハッキリとして、益々誰がミューズなのか分からなくなる。

 

しかしセイレーンの態度があからさまに変わってもハミィはセイレーンを信じ続ける

そのハミィの愚直さを響や奏は戒めようとするが、こればかりは絶対に譲らないハミィ。

だがハミィとセイレーンが本当は親友であるという事を考えれば、意固地なハミィを

 

そこまで責めるのは良くない。例えば奏が悪にそそのかされ、響に対して悪意を

剥き出しにして攻撃してきたとしても、響は奏を信じ続けるであろうと考えられる。

絶対に奏を悪の道から外し、元に親友に戻ろうと必死に頑張り続けるはずだ。

 

ハミィは正にそのような状況に置かれており、セイレーンを必ず助け出そうと躍起に

なっている。だがその道はとても険しく、ハミィは更なる絶望を味わう羽目になる…

 

 

さてこの13話には当時、隠れた話題がありまして

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ベンチに座る響と奏とハミィです。

これを真ん中だけカットして繋げると・・アラ不思議!

 

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背景も上手に繋がり、響と奏だけの特別なベンチとなりました!

お互い頬が染まってたり、奏が上目遣いに変わってたりと細かい変更点も

見逃せませんw 何が言いたいのかって‥? さーてなんでしょうねぇ~

 

それでは14話で~ ノシ